歓喜の歌

 喜びの歌ともいうが、小学校で習った歌だ。言わずと知れたベートーベンの第九交響楽の第四楽章から採ったものだ。
 この時期から年末にかけて、あちこちで第九を歌う会などが出来て、人を募集し年末公演に向けて練習会が始まる。私も30年ほど前に、もう壊されたが関内の社会教育センターに2、3年通った事があった。高校生から年寄りまで老若男女が参加していた。

 久しぶりにこの歌を歌う事になった。但し、ドイツ語でなくスペイン語でだ。
年末のフィエスタに向けてクラスで歌おうという事になった。最初にシェリト・リンドを歌おうという事になったのだが、昨年のフィエスタでは2グループが歌っていたから、もう一曲という事でこの歌になった。

 シェリト・リンドはメキシコの歌で日本でも良く知られている。曲は覚えているから、歌詞を覚えれば何とかなるかと思ったが、マリアッチのカラオケ音源を聞きながらリズムに乗って歌い出すのが思いのほか難しい。
一方歓喜の歌は、スペイン語ではImno de la glegría又はImno a la glegríaという。歓喜の歌か歓喜への歌くらいの違いだろうか。

 シェリト・リンドの音源は手近にあったが、Imno de la glegríaの音源はWEBで探して見つけた。歌詞付きの楽譜も何とか見つけたがチョット変だ。
喜びの歌なら「みーかわす…」の、みーかは3拍で歌う。ドイツ語歌詞なら「Alle Menchen」の、Aは3拍で歌う。息継ぎをする時間が無い大変な場所なのだが、Imno de la glegríaでは「en que」のenは2拍になっていてその前のsolの2拍を端折れば息継ぎも可能だ。

 楽譜通りに歌う音源も存在するのだが、上述の音源ではゆったりと始まる導入部分では3拍で、3番でテンポが上がったところでは、2拍で歌っている。何ともスペインらしくおおらかなと思った次第だ。で、我々は全編をゆったりと歌うから昔習った通りで、ドイツ風に3拍とした。こちらはア・カペラだ。 (2017/9/1)


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