札幌デジタル彫刻美術館   175 永遠の像

基本情報

[台帳番号]175
[作品名]永遠の像
[作 家]竹中敏洋
[設置年]1962年
[設置場所]月寒西3条4丁目、月寒公園の池
[所有者]札幌市豊平区土木部
[材質・構造] 本体材質 : 白コンクリート
  高300x横193x幅117 (cm)
台座材質 : 石  
  高**x横**x幅** (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No744)、2 ****
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] 《永遠の像》 竹中敏洋 1961.5.1
 月寒公園 豊平町合併記念像建設期成会が、昭和36年(1961年)5月1日の札幌市との合併を記念して建立した、父祖3代にわたる群像。木株に腰を下ろした老父は、農業を基盤として発展してきた地域の開拓者を暗示するかのように斧を持ち、若者は悠然と木株の中央に直立する。未来を託す幼子を軽々と左肩に担ぎあげた女房は、たくましく健康的な肉体に恵まれている。4人のまなざしは共に遥かなる地平線を望み、旧豊平町を開拓した先人の偉業をたたえるとともに、永遠なる生命の継承を象徴したモニュマンである。高さ5㍍に及ぶ白セメント像。
 竹中敏洋の初期の代表作とも言える作品。像全体に痛みが目立ってきているのが惜しまれる。 夏期は周囲の樹木のため、像の視線の方向にある眺望が遮られる点が気にかかる。  (松原安男)

175 永遠の像・正面

写真・永遠の像
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