基本情報
[台帳番号] | 232 |
[作品名] | 新渡戸稲造像 |
[作 家] | ** |
[設置年] | 1971年 |
[設置場所] | 北海道大学花木園 |
[所有者] | 札幌市緑化推進部 |
[材質・構造] | 本体材質 : ブロンズ 高**x横**x幅** (cm) 台座材質 : 花崗岩 (黒御影石) 高**x横**x幅** (cm) |
[写 真] | 1 仲野三郎(No**)、2 松原安男 |
[記 事] | 松原安男 |
以上、基本情報
[解 説] 《新渡戸稲造博士顕彰碑》 山本正道 1996
北大構内平成8年(1996)10月7日、北大創期120周年に際して、新渡戸稲造博士顕彰碑建立事業会(発起人代表堂垣内尚弘)から寄贈された。卒業生を中心とした数千人の篤志家の浄財が集まった。胸像の作者は山本正道。写真から立体肖像を制作する難しさを語っていたという。新渡戸稲造博士は札幌農学校第2期生で、直接にはクラークの教えを受けることはなかったが、同期生には内村鑑三、宮部金吾らの俊秀がいた。彼ら3人が、農学校卒業直前の明治14年(1881)7月9日、「清華亭」に集まり、〝われわれは社会に出たならば、それぞれの道は違おうとも、国のために一身を捧げ、信仰をまっとうしよう〟と誓い合ったといわれている。新渡戸は別の機会に、「われ太平洋の橋とならん」と述べ、やがて国際連盟事務局次長職に迎えられるほどの国際人となった。碑文には、直筆のサイン。因みに像の高さはクラークに敬意を表して、クラーク像より少し低めとか。 (松原安男)