No.10 CHILI AND MACARONI




    さて、今回のMREは、メニューNo.10 CHILIANDMACARONIです。アラビアータっぽいソースのマカロニでしょうか?
   個人的に辛いトマトソースは大好きなんですが、保存形式がレトルトなので麺料理に関してはほとんど期待できないM
   REです。半ばの諦めと半ばの期待を抱えながら、パッケージを開封します。
    あと、今回のMREも、前回試食したものと同じく製造後7年経過と言うビンテージ物です。


 







【内容】
1:CHILI AND MACARONI (マカロニのチリソース)   
2:粉末ココア    3:パンケーキ    4:スナックブレッド    
5:アクセサリーパケット    6:ピーナッツバター    
7:加水式加熱剤    8:スプーン










【アクセサリーパケット】
1:ティーパック    2:粉末ミルク    3:塩    
4:ウェットティッシュ    5:タバスコ    6:砂糖
7:ティッシュペーパー    8:粒ガム    9:マッチ







 



    まずはメインのレトルトを加熱剤にセットしますが、今回の加熱剤はどうやらハズレくじらしく、水を注いでしばらく置い
   ても一向に反応する気配を見せません。前回試食したロットでは、7年ものにもかかわらず盛んに反応してくれたので
   すが…。
仕方ないのでストーブで湯煎してしまいましょう。
    飲み物は毎度おなじみの『粉末ココア』です。いやあ、これ美味しいんですよね。甘味が上品で香りに膨らみがあって。
   今日は気温が少々高めなので、少量の水で練り込むようにして粉末を溶かし、その後6オンス(約170ml)に合わせて完
   成です。


    アクセサリーパケットには『紅茶のティーパック』も入っていたので、これも冷水で水出しします。 ちなみに、メーカー
   はリプトンでした。


    『LEMONPOPPYSEED POUND CAKE』を開封。製造後かなり月日がたっているのに、まるで焼きたての様なバター
   の香りが漂ってくるのが嬉しいと言うか薄気味悪いと言うか…。
相変わらずかなり甘味がきついですが、しっとりした生
   地の口当たりとプチプチした芥子粒の歯触りが◎。これとココアを頂くと、どちらも甘いのに何故かスッキリした味わい
   に感じるのが不思議です。


    『スナックブレッド』は久しぶりです。相変わらず紙粘土っぽいというかフスマを齧っているみたいというか、独特のモソ
   モソした食感ですが、慣れるとこれが不思議に美味しく感じます。この、あるのか無いのか分からない程度のほんのり
   した甘味がいいですね。色んな意味で自己主張の激しい食品が肩を並べるMREの中では、この風味は貴重な存在と
   言えます。

    『ピーナッツバター』は、これも相変わらず濃厚な味わいで、すりおろしたピーナッツをひたすら煮詰めた様な感じです。
   口の中の水分が一気に持って行かれるのがつらいところですが。


    さて、メインの『CHILI AND MACARONI』が温まってきました。皿に空けてみると、おお、何だか随分美味しそうです。
   2p程にカットされた短いマカロニとパチンコ玉台の肉粒が、真っ赤なトマトソースにまみれて実に食欲をそそります。ま
   ずは一口。
    うん、やっぱりトマト風味のMREは美味しいです。トマトの酸味と甘み、牛肉の旨味が混然一体となり、これは大当た
   りと言えましょう。
マカロニ自体はふにゃふにゃですが、こればかりはどうしようもありませんね。というか、今回のはま
   だマシな方です。コシこそ皆無ですが、もっちりした食感がトマトソースに合っていますし。


    トマト味のMREは基本的にハズレ知らずですが、これは特に気に入りました。アクセサリーパケットに付属のタバス
   コ様
を振りかけると、グッと味が引き締まってさらに美味しくなりました。
    最後は残ったパウンドケーキと、『水出し紅茶』で締めます。



    MRE試食も16個目になると、流石に以前食べた事のある食品ばかりが目につくようになりますが、それでもメインデ
   ィッシュの美味しさには驚きました。

    並べてみると茶色一辺倒の地味なビジュアルではありますが、甘・辛・酸・旨のバランスが高次元で保たれた、実力の
   高いメニューでした。




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