八尾駐屯地創立64周年中部方面航空隊創隊56周年記念行事

2018.10.21


       大阪府八尾市にて行われた、八尾駐屯地と中部方面航空隊の創立記念行事に参加してきました。八尾駐屯地
      には中部方面航空隊本部第3飛行隊駐屯地業務隊等の諸隊が駐屯し、中部方面隊の防衛警備区となる2府
      19県の人員物資の輸送や航空偵察、災害派遣等で活躍しています。
       当日は8時前に自宅を出発。八尾は自転車で行ける駐屯地ですし、今日は最前列ロープ際は狙わず駐屯地内
      をのんびり歩き回る予定
なので、ゆっくりなスタートです。長瀬川沿いに南下し、0830の開門ちょうどに
      八尾駐屯地着。隣接する駐車場からは長蛇の列が敷地内に続いています。はやる気分を抑えつつ、まずはペッ
      ットボトルの水を一口。一休みしてから列最後尾に並びます。

       手荷物検査をクリアして、久々の八尾駐屯地へ。敷地内にも長い行列が出来ていましたが、こちらは戦車と
      CH-47輸送ヘリの体験試乗の抽選ですね。
       エプロン際では装備品の展示が行われていました。まずはエンジンカッターチェーンソーエアジャッキ
      等をひとまとめにした人命救助システム一式。この展示は他の駐屯地でもお馴染みですが、関西の防災の航空
      輸送拠点
となるここ八尾駐屯地で見ると、また重みが違って感じられます。

       続いては航空気象装置を搭載した高機動車や携帯用航法支援装置航空気象装置の情報車。空港設備のない
      場所まで航空機を誘導したり、現地での気象観測を行うための装備品です。いかにも陸自の航空部隊らしいシ
      ブめのラインナップ。他には03式中距離地対空誘導弾の発射装置89式小銃01式軽対戦車誘導弾等が
      展示されてありました。
       式典会場の方へ歩いて行くと、流石にロープ際最前列はどこも埋まっていました。芝生の向こうには沢山の
      ヘリコプター
がずらりと並び、式典の開始を静かに待っています。それにしてもこのだだっ広い空!つくづく
      八尾に来た気がします。先々週の伊丹の空も広かったですが、八尾はなおさらだなあ。

       その後は納入業者用の駐車場に設けられた屋台広場へと移動。どれも外部業者の屋台ですが、前回来た時よ
      りも内容が充実してますね。たこ焼き焼きそばフライドポテト串焼き唐揚げビール&おつまみ
      き芋
フランクフルトとなかなかの品揃え。

       ん?よく見るとフランクフルトの屋台、明らかに業者さんではない雰囲気です。テントの中の人は全員短髪
      の若い男性、スリムなジャージ姿にどこか商売っ気のない雰囲気・・・隊員さんの屋台かな?
       なんとなくホッとした気分で一本購入。売り子の人に、ここは自衛隊の屋台ですかと尋ねてみると、
       「いやあ、その、まあ、自衛隊ではないっていうか・・・」
       とお茶を濁されました。しかしテント内にあるOD塗装が剥げかかったコンテナやポリバケツ、そして物品
      管理タグらしきシールが貼ってある折り畳み椅子
。そもそも物腰が商売人のそれとは全く違います。どう見て
      も隊員さんの屋台でしょう。

       しかしどうしてあんな曖昧な否定だったのか。表立って隊員さんの屋台とは言いづらい特段の事情があった
      のでしょうか。気にはなりますが、あまり突っ込まない方がよさそうかな?表面がパリパリカリカリに焼けた
      香ばしいフランクフルト
を平らげると、少しお腹が落ち着きました。

       隊員募集テントの前では大阪地本のマスコットまもる君が、ヘリパイ姿で子供達に愛嬌を振りまいています。
      次々に記念撮影をせがまれて、相変わらず人気者だなあ。
       屋上にプロペラ機を載せた広報展示室に向かいますが、太平洋戦争当時の防空指揮所を改装したインパクト
      抜群の建物だけあって、この時間から長蛇の列。中は人で一杯なんだろうなあ。また後で様子を見に来るとし
      ましょう。

       おお、来賓として招かれた佐藤正久参議院議員が、見学者から握手攻めにあっています。その一人一人に笑
      顔で丁寧に対応する元イラクのヒゲ隊長ですが、私も期待しています。頑張って頂きたいですね。
       その後は厚生センターへ。入口には駐屯地内各クラブの新入部員募集ポスターが掲示されてありましたが、
      格闘倶楽部のこれ
はなんなんでしょうか。ぴちぴちのビキニぱんつに手をかけた筋肉ムキムキのおっさんに、
      すっごい笑顔で『いい汗かこうぜ!』とか言われましても・・・。八尾駐屯地格闘倶楽部は、本当に格闘技習
      得を目的とした倶楽部なんだろうか・・・。

