基本情報
[台帳番号] | 083 |
[作品名] | 湧水彫刻 |
[作 家] | 志水晴児 |
[設置年] | 1980年 |
[設置場所] | 北1条西13丁目、教育文化会館前庭 |
[所有者] | 札幌市教育文化会館 |
[材質・構造] | 本体材質 ; 花崗岩 高370x横217x幅185 (cm) 台座材質 ; 床コンクリート 高**x横**x幅** (cm) |
[写 真] | 1 仲野三郎(No699)、2 松原安男 |
[記 事] | 松原安男 |
以上、基本情報
[解 説] * 《083湧水彫刻》 1980
教育文化会館の辺り一帯は、シャクシコトニ川の水源の一つだったところで、清冽な水が絶えることなく湧き出ていた。さかのぼり終えた鮭から産み落とされた卵は、厳しい冬でもけっして凍ることのない湧水の産褥で稚魚にかえり、海へと旅たったことだろう。そのいわれを形に表現したのがこの作品。上の石の赤く塗られた球型のくりぬきは、鮭の卵をイメージし、そこからしたたり落ちる水は、シャクシコトニ川の水源をあらわしている。札幌市内では数少ない湧水彫刻の一つ。
志水晴児は、1928年東京に生まれ(2005逝去)、東京芸術大学彫刻科を卒業後、行動美術協会に参加。作品の傾向はこの作品で見られるように、石の野外彫刻を得意とし、1964年の東京オリンピックでは、屋内総合競技場玄関ホールに。
松原安男