札幌デジタル彫刻美術館   222 有島武郎邸跡の碑

基本情報

[台帳番号]222
[作品名]有島武郎邸跡の碑
[作 家]坂坦道
[設置年] 1995年
[設置場所]北12条西2丁目
[所有者]北海道大学経理部
[材質・構造] 本体材質 : ブロンズ   高80x横60x幅** (cm)
台座材質 : 花崗岩    高**x横**x幅** (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No602)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] 《有島武郎邸跡》 坂坦道1993 北12西3
有島武郎のブロンズレリーフ像の作者は坂坦道。
 有島武郎の没後70周年に当たる平成5年(1993年)10月に建立された。 カインの末裔」や、木田金次郎をモデルにしたといわれる「生まれ出ずる悩み」などの作品で知られる有島武郎は、札幌農学校を卒業後、外国留学を終えて明治42年、北大で英語を教える傍ら文筆活動を開始している。大正2年(1913年)8月、札幌永住を決心した武郎はマンサード屋根を持った洋風の10部屋もあるモダンな家を設計し、この場所に建てた。3男・行三が誕生し、家庭的に幸福な時期だったが、翌年の11月、安子夫人の療養のためこの地を去っている。後年この家は、武郎の長男・森雅之主演の映画「白痴」(監督黒澤明)のロケが行われたり、東区で北大「の学生寮に使われたりしていたが、現在は札幌芸術の森に移築保存されている。碑文は、安子夫人の死後、武郎がまとめた有島安子遺稿集「松むし」からとった日記の一節。碑文・題字の揮毫は、当時の大学総長広重力。   (松原安男)

222 有島武郎邸跡の碑・正面

写真・有島武郎邸跡の碑
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