舞鶴地方隊サマーフェスタ2017

2017.07.29


       京都府舞鶴市にて行われた、舞鶴地方隊サマーフェスタに参加してきました。当日は0500に自宅を出発、
      吹田JCTから中国道、舞鶴道とひた走ります。途中の西紀SAに立ち寄ると、駐車場の片隅にいた87式偵
      察警戒車
が、たまたま移動中だった大勢のリトルリーグの子供達に襲われているのを発見(笑)。おそらく舞
      鶴サマーフェスタでの車両展示の為に移動途中と思われますが、見張りの隊員さんは記念撮影に応じるので大
      忙し
。朝から大変だなあ(笑)。
       その後は舞鶴東ICから一般道へ。駐車場に指定された赤レンガパークに車を預ける前に前島埠頭へ立ち寄
      ります。雲が低く垂れこめた東舞鶴港、目の前の北吸桟橋には補給艦ましゅう護衛艦ひゅうが、その後方に
      はあきづき型護衛艦の姿も見えますね。今回はかなりの大物を揃えてきた舞鶴サマーフェスタですが、護衛艦
      まつゆき
の姿が見えないのがちょっと残念・・・。

       しばし前島埠頭の風景を堪能して、駐車場となる赤レンガパークへ移動。それにしてもこの時間からものす
      ごい開門待ち
です。その一方で、やはり舞鶴まで来ると蝉の鳴き声が実に穏やかなのがいい感じ。ひぐらしと
      カナカナゼミかな?大阪に多いクマゼミの暴力的な鳴き声に比べると、涼しさすら憶えます。
       その後は富山県からやってきたSAA水兵さんと合流し、徒歩で造船所側の入口へ移動。赤れんがパーク側
      の入口に比べて随分空いています。こちらの方が曳船の体験航海受付が近いとの事で、楽しみだなあ。
       0845、開門待ちの行列が動き始めました。敷地内での手荷物検査をクリアして、いざ桟橋へ。おおお、
      目
の前には曳船YT02とYT05!ここは桟橋の西端にあたりますが、照明灯に邪魔されず停泊中の艦艇を
      撮影できる
のが有り難いなあ。反対側の東端は巨大な補給艦ましゅうが目の前に来るので、構図に照明灯が被
      ってしまうんですよねえ。

       対岸のジャパンマリンユナイテッド岸壁で補修作業が行われているのは、DD151護衛艦あさぎり。砲塔
      やレーダー類が取り外され、かなり大掛かりなメンテナンスが行われている模様です。
       ここで曳船の体験航海チケットの配布を待ちつつ、SAA水兵さんと作戦会議。彼はグッズ、私はカレー
      いう事で売店は外せませんが、停泊中の護衛艦ふゆづきが公開されるなら、やはりそちらを優先したいところ。
      とりあえず曳船の上からふゆづきを確認し、一般公開が行われているならふゆづき優先、行われていなければ
      売店へ直行、というプランで合意します。

       その後チケットの配布が始まり、無事第一便を確保。もともと曳船大好きな私ですが、最近は体験航海のチ
      ャンスも絶えて久しいので、これは嬉しいなあ。すぐに受付にて必要事項を記入し、ライフジャケットを受け
      取ります。しかしこのライフジャケットがかなり窮屈で、まるでソーセージになった気分(笑)。おまけに
      気性ゼロ
なので蒸し暑くて仕方ありません。それでも万が一を考えると、命には代えられません
       そして0930、曳船YT02に乗り込みます。まずは艦橋・・・というか操舵室に上がってみると、おお、
      室内は淡いグリーンで塗装され全周が窓になっているので、非常に開放的な雰囲気。大型艦の出入港作業を支
      援する都合上天井回りの一部にも窓があり、この明るさは掃海艇の艦橋以上です。

