他社様でお作りになったミニランドセルが劣化して当店にコーティングを依頼して来たもので、お作りになった時は大丈夫だったとのことでした。
☆すでにミニ化していて、ここからの裁断、縫製はできないので、劣化を止めるためこの状態のままで乾いては塗り、乾いては塗りというコーティング加工の作業を通常3回のところを劣化がひどいため6回行い、塗り固めました。(フタはちゃんと開きます)
出来上がってしまった品物にコーティングするのはより多くの時間がかかります。また、湿度の高い日は避けますので製作日数についてはご考慮お願い申し上げます。
ボロボロになってしまったミニランドセルのコーティング加工
劣化が始まっていればミニランドセルにしても確実に劣化は進行します。
「せっかく作ったのにヒビ割れしちゃった。どうしよう.......。」
ハーモニーはこのような方々のために他社様で作ったミニランドセルでも喜んでコーティング加工をさせていただいております。今までに沢山の劣化が進行してしまったミニランドセルをコーティングしてきました。
★ミニランドセルにしてから15年の歳月が流れ、
劣化4の状態になって当店に来たミニランドセル★
劣化5への進行はすぐです。ヒビがポロポロ剥げ落ちる割れになります。
傷みのひどくならない内に手当てすれば少しでも綺麗に保てます。
劣化の研究も24年目になり沢山の経験を積んできました。
劣化4から劣化5に進行してしまったミニランドセル(ベルトの付け根部分はすでに崩壊して剥げ落ち白くなっています。劣化はさらに進行して行きます。)
お兄様のミニランドセルは全体的に劣化5の状態で、フタのヘリ部分、身頃部分、マチ部分、背部分や肩ヒモの一部は
すでに崩壊して白くなっています。
、
“劣化はさらに進行して行きます。”
ミニランドセルにコーティングするための下塗り作業をしているところ(劣化5のランドセルは特に細心の注意を払って作業しています)
下塗り→中塗り→仕上げ塗りと進んで行き、必要に応じて最後に特殊フィルムコーティングします。★マチや身頃の白く剥げ落ちていた部分には黒の色を埋め見栄えを良くしました。
(上記に到着時コーティング前のミニランドセルの写真が有ります)
コーティング作業
★コーティングは、生地の材質や劣化の度合いなどによって資材の配合割合やコーティング方法が異なります。最適な方法を選んでコーティングしています★
★傷みのひどくならない内に手当てすれば少しでも綺麗に保てます。★
割れが始まり全体的に劣化4の状態になった9年目のミニランドセル
★ランドセルの色の分子は大きく、コーティング材料(特殊フィルム)の分子の間を通過できないため、色あせ(色落ち)がしにくい。ビンク、黄色、スカイブルーなど色の薄い生地には特に長期保存に有効です。★
商 品 | 商品番号 | 本体価格 | 10%税込価格 | |||
製品化した ミニランドセルのコーティング加工 |
T-3 | 7,593円 | 8,350円 |
★白く剥げ落ちていたフタのフチ部分には、コーティングして塗り固めた後、同色の腐らない塩化ビニール素材のテープを巻いて(ミニランドセルによってテープ巻きが不可能なミニランドセルも有ります。)フチを保護して丈夫にするとともに、白い部分を隠すことが出来て見栄えも良くなりました。
★本塗りを6回施し、更に傷みの大きい所(マチ、フタ、身頃、肩ヒモ、差込み)には特殊フィルムで包みコーティングして丈夫にしました。