日本の金工はその風土と文化に密接な関係を持ちながら伝承され発展してきました。
それらは技法によって大きく三つに分類されています。
金属を溶かして型に流し込む鋳金技法。
叩いて形状を作る鍛金技法。
それらの形に加飾を施す彫金技法。
各々の技法は長い年月と時代を反映しながら昇華し、進化してきたのです。
杢目金や一枚絞り技法等、金工技法を駆使して制作してきた作品を紹介します。
鍛金杢目金香炉 「亀」 2008 銅・真鍮・四分一・金・銀
技法:杢目金・変形絞り・象嵌 寸法:W120×H150×D120o
この作品は銀、銅、真鍮で作られた杢目金の一枚の板を、金鎚と
当て金で絞り翡翠部分を制作しました。金属の動きは、杢目金の
文様の変化に伴い視覚化されて、金属の可塑性を体感することが
できます。
News 2012 3月1日〜5日第68回金沢市工芸展 開催
場所は 金沢市名鉄エムザ8階です。
原 智 金工作品
Copyright (c) 2011 Satoshi Hara
※掲載作品のコピー・転用は固くお断りしております。
SATOSHI HARA WORKS