       操舵装置はごくシンプルで、いかにも仕事人のフネという印象。こんなものでその場回頭とか出来るんです
      ねえ。壁面には小さな神棚が祀ってありましたが、ほほう、曳船にもあったんだ、艦内神社。船体に合わせた
      可愛らしいサイズですが、これよりもさらに小さな水船油船にもあるんでしょうか。
       天井部には、国際信号旗を丸めて入れておく棚がありました。なんかエアコンのルーバーみたい。小さな船
      は、ちょっとしたものの収納場所を作るのも大変なんだろうなあ。途中で曳船に関する説明が始まりましたが、
      なんとこの曳船、満タンまで給油すれば東京-サイパン間を楽々往復できるとの事。小さな体で大きな船を押
      しまくるパワフルさばかりが印象的な曳船ですが、意外なほど燃費もいい模様

       そして桟橋に繋がっていた舫綱が放たれ、YT02は出港。鮮やかにその場でターンを決め、東舞鶴港をゆ
      っくりと進み始めました。
       まずはDE232護衛艦せんだいの横を通過。ドック入り前なのか船体のあちこちにが浮いていて、日々
      の厳しい航海が偲ばれます。すらりと伸びた前甲板には76mm単装速射砲がちんまりと収まっていますが、
      本来はあの真後ろに、こないだ護衛艦かがで見たSeaRAMが搭載されるはずだったんだよなあ。

       続いて見えて来たのが、DD118護衛艦ふゆづきDDH181護衛艦ひゅうがAOE425補給艦ま
      しゅう
。うーん、護衛艦ふゆづきも基準排水量5000㌧を超える立派な艦ですが、ひゅうがやましゅうと並
      ぶと流石に小さく見えます。甲板上には見学者がいるので、どうやら一般公開は行われているみたいですね。
      あとで見に行かないと。

       そのふゆづきの目の前にいるのが、DDH181護衛艦ひゅうが。いずも型護衛艦にサイズで抜かれはした
      ものの、やっぱりすごい存在感を放っています。高層ビルが横倒しになったみたい。甲板上では乗組員が帽振
      れ
で見送ってくれていますが、ほんと豆粒みたいにしか見えませんし。

       艦隊の長期行動を下支えするAOE425補給艦ましゅうの脇を通過したところで、YT02は増速。長々
      と航跡を引きつつ、舞鶴湾を快調に進み始めました。いやあ、この体験航海の潮風。やっぱり気持ちいいなあ。

       第4術科学校防火訓練施設舞鶴航空基地を右に左に眺めるコースを進んだ先にいたのが、DD130護
      衛艦まつゆき
。桟橋に姿が見えないと思ったら、こんなところで沖留めになっていたのか。ゆき型護衛艦の中
      で唯一未乗艦なのがこのまつゆきだけに、今日は一般公開を期待してやってきたのですが、流石にこれでは乗
      艦出来そうにありません。
       乗組員の多くが上陸中なのか、まつゆきの甲板には人の気配は無し。ゆき型護衛艦も数が少なくなってきた
      だけに、薄曇りの空の下ポツンと浮かんでいる静まり返ったまつゆきを見ていると、なんだか用廃処分後に
      体
を待つだけの姿に見えて来るのが切ないなあ。

       同じく体験航海を行っていた機動船とランデブーしたのちに、YT02はクレインブリッジ手前で回頭。再
      びまつゆきの隣を通って帰路につきます。北吸桟橋に差し掛かったYT02は、出港時とは逆の順番でましゅ
      う、ひゅうが、ふゆづき、せんだいの横をゆっくりと通過。ここからの角度は、曳船からでないと撮影できま
      せんからねえ。眼福眼福
       桟橋に滑り込むように接岸したYT02に舷梯がかけられ、短くも楽しかった体験航海は終了。いやあ、暑
      かったけど乗る事ができてよかったなあ。

       その後は桟橋に展示された陸自車両を見て回り、目の前に停泊していたDE232護衛艦せんだいへ。残念
      ながら艦内の公開はありませんでしたが、艦尾の守りを一手に引き受けるファランクス、そこから一段高い場
      所に交差して配置されたハープーン、艦中央部のアスロック発射機丸い煙突、やけにすっきりした前甲板と、
      なかなかに渋い味わいを持った艦です。
       埠頭に設置されたテントの中では、艦内に搭載されているエンジンや発電機、可変ピッチプロペラ、各種制
      御装置等の説明がピクルス王子によって分かりやすく解説され、76mm単装速射砲の訓練弾も展示中。
       あと、よく見ると護衛艦せんだいのマスコットであるカッパちゃんについても解説されていました。実は
      ラッパというちゃんとした名前
があり、艦名を頂いた川内川に住む妖怪をモチーフにしたそうです。あまりの
      カワイさ故に、普段グッズ類にはあまり興味を示さない私にすらTシャツを買わせてしまったカッパちゃん
      すが、実は妖怪だったんですね。

