札幌デジタル彫刻美術館   120 レリーフ大地

基本情報

[台帳番号]120
[作品名]レリーフ大地
[作 家]本郷新、山内壮夫、佐藤忠良 (協同制作)
[設置年]1964年(昭和39年)8月18日 (道銀ビル落成日)
[設置場所]大通西4丁目、北海道銀行本店ロビー正面壁面
[所有者]北海道銀行
[材質・構造] 本体材質 : ポリエステル樹脂  高330x横4100x幅** (cm)
台座材質 : 花崗岩 (黒御影石) 高53x横80x幅72 (cm)
[写 真]1 仲野三郎(No)、2 松原安男
[記 事]松原安男

以上、基本情報

[解 説] * レリーフ「大地」
1.昭和39年新築の北海道銀行本店営業室は、1・2階吹き抜け部分の壁面を三方総ガラス張りとした。 残る1面はピルの強度の必要から強固な壁にしたが、この壁の上部(2階部分)の装飾として施工されたのがレリーフ「大地」である。
2.北海道の産業をテーマにした長さ41メートルの長大なレリーフは、その規模と素材、 北海道ゆかりの著名な彫刻家3名の協同制作という手法など、いずれもユニークなもで、 来店する顧客はもとより、ガラス越しに外部からも見通せる“隠れたアート”して、市民の目を楽しませている。
3.また、アートとしての役割のはか、ステンレス・アルミ・ガラス・大理石などに囲まれた営業室にあって、 彫刻の凹凸面が音声の反響を、暖色系の色調が建材の冷たさをそれぞれ和らげる役割も果たしている。
4.構想から構図の決定までに5・6ケ月を要した後、佐藤氏が10分の1に縮小した下絵を作成、 粘土彫刻の協同作業はこれを基にして本郷氏のアトリエで行われた。 レリーフは規模と重量を考慮して、約1メートル四方のポリエステル樹脂板93枚に分割して仕上げ たもので、 重量は銅の約13分の1と軽量ながら、ブロンズそのままの堅さと質感を持っている。
[記事] 株式会社北海道銀行 資料室

120 レリーフ大地・正面

写真・レリーフ大地
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