学校寄席ご依頼の皆様へ

私のホームページから直接学校寄席をご依頼の学校関係者、PTAの方がここ近年大変に増えております。普通、学校寄席と言いますと、間に学校寄席企画業者さんが入り、私達芸人が選ばれ学校に行きます。寄席囃子や落語の歴史、また落語の仕草や太鼓の打ち方などを披露して、落語、紙切り、手品などを生徒さんに見て頂くのが普通です。しかし時には生徒さんに落語の面白さが伝わらず「しーん」と静まり返る事もあります。私も前座、二つ目時代、そんな学校寄席を何度か経験しました。

そこで「どうしたら落語の面白さが生徒さんに伝わるのか?」と考えました。また学校寄席を頼む学校関係者は「伝統芸能、古典芸能を生徒に知ってもらう」と言う名目で学校寄席を依頼します。しかし落語とは決して昔の伝統芸能ではなく楽しんで聞いてもらう今も続いている娯楽です。生徒さんに笑って楽しんでもらって初めて落語の奥深さがわかるのです。そこで一方的に落語を聞いてもらうのではなく、生徒さんに実際落語を演じてもらい「落語ってこんなに自由なんだ」「落語ってこんなに個性的なんだ」「自分で落語は考えるものなんだ」と知ってもらおうと思ったのです。しかし大勢の前で自ら落語を演じるために進んでステージに上がる生徒さんはおりません。そこで生徒さんがステージに上がる方法も考えました。そして見ている生徒さんには「見るマナー」そして「友達を応援する気持ち」も知ってもらう勉強もしてもらいます。では今までどんな感じでやっているのか写真をご覧ください。

こちらの写真は埼玉県明戸小学校で学校寄席をやった後、わざわざ児童さんの感想文をつづってもらったアルバムの表紙写真です。

高座の上に子供達が沢山上がり、先生と楽しそうに盛り上がっている雰囲気がわかるでしょうか?「あれ?俺が経験した学校寄席と違うぞ?」と思った人もいるでしょう。これは私がいかに子供たちが落語で喜んでもらうか?と考えた白鳥オリジナル学校寄席だからです。300近くの創作落語を作った私が真剣に「落語の面白さ」を伝えるために編み出しました。そしてなにより先生と児童が一緒に高座に上がる事により思い出が生まれるのです。そして上の写真の高座を見てください。体育館のマットを赤い布で覆っただけです。そこに普通の家庭の座布団を置きました。後はワイヤレスマイクだけ。これならどんな学校でも自分たちだけで準備出来ると思います。それでは児童さんの感想文を紹介しましょう。

この感想文の中に「6年生がめんをすう所の身振りと白鳥師匠のコミニケーションをする所が最高に笑いました」と書いてあります。これが大事なのです。ただ一方的に落語をするのではなく生徒、児童とコミニケーションを取る。だから生徒さんに高座に上がってもらい、同じ仲間が芸をする所をかたずを飲んで見る。ここでぐっと落語が身近になります。伝統とか古典と言う事から一番離れた落語家の私だから生み出す事だ出来ました。今度は埼玉県成田小学校の学校寄席写真です。こちらの高座も体育館のマットを3枚重ねて家庭の座布団を3つ並べました。

成田小学校は盛り上がりすぎて写真右下のように児童がステージにこんなに上がって来てしまいました。でも大丈夫。みんなで寿限無を合唱して大きな拍手を頂きました。いつも高座でアドリブをかましている私なので予期せぬ事が起きてもすぐに対処出来ます。決して子供たちのやる気をそいだり、嫌がっている子には無理にはさせません。そして気弱な子でも不思議なもので高座で芸をやると元気が出るのです。写真左上は校長先生と子供達が触れ合いながら小話をやっている写真です。それでは成田小学校感想文をご覧ください。