       ちなみに対艦ミサイルを抱え込んでいる彼ですが、よく見ると『きゅうりに非ず』との注意書きが。成程、
      確かにキュウリに見えますね(笑)。いっそ搭載したハープーンを濃緑色に塗装してはどうでしょうか(笑)。
       その護衛艦せんだいの前に停泊しているのが、DDH118護衛艦ふゆづき。あきづき型護衛艦4番艦、就
      役してまだ間もないピカピカの新鋭艦であります。一般公開の行列はかなりの長さですが、よく見ると艦橋に
      も見学者が上がっていますよ!これは少々時間がかかっても、艦橋まで上がらないと!とSAA水兵さんと盛
      り上がります。

       それにしても、流石に基準排水量5050㌧。でかいなあ。先週見た護衛艦たかなみと同じ位ですが、見た
      目は一回り位大きく感じます。四角の隅を面取りした独特の形状の格納庫が、ステルス能力の高さの証なんだ
      ろうなあ。艦橋とは独立させる形で格納庫上部に配置した2セットの射撃指揮装置も、効率性を追求した上で
      の設計なのでしょう。
       面で構成された紙工作みたいな艦橋、多種多様なレーダー類をシンプルに纏めたマスト・・・ゆき型きり型
      とは一線を画した、いかにも新時代の匂いを漂わせる最新鋭護衛艦です。

       その後もうしばらく待ってから、跳ね上げ扉式の舷門を通って護衛艦ふゆづきに乗艦。薄暗い艦内通路を進
      んだ先にあったのが、三連装短魚雷発射管です。使用時は扉を引きあげて発射口を外に向ける仕組みですが、
      他の艦では風通しのいい舷側通路にむき出しになっているので、屋根つきの暗い舷側通路にいるあきづき方の
      三連装短魚雷発射管は、いまいち伸び伸びと育っていない日蔭者的な印象(笑)。もっとも、コンディション
      を保つという意味では、雨風や波しぶきをかぶらなくていい分こちらの方が理想的ですが・・・。
       その後方にあったのが、自走式デコイランチャー。航行中の艦艇に似た音波を発しながら水中を航走する事
      で敵の魚雷の狙いを狂わせる、一種のおとりです。あきづき型護衛艦から採用された新装備ですが、妙にゴテ
      ゴテした重いデザインが昭和テイストというか、先祖返りした様なセンスがたまらないなあ。

       艦橋構造物に覆われた舷側通路を抜けると、煙突部との境目に出ました。ここから艦外部のラッタル伝いに
      艦橋に上がりますが、周囲には荷物の搬入の為の大型クレーン90式艦対艦誘導弾があってなかなか賑やか。
      そして上の方の分かりづらい場所に設置してあるのが、先程の自走式デコイランチャーとともにこの護衛艦ふ
      ゆづきを魚雷攻撃から守っているFAJ(投射式ジャマーランチャー)です。

       こちらはあくまで自走せず、海面に浮かんだ状態で強力な妨害電波を発し続ける事で敵の魚雷の音響センサ
      ーを狂わせ、目標を失探させる防御兵器です。手順としてはまずこのFAJが妨害電波を撒き散らして敵の魚
      雷の目をくらませ
、その隙に自走式デコイが目標を失った魚雷を誘い出し、艦から遠く離れたところまで引き
      離してから誤爆させる・・・という役割分担。随分と複雑な仕組みに思えますが、現在の誘導魚雷は超お利口
      さん
なので、これぐらいやらないと騙されてくれないんだろうなあ。