       お尻を抑えながら後ずさりしたい気分ですが、そういう危険極まる状況を想定すると、なおの事格闘技の重
      要性
も身に染みて理解できるというもの。なんという直球かつ回りくどいポスターなんだ。
       その後は文化展へ。私好きなんですよね、駐屯地創立記念行事の文化展って。預かった作品の管理が大変な
      のか、最近は行われない事もあるのがちょっと残念ですが。
       隊員さんやご家族、地域の皆さんの書画写真工芸品工作盆栽生け花等が沢山展示してありますが、
      駐屯地によってこのあたりの展示基準はバラバラなのか、中にはガンダムのプラモデルがあったり入隊前の仕
      事(歯科技工士?)で作った入れ歯があったり、凄いところでは〇〇〇があったりと、ある意味その駐屯地の
      カオス度合いが伺える
のが面白いんですよねえ。

       今回はその中から中部方面航空隊野整備隊の法兼2等陸士の書『前進』を、一方的にS.A.S大賞に選ば
      せて頂きました。前進という力強い言葉に似合わない、なんだか自信のなさそうな筆使いが実に味わい深い。
       2等陸士といえばまだ二十歳そこそこ。様々に思い悩み、葛藤を乗り越えた末に入隊されたと思いますが、
      これまで気楽に過ごしてきた一般社会とは全く異なる毎日。果たしてこれでよかったのか・・・と心が揺れた
      り、弱気になったり自信を失ったりした事も一度や二度ではないでしょう。しかしそれでも自分が決めた道
      最後はしっかり前に進んでやるんだ!と言いたげな『進』の後半の前のめりな崩れ方に、大きく心を揺さぶら
      れました。

       自衛隊という厳しい職場でに揉まれ仕事に揉まれ、果たして10年後の法兼2士はどんな書を書いてくれ
      るだろうか・・・
そこに大きな期待をかけての選出です。頑張れ法兼2士!
       続いては人でいっぱいになってる売店に立ち寄りますが、特にこれといった糧食ネタはなし。ちなみに普通
      科の駐屯地の売店にデカいカップ麺が並んでいるとなんとも頼もしい気分になる私ですが、八尾駐屯地ではカ
      ップ麺よりもブタメンの方が目立っていたのがちょっとカワイイなあ(笑)。やっぱり普通科ほど体は動かさ
      ないのか。いや、むしろ普通科の体の動かし方がおかしいレベルなんだろうなあ。
       その後は厚生センターを出て式典会場の方へ・・・あれ?広報展示室前の行列が消えていますよ。おお、今
      がチャンス。

       いかにも大戦中に実際に使用された防空指揮所らしく、いつ見てもコンクリのゴツさに驚かされます。厚さ
      60~70cmはありそう
。ただ、流石による年波には勝てないのか、あちこちかなり風化が進んでいます。
      特に今年は地震だの台風だのあったからなあ。これも現存する貴重な戦争遺跡の一つですが、内部立ち入り禁
      止になる日はそう遠くないかも。
       山中に打ち棄てられた廃墟の様な外観とは裏腹に、室内はすっきり綺麗な内装。私としては外観同様のテイ
      ストを生かしてほしかったところですが(笑)。

       昭和初期に発足した阪神飛行学校から旧陸軍の管理下にあった大正空港時代、そして現在の八尾空港と八尾
      駐屯地
に至るまでの成り立ちや中部方面隊の歴史地域との関り旧軍時代の資料、平成七年に発生した阪神
      淡路大震災で八尾駐屯地が果たした役割
などが分かりやすく纏められていますが、中でも特に目を引いたのが
      『命のタイヤ』
       2015年に八尾駐屯地所属のOH-1観測ヘリがエンジントラブルを起こして和歌山県白浜沖に不時着水
      
した際、操縦士はこのタイヤを救命浮環代わりに岸まで泳ぎ着いて生還したとの事。いかに南国和歌山とは言
      え、2月の海は冷たかっただろうなあ。まさに命を救ったタイヤです。

       また旧軍時代、航空機を隠すための掩体壕が空港の周囲にいくつも作られたそうですが、そのうち1つが今
      なお現存するとの事。地図もあるので是非見に行ってみたいところですが、画像から察するに普通に私有地の
      中っぽい
ですね。これでは見学は無理か。
       その後は正門方向へ。ヘリコプターの格納庫前は立ち入り禁止でがらんとしていますが、一面のコンクリ広
      場
低い山並みとにかくだだっ広い空・・・普段の八尾駐屯地の休日は、こんなしんとした雰囲気なのでし
      ょう。

       会場に戻ると、既に式典は始まっていました。観閲段には国旗が登壇。ここからでは見えませんが、整列し
      た部隊は捧げ銃(ささげつつ)を執り行っています。会場西端に移動すると、巡閲を行う観閲官の姿が辛うじ
      て見えました。

