まずはメインのレトルトパックを加水式加熱剤にセットしますが、どうも今ひとつ加熱の具合が良くありません。埒があき
そうに無いので、潔く湯煎で温める事にします。
その間に『CHOCOLATE DAIRYSHAKE』をスタンバイ。うーん、またこれか…。正直苦手な飲み物なので、何だか気が
重いなあ。取り敢えず開封して6オンス(約170ml)の水を入れ、しっかりと開封口を折り畳んで袋ごとシェイクします。途中
で手を離すと、もう目も当てられない事になるのは間違いないので、気を抜かずに60秒間ひたすらシェイクです。そしてカ
ップにあけますが、ああ、やっぱりこれなんですね。擂りおろし山芋みたいなどろどろのシェイクが出て来ました。
一つため息をついてから、とにかく一口。ううう、やっぱりこの、焼成前のクッキー生地を喉の奥に流し込んでいる様な不
快感がたまりません。甘いものが好きな人にはいいかもしれませんが、私にはキツイです。冷水を使えばまだましだった
かもしれませんが、室温の水を使用したせいですごく重たい口当り。まるで試合直後で汗だくのアニマル浜口に口移しで
飲まされている様な、1000人中1人位しか喜ばないテイストであります。
今回初めての『COOKIES W/PAN COATED CHOCOLATE DISKS』ですが、チョコディスク(?)をコーティングしたクッ
キ−?またしても甘味である事は間違いなさそうですが、チョコディスクってなんでしょう。
開封すると直径8pほどのクッキーが二枚出て来ましたが、どうやら極小粒なM&Mチョコみたいなのが練り込まれてい
る模様。へー、これをチョコディスクって言うんですね。知りませんでした。しかし見るからに甘そうで、これは食事にはなり
そうにありません。食後のおやつに取っておきましょう。
『CRACKERS』は、いつも通りのサクサクのクラッカー。やや粉っぽい口当たりも相変わらずで、僅かな塩味がホッとさせ
てくれます。
『GREPEJERRY』は、パッケージの中で固形分と水分が分離している事が多いので、あらかじめよく揉んでおきます。しか
しこれも凄まじい甘さですね。何と言うか、喉の奥がヒリヒリするような甘さです。ああ、なんかもう、今日はこれだけでしんど
くなってきました。
さて、そろそろメインの『BEEF STEW』が温まってまいりました。開封して皿に空けてみると、うん、見た目はなかなか美
味しそう。ホロホロに煮崩れた牛肉が沢山入っていて、ダイスカットのジャガイモとニンジン、グリーンピースがちらほら。し
かしこのジャガイモとニンジン、やけに小さいカットです。1p角というのはどうにも迫力に欠けます。まあMREの平べった
いレトルトパックに入れる事を考えると、これも止む無しでしょうか。
とにかく一口。うーん、かなりレトルト臭がありますが、マイルドな味わいで思ったよりもイケます。今ひとつパンチが足り
ない気もしますが、もの足りなければアクセサリーパケットに塩の小袋があるのでそれを足せばいいでしょう。
肉自体は脂肪っぽさは殆どなく、これだけだとちょっと気の抜けた様な味に感じますが、クラッカーと一緒に食べると結構
美味しいなあ。サクサクの口当たりと僅かな塩味が、今ひとつ力の無いビーフシチューの味とよく合います。
で、残ったクッキーですが、これがもう涙が出そうな位甘い!生地自体が激甘なのに、そこに気前よく入れられたチョコ
の甘味が加わって、何と言うかこう、幾らなんでもやり過ぎでしょう、これは(泣)。無理して食べているうち、胃の裏の背中
のあたりがどんどんどんどんどんどんどんどん辛くなってきました。
ややレトルト臭が気になるものの、メイン自体はそう悪くない出来でした。が、周りを固めるわき役陣が激甘揃いだった
ので、私にとってはかなり辛い試食でしたね。満腹感とはちょっと違う変な膨満感が夕方になっても消えず、何とも言えな
い不快感にその日一日悩まされてしまいました。
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