       そこからラッタルを一層分上がったところには、内火艇の揚げ降ろしを行うダビッドフレームがありました。
      しかし肝心の内火艇を海面に降ろしてある所為で、やけに風通しがよくスカスカした印象。洋上では乗組員の
      バス代わりになったり訓練魚雷を回収したり荷物を運んだりと、八面六臂の活躍を見せる内火艇ですが、こう
      いったイベントでは万が一の落水者に備えたり、会場警備の為に控えているんですね。
       そこからさらに一層上がった甲板にあったのが、チャフ発射装置。上空に大量の細かいアルミ片を撒き散ら
      して金属の雲を作り出し、接近してくる対艦ミサイルのセンサーにエラーを発生させる防御兵器です。

       ちなみに今回展示してあるのは発射機のみで、状況に応じてチャフ以外にもIR弾(燃焼体を打ち上げる事
      でミサイルの熱源センサーを狂わせる)や電波妨害弾(空中で妨害電波を発生させ、ミサイルの電波センサー
      を狂わせる)を発射できるとの事。
       その上の甲板、初めて上がった護衛艦ふゆづきの右ウイングです。おお、艦橋真下のファランクスVLS
      62口径5インチ砲が一直線に見渡せますね。

       それにしても、この角度から見ても実に不思議な形状だなあ、62口径5インチ砲の砲塔部。面と面のコン
      トラスト
しかないので、昔の古臭いCG画像を見ているみたい。後頭骨と側頭骨、頭頂骨の繋ぎ目っぽくもあ
      るので、頭蓋骨を真後ろからみている気もしてきます
       その前方に聳え立っている護衛艦ひゅうがの艦尾ですが、残念ながら遥か手前でクローズされ、艦尾の際ま
      では行けない模様。あの場所からならふゆづきの前甲板を真正面から見降ろす形で撮影できるかも・・・と、
      SAA水兵さんと盛りあがっていたのですが・・・。

       その後は艦橋へ。U字型にラウンドした艦橋は、艦の大きさに比べると随分と手狭な印象。とは言え、液晶
      マルチモニター
タッチパネル類を多用し、密度が濃いのにすっきりした印象になっているのは、流石に現代
      の最新鋭艦。天井から突き出した伝声管も見当たりませんし。
       ここで目に留まったのが、窓フレーム下部に貼り付けられた『官品愛護 動揺で落下します!双眼鏡は定所
      に格納』
という注意書き。手前の台に双眼鏡を置きっ放しにして、落っことして壊した人がいたのかな(笑)。

       ちなみに官品愛護とは、税金で賄われた官級品は大事に使いましょうという自衛官の基本原則で、転じて自
      分の子供の事を『官品娘』『官品息子』と称する場合もあります。また休日の家族サービスを怠ったパパ隊員
      に対しても、
       「ばかもん!官品愛護の精神に欠けているぞ!」
       という風にも使ったりするとか(笑)。
       その後は艦橋後部のラッタルを降りて艦内へ。通路の一角には、他国海軍の艦艇と交流した際に贈られた
      念の盾
が掲示されていましたが、昨年3月に就役したばかりの新鋭艦なのでまだ数が少ないのが初々しいなあ。
      
この手の盾って年々小型化している気がしますが、やっぱり置き場所に困る所為か・・・。
       その中にあって、小さい盾3つ分位のスペースを平気で取っている米海軍の空母セオドア・ルーズヴェルト
      の無神経さ
が際立ちますが、よく見たらこれ飛行甲板の形を模しているんですね。なら仕方ないかも(笑)。
       その後は前甲板に出ました。おお、真横にあるのはVLS。甲板の傾斜がキツイので、尻あがりな形状にな
      っています。

       その前に聳え立っているのが、62口径5インチ砲。ステルス性の高いカクカクデザインな砲塔は、何度見
      ても現実感が薄いなあ。ちなみにこの5インチ砲は米国製のものを日本国内でライセンス生産しているので、
      米海軍が保有している5インチ砲弾は全て共用できるとの事。
       その砲塔の後から見上げた、護衛艦ふゆづきの艦橋。おでこに絆創膏を貼ったモアイの頭部をつまんで引き
      伸ばした様な一種独特の風貌
には、最初のうちは違和感を覚えましたが、慣れてみるとこれはこれでなかなか
      の男前・・・
いや、艦は女性扱いだから女前というべきか・・・。