       その後に行われる観閲飛行のために、ヘリのエンジンは一斉に始動。しばらくの間爆音が鳴り響いたのちに、
      前方の人垣越しに沢山のヘリが一斉に離陸しました。OH-6D観測ヘリ×1機、UH-1J多用途ヘリ×9
      機、AH-1S対戦車ヘリコブラ×3機、そしてCH-47輸送ヘリ×1機の総勢14機による、威風堂々の
      編隊飛行
です。
       いやあ、さすがに航空基地の飛行展示は迫力ありますね。低空でのホバリングのあと、西の空に向けて整然
      と飛び立って行きました。

       以上で記念式典は終了。続いて近隣の富田林高校バトン部によるバトン演技、中部方面音楽隊による音楽演
      奏、第3偵察隊によるオートバイドリル、八尾駐屯地の隊員さんによるラッパ演奏が披露されました。残念な
      がら私がいる場所からは全然見えませんでしたが・・・(笑)。
       さらに寸劇仕立ての格闘訓練展示が行われ、明野駐屯地からやってきた第5対戦車ヘリコプター隊による
      ヤテJr.の機動飛行展示
も始まりました。AH-1S対戦車ヘリコブラを模した原付バイク部隊の愉快なシ
      ョーですね。
       ハヤテイリュージョン、ハヤテトルネード、ハヤテスパイラル、ハヤテスラロームと次々と大技を披露して
      いるみたいですが、うーん、やっぱり最前列確保した方がよかったか(笑)。
       隊員さんの手作り感満点のアトラクションに会場から大きな拍手が送られましたが、予算不足のしわ寄せか
      放送機材の充実には程遠く、ナレーター役の女性自衛官の
       「出ました!ハヤテシューティングスター2!ツー!ツー!ツー!…!
       という健気なセルフリバーブが涙もの。それにしても明野のヘリパイは、ミサイルや機関銃を撃つ際に自分
      で勝手につけた技名
を叫んでいるんでしょうか。そんな第5対戦車ヘリコプター隊であってほしいなあ。

       その後は先ほど飛び立って行った14機の航空観閲部隊が、東の方向から上空を通過。青空にぶちまけた黒
      ゴマみたいだったヘリが徐々に大きくなり、爆音をあげて頭上を通過。少しモヤってる上にモロ逆光ですが、
      申し分のない観閲飛行日和です。

       続いてOH-6D観測ヘリによる機動飛行展示が披露されました。軽快俊敏な運動性能を生かして上空狭し
      と飛び回るOH-6D観測ヘリですが、全国の同型機が次々と退役していく中、このOH-6D観測ヘリが機
      動飛行展示を行うのもこれが最後
との事。そうか、見慣れた八尾の空飛ぶタマゴもいよいよ見納めか。これま
      でよく頑張ったなあ。

       その後はUH-1J多用途ヘリによる救難展示。モロ逆光のお陰で完全に黒潰れですが、機体側面のカーゴ
      ドアから救助ホイストに吊り下がった救難員がロープ降下開始。無事地上に降り立った救難員は要救助者の状
      態を確認して担架に固定。上空のヘリに合図を送って機内へと引き上げられて行きます。
       無事要救助者を収容したUH-1J多用途ヘリは、ゆっくりとその場で180度回頭。ローターブレードの
      位置は変わらないのにその下にある機体だけがくるりと回転する様子は、なんだか不思議な光景。大型艦艇の
      出入港を支援する曳船みたいだなあ。不思議な面白さがありますね、回転翼機って。

       さらにヘリコプターによる空中消火展示が始まりました。消防車が入れない地形で火災が発生した際に、
      空から鎮火
させる作業です。
       機体下部に600Lもの水が入ったバスケットを吊り下げたUH-1J多用途ヘリが2機やってきて、会場
      正面でぐるりとターン。何でもない様に見えますが、ちょっとした横風でバスケットが振り子の如く揺れる為、
      かなり繊細かつ高度な操縦技術が求められそう。ましてや火災現場の上空では、地上からの上昇気流が機体を
      相当煽るはず。ベテランパイロットでも冷や汗ものなんだろうなあ。

       ゆっくりゆっくり、慎重に・・・火災現場直前までやってきたUH-1J多用途ヘリは、通過のタイミング
      を見計らって一気に放水開始。消し損ねた残り火は2機目がとどめを刺し、以上で空中消火展示は終了。パチ
      パチパチ。

       ここで先程のOH-6D観測ヘリが戻ってきて、再び機動飛行展示を開始。急降下からの急上昇、軽量な機
      体をぶん回すその様子は、普段の生活の中で目にする報道関係や警察、自治体のヘリとはまるで違う異次元の
      動き
。最後は会場上空を大きく旋回し、OH-6D観測ヘリはすべてやり切った表情で去って行きました。