この児童さんは実際高座の上でお蕎麦を食べてもらいました。そして音を出すのが難しいと感じてくれたのです。ただ人がやっているのを見るだけじゃなくて経験する。そして簡単に出来ない事を知る。これがある意味、伝統を伝える事なのです。さあ、今度は鹿児島下山中学校の学校寄席写真をご覧ください。

高座に映っている落語家は林家彦いち師匠です。実は下山中学校の先生が以前勤務していた中学校に私が呼ばれました。この先生は立川談志師匠のファンになりYouTubeで落語の動画を見ているうちに私の「萩の月の由来」を見て、「これは面白い」となんとその動画をクラスの生徒さんにも見てもらい、「是非、うちの中学に来てほしい」とメールを頂きました。そしてその先生が下山中学校に移動して「今度は鹿児島出身の彦いち師匠と来てほしい」とメールを頂き訪れました。この写真で大事な事はまず生徒さんがステージに近いと言う事。700人の在校生がステージギリギリまで近寄ってもらいました。これが大事なのです。寄席は高座と客席が1.5メートル位しか離れていません。そして暗幕を閉めて寄席の客席の雰囲気を出しました。そして高座は体育館にあった箱を重ねてその上に柔道場の畳を2枚置きました。前にも書きましたが学校にあるものを使って出来る範囲で作ってもらえばいいのです。もちろん下山中学でも高座の上に生徒や先生が上がって一緒に小話やしぐさをやりました。大受けでした。ですので私以外に他の芸人さんも呼ぶ事が出来ます。私は落語協会所属ですからどんな芸人がいるか落語協会のホームページを見てください。落語家だけじゃなく紙切り、太神楽、手品と色々なジャンルの芸人さんがいますよ。でもさすがに人間国宝は恐れ多くてお呼び出来ません(笑い)

そして最後に去年2017年には大東文化大学の先生が私のファンで大学でも落語講義をしました。その写真をご覧ください。

ご覧ください。大講義室が学生さん一杯で足の踏み場もありません。映ってませんが床にも学生さんが沢山体育座りをしてました。そしてこの講義でも学生さんに高座に上がってもらい一緒に仕草なんかをして盛り上がりました。落語を始めて聞く学生さんばかりでしたが私の学生時代の苦労話からなぜ落語家になってそれからの不遇時代の話を真剣に聞いてくれました。

 

平成30622日、大阪国際大和田高校の先生が私の落語を聞いて直接メールを頂き「心の授業」として落語の面白さを伝えて来ました。最初は大人しかった生徒さんも先生の小噺で大受けになってくれました。

そして聞いていた500人の生徒さんも一緒に客席で落語の仕草なんかを熱演して盛り上がりましたよ。そして最後に「心の授業」で俺のリアル青春残酷物語を聞いてもらったよ。今がダメでも将来がダメなわけじゃない。夢を諦めない事が大事だと伝えました。

 

私は今まで幼稚園から大学まで数々の学校から「学校寄席をお願いします」を直接メールを頂いております。そして一番みなさんの気になっているのは「白鳥を頼んだらいくらなんだろう?」と言う事でしょう。これが難しくそれぞれの学校の予算があると思いますのでメールで「交通費別でこれだけしか出せません」とご相談ください。ちなみに私の落語一席の出演料は15万円〜となっております。

「ええ、そんなに予算が無いよ」と思うみなさんもいるでしょう。その場合こんな方法があります。先日、新潟の小学校から「交通費込で5万円しか出せないので他の落語家さんをご紹介ください」とメールが来たので信頼できる若手真打をご紹介しました。今、落語家は東京だけで900人もいます。実力があるのに仕事が無い若手真打が沢山います。そんな彼らにも子供達と触れ合って落語を広めてもらいたく学校寄席の仕事を紹介しております。都内で「1万円しかないので前座さんで良いから学校で落語をしてもらいたい」と言うご依頼もあったので私の弟子を派遣しました。とりあえず「学校で子供達に落語を知ってもらいたいがどうしよう?」と悩んだらメールください。