       平面構成に傾斜をつけた、いかにも第2世代汎用護衛艦の最先端にいるスタイル。艦橋真下にファランクス
      を配置したのはむらさめ型護衛艦からの踏襲ですが、台座の傾斜がより寝かせた角度になっているのが、むら
      さめ型→たかなみ型→あきづき型への進化の足跡ですね。

       その後は左舷の艦内舷側通路へ。右舷にあった自走式デコイランチャーがこちらには見られないのが残念で
      したが、厳しい予算の制約を考慮すると、これもやむを得ない措置か・・・。デコイの航走深度が喫水よりも
      深い事を考えれば大した問題ではありませんが、それでもデコイに誘い出された魚雷が艦底部をすり抜けてい
      く瞬間
は、さぞかしヒヤヒヤものに違いありません。
       その左舷の艦内舷側通路を抜けたところ、ボースンチェアに座っていたのが、護衛艦ふゆづきの誇る溺者救
      助訓練のお人形みゆきちゃん!
歴代先任伍長の名前や似顔絵を描かれる事が多い(海に放り込む時に気分がい
      いから?)このお人形、過去にはアンパンマンそっくりのものも見ましたが、流石に女の子の顔が描かれてい
      るものは初めて見ました。傍にいた隊員さんにその由来について訊ねてみると、

       「さあ・・・多分ふざけて適当に描いたんじゃないですかねえ(笑)」
       との事。これも最先端の、海自ミリタリーカルチャーの一端・・・。そのうちこんな雑なお人形ではなく、
      等身大の美少女水着フィギュアを使ってやるようになるかもしれないなあ。ちょっと楽しそうな光景を想像し
      てしまいました(笑)。

       その後は艦橋構造物と煙突の隙間を抜けて右舷へ。こんなところの壁面にもちゃんと傾斜がかかっていて、
      なんだか戦争遺跡を求めて山奥の谷底を歩いている気分です。
       そして辿り着いた格納庫。二組のベアトラップの軌条が走る甲板は、先週見た護衛艦たかなみのものとほぼ
      同じ印象。

       LSOの脇にあったボラードに8の字で巻きつけられた舫綱が、程良く傷んでいます。就役したばかりの頃
      は青白く光っていたであろう新品の舫綱も、幾度も繰り返された出入港作業の中で、乗組員とともにすっかり
      こなれた感じ
。ある意味これこそが護衛艦ふゆづきの今を象徴していると言えるでしょう。以上で護衛艦ふゆ
      づきの見学は終了。上甲板だけでなく艦橋にも上がれましたし、いい一般公開でありました。

       その後は北吸正門脇の売店にて、海上自衛隊缶入りカレーシリーズ『護衛艦ちびしまカレー』を発見(笑)。
      ちびしまって、艦観式の時に出て来るというアレですね(笑)。実在する護衛艦ではありませんが、まあシャ
      レとしてレポするのはS.A.Sでは十分にアリ
でしょう。予備を含めて2個購入です。
       その後は少し離れたところにある舞鶴航空基地行きのシャトルバス乗り場へ。北吸桟橋の屋台群に寄る時間
      はありませんでしたが、まあ航空基地にも何かあるでしょう。
       という訳で、第23航空隊が住まう舞鶴航空基地に到着。こっちに来るのは2年ぶりですが、やっぱり人は
      少ないなあ。もっとも、今が一番暑い時間帯なので、陽射しを避けて格納庫にいる人が多いのかも。

       その格納庫の裏手には、海自カレーの屋台が出ていました。見るからに業者さんの屋台ですが、最近はどこ
      もこんな感じですよねえ。以前は隊員さんお手製のカレー屋台が出ていたんだよなあ・・・と懐かしがりつつ、
      行列に並びます。
       彩り屋という舞鶴市内の仕出し弁当屋さんの出店による屋台の様ですが、ん?この彩り屋さん、基地内の委
      託食堂も運営している会社
なんですね。それならあながち関係のない業者とも言えないか。海自カレー濃度が、
      一気に40%ぐらい上昇
しました(笑)。

