札幌デジタル彫刻美術館   180 和処

基本情報

[台帳番号]180
[作品名]和処
[作 家]山本一也
[設置年]1971年
[設置場所]月寒中央通7丁目、月寒中央公園
[所有者]札幌市豊平区土木部
[材質・構造] 本体材質 : 白コンクリート
   高200x横300x幅** (cm)
台座材質 : 石     
   高**x横**x幅** (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No749)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] 《和處》山本一也 1958.11.1 「つきさっぷ中央公園」
 旧豊平町が、国道36号線の拡張工事と舗装工事の完成を記念して建立したもの。右側に「和處」と、当時の豊平町長本間義孝の揮毫になる旧漢字が刻まれている。「なごむところ」「わすところ」どちらにも読み取れる。工事完成に奔走したであろう建立者の願望が題名に込められているかのようだ。その下に「1級国道36号線月寒地区拡幅舗装竣工記念」とある。左側の彫刻部分は段違いに大きく作られ、白セメントのレリーフが取り付けられている。ツルハシを持って斜め右方を見あげるたくましき男性は苦難を乗り越えてきた豊平町開拓民の象徴であろうか。未来への成長を託すかのように若木を抱えて正面を見つめる女性をやさしく抱きよせている。なお、台座部分は当初のものから改造している。
 札幌出身の山本一也の作品。  (松原安男)

180 和処・正面

写真・和処
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