       ふと見ると、左手にあった消防救難倉庫の上に何人もの隊員さんが集まって、OH-6D観測ヘリを見守っ
      ていました。もしかして、あのOHの整備を行っていた隊員さん達かな?
       退役までまだ少し時間は残っているとは言え、手塩にかけて面倒を見た自分のヘリコプターの最後の晴れ姿
      さぞかし感慨深い事でしょう。沢山の見学者と爽やかな秋晴れに恵まれて本当によかったなあ。

       以上で機動飛行展示は終了。続いては戦闘訓練展示が始まります。まずは上空にAH-1S対戦車ヘリコブ
      ラ
がやってきて、先程のOH-6D観測ヘリとは比べ物にならないアグレッシブな機動を披露。まるで黒いカ
      マボコ板が暴風の中に舞っている感じ
です・・・が、この表現では迫力がいまいち伝わらないか(笑)。

       ぎゅいんぎゅいんと上空狭しと暴れまわったAH-1S対戦車ヘリコブラは、今度は低空でホバリングしつ
      つ機首下部の20mm機関砲をグリグリと動かして、地上に展開している敵対抗部隊の陣地に攻撃開始。会場
      のあちこちからカッコイイ!の声が上がりますが、狙われてる方は生きた心地がしないだろうなあ。
       戦争遺跡を探して分け入った舞鶴の某山中で、スズメバチに目の前でカチカチやられた時を思い出してしま
      いました(笑)。血の気が引くとはあの事であります。

       その隙を突いてレンジャー隊員を載せたUH-1J多用途ヘリが低空で進入してきて、ロープ伝いに4名の
      レンジャーが一斉に降下

       さらにもう一機のUH-1J多用途ヘリがやってきて、あとに続くヘリボーン部隊の作戦行動を支援すべく
      ドアガンによる機銃掃射
を開始・・・ですが、残念ながら私の前にはたくさんの見学者がいて、その後式典会
      場で何が行われていたのか全く見えず
。まあこれはしかたありません。

       人の後頭部ばかり撮影しても仕方がないのでカメラを降ろしますが、カメラのレンズを通さない訓練展示は
      空砲発射音が思っていた以上に大きかった
事に毎度のことながら驚かされます。こんなデカい発砲音だったん
      だなあ。撮影に集中するあまり、聴覚情報のかなりの部分がカットされている模様です。つまり、戦闘訓練展
      示はカメラを使わない方が生の迫力を味わえる
という事ですね。

       そんな事を考えているうちに、ドカンドカンと空砲撃ちまくりの戦闘訓練展示は終了。たまにはいいもんで
      す、音だけの見学も
。式典会場のあちこちで隊員さんによる後片付けが始まりました。
       96式装輪装甲車の上では、隊員さんが12.7mm重機関銃砲身を分解中。架台から外された機関部
      車体後部のハッチから車内に収容されていましたが、毎日体を鍛えてる隊員さんでも重そうに運んでいるのが
      印象的。機関部だけでいったい何kgあるんだろう。鉄の塊みたいなもんですからねえ。

       その後は地上展示の準備が整った会場に、クマバチみたいなCH-47輸送ヘリが着陸。UH-1J多用途
      ヘリ
、さらにAH-1S対戦車ヘリコブラも続々とやってきましたが、回転翼機は上空高くにいるよりも、地
      上スレスレを低空飛行している方が独特の浮遊感が強調されますね。移動に合わせてゆっくりと動くコンクリ
      ート地面の影
、そして排気の高熱にゆらめく背後の工場群も実に絵になります。

       さて、このあたりで私は撤収。やっぱり航空基地は青空が相応しい・・・と納得しつつ、八尾駐屯地を後に
      しました。

       以上で2018年のイベント参加は終了です。楽しみにしていた11月の福知山や宇治駐屯地創立記念行事
      は行く事が叶わず、阪神基地隊のウィンターフェスタの情報もなく・・・ずいぶんと消化不良気味な終盤戦と
      なりました。いくつかの遠征計画もポシャってしまいましたし、なかなかままなりませんねえ(泣)。
       とは言え春先の呉江田島行きや新潟県高田駐屯地への遠征、夏は和歌山港の護衛艦いずも一般公開と、イベ
      ント参加数は少ないながらも実りのある一年でありました。
       しばしのオフを挟んで2019年のイベントシーズンが始まりますが、当S.A.S開設10周年にあたる節
      目の年でもありますし、これまで訪れる事の叶わなかった遠方のイベントにも積極的に足を運びたいと思いま
      す。しばらくは発表が滞っている海自レトルトカレー日本海食堂の更新が中心となりますが、お手すきの時
      にでもご笑覧頂ければ幸いです。
       まだ少し早いですが、それでは皆様よいお年をお迎えください




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