       で、550円払って受領した海自カレー。滑走路に着陸しようとするSH-60KのA4ポスターもついて
      いて、自カレー濃度はさらに10%UP。これは期待できるかもしれませんよ。さっそく一口。
       ほほう、押さえるべきところをきちんと押さえた、日本のカレーライスの見本のようなカレーライスです。
      具は豚肉、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ。やっぱりこの、ジャガイモが入っているのがじんわり嬉しいな
      
あ。
       部隊それぞれの特徴、個性、工夫の多様性が海自カレーの魅力であり奥深さですが、それでも時には基本中
      の基本というべき伝統的なカレーに立ち返る事で、いちカレー者としての自分の座標軸を正すべきでしょう。
       いわば、昔では考えられなかった素晴らしいエロ動画をネットで漁りつつも、時には中学生時代の自分に立
      ち返り、古き良きエロ本のバックナンバーをしみじみと読み返してみる様なもの・・・とは全然違うな。何言
      ってんだ俺

       話を戻してこのカレー、万人に受け入れられるスタンダードな味わいながらも結構スパイシーで、今日みた
      いな暑い夏の日にはぴったり。そのぶん小さな子供にはちょっとキツイ気もしますが、普段の日常とは別世界
      の自衛隊の航空基地で食べる、大人の世界の大人のカレー。ちょっと背伸びしてみたい年頃のキッズ達には、
      この辛さもいい思い出になるでしょう。
       と、ここで目の前に異様な屋台を発見。うわあああああああ、なんじゃこりゃああああ!レトルトの自衛隊
      カレーが山積み
になってます!!!!!
       木星の強大な引力に捕獲されたシューメーカー・レヴィ第9彗星の如く加速しながら屋台に突入すると、こ
      れがもうあるわあるわ、 海自カレーだけで全13種!掃海艇えのしまカレー!試験艦あすかカレー!護衛艦
      くらまカレー!
なんなんだこの屋台!もしかして俺の為に出店したのか!?(笑)

       いやあ、このラインナップは大したものですねえ!と興奮を隠せないでいると、店員さんはちょっと嬉しそ
      う。はろうきてぃよこすか海軍カレーという変なものも混じってますが、半分ぐらいは食べた事のないカレー
      です。
       巨大な金鉱を発見した山師の様な気分で、鼻息荒く未入手のカレーを2つずつ購入。7種類×2で合計14
      箱、いい年してレトルトカレーに9000円近い散財であります(笑)。
       「レトルトカレー大人買いする人って、初めて見た・・・」
       とSAA水兵さんは呆れ顔ですが(笑)、店員さんは私の入れ込みっぷりに感銘を受けたのか、箱が傷まな
      い様にわざわざ袋を2つに分けて渡してくれました。食べた後のパッケージも大切に保存したい海軍自衛隊レ
      トルトカレーマニアとしては、なによりの心遣いです。
       いやあ嬉しい!舞鶴まで来てよかった!歓喜の絶頂にいる私をさらに煽る様に、
       「9月は阪神基地隊でも出店するんですよ、築城基地や他のカレーも沢山持ち込みますよ!」
       と店員さん。そうか、9月も何かイベントやるのか阪神基地隊。これは是が非でも参加しないとなあ。

       ずっしりと重くなったリュックを肩にホクホク顔で歩いていると、第23飛行隊庁舎の前でなにやら隊員さ
      ん達がダンスを開始。へー、かなりサマになっているというか、動きがばっちり合ってるなあ。よく見ると
      構な幹部
も混じっていますが、ただでさえ忙しいのにみんな揃って一生懸命練習したのか・・・その様子を想
      像すると、なんとも微笑ましいですね(笑)。
       その後は炎天下のエプロンへ。あれっ、陸自から参加のAH-1S対戦車ヘリコブラのコックピットに見学
      者が座っていますよ。あんなところまで公開しているのか、ちょっと見に行ってみましょう。

       まずは後の操縦士席から。おおお、この真正面にずらりと並んだアナログメーター、座席周りを埋めたトグ
      ルスイッチ
ヒューズの類・・・堪らない味わいです。そしてパイロットを守るゴツい防弾板の横には、航空
      安全の小さなお守りが。私物の持ち込みは制限される筈ですが、これだけは別なんでしょうね。パイロットの
      ご家族が持たせたのか、整備士の人達が準備したのか。

       座席はクッションが効いていて、意外と座り心地はよさそう。戦闘機ほど激しい機動は行わないにしても、
      シートベルトで体を固定すると圧迫感は相当キツイんだろうなあ。

       続いては前の射手席。こちらはフロアから生えた操縦桿や目の前のHUDが無い分すっきりした印象で、ま
      るで顕微鏡で何かを観察している様な感じ。

       また、機体側面のパネルを開放してエンジンも展示してありましたが、隔壁部に幾つか補修痕はあるものの、
      エンジン自体は新品に換装した様にキレイな状態。飛行の度に、入念かつ地道な整備作業が行われるのでしょ
      う。
       ちなみにこのAH-1S対戦車ヘリコブラ、隊員さんの間ではなんて呼ばれてるんだろう。やっぱりそのも
      のズバリでコブラですか?と傍にいた隊員さんに訊ねてみると、
       「はい、普段はAH(えーえいち)とか1S(わんえす)って呼んでます。意外とコブラという名前で呼ぶ
      事はないですねえ(笑)」

       との事。そうか、割と記号的なんですね。OH-6Dみたいに、見た目からレモンとかカワイイ名前で呼ん
      でるのかと思ってましたが(笑)。
       「えっ、余所ではレモンって呼ばれてるんですか、OH(笑)。それは初耳です(笑)。きっとごく一部だ
      けでウケて定着したあだ名なんでしょうねえ(笑)」

       正直私にはタマゴにしか見えませんけど(笑)。
       「ですよねえ、私も最初はタマゴみたいだなって思いました(笑)」

       さて、そろそろ展示飛行が始まる頃合いです。エプロン最前列に向かいますが、これがもう気分がいい位に
      スカスカ。よその航空祭もこんな感じだったらいいのに・・・と、勝手な事を思ってしまいますね(笑)。
       そして始まった展示飛行。まずはSH-60Kのスクランブル発進です。日本近海で所属不明の潜水艦が探
      知 されたとの一報が入り、すぐに現場に急行すべく搭乗員整備士がSH-60Kに走り寄りますが、運悪く
      警備の隊員さんが真正面
に来てしまい、まともな撮影にならず。とほほ。しかしこの隊員さん、いい場所で見
      てるなあ(笑)。

       その後、なぜか一人だけ遅れてウェットスーツ姿の救難員がやってきましたが、俺を忘れて行かないで~的
      なネタ
だったのかな?
       整備士達がてきぱきとチェック作業を進める中、まず左側のエンジンがスタート。続いて右側にも火が入り、
      SH-60Kはバタバタバタとローターブレードの回転音を鳴り響かせながら前進開始。緊迫感が高まる瞬間
      
ですが、バブルウインドウ内ではソナー員がニコニコ顔で手を振っていて、ちょっと拍子抜け(笑)

       そしてSH-60Kは、10㌧を超す機体重量を感じさせない軽やかな動きで、ふわりと離陸。爆音を上げ
      ながら西の空へと飛び去って行きました。しばらくして戻ってきたSH-60Kは、様々な飛行展示を披露
      戦闘機とは異なるゆったりとした浮遊感ですが、本気を出せば新幹線といい勝負をするという韋駄天ぶりが頼
      もしい。
       続いては、滑走路に取り残された遭難者を救出する救難展示。遭難者を発見したSH-60Kは、上空一点
      に留まるホバリングを開始。開け放たれたカーゴドアからは、救助ホイストに吊り下げられた救難員がするす
      ると降りて来ました。

       無事地上に降り立った救難員はすかさず遭難者の怪我の有無を確認し、助けに来たからもう大丈夫だよ!
      抱き締めた背中をポンポンと叩いています。そして吊り輪に遭難者の上半身を固定して、ヘリに合図を送って
      収容作業を開始。
       ちなみにこのホバリングによる救出作業ですが、操縦席にいるパイロットからは地上の様子は見えない為、
      救助ホイストを操る隊員が機内から細かく指示出し、巨大なヘリを上空の一点に静止させています。指示の
      出し方が悪いと機体が前後左右にふらついてしまい、吊り下げられた2人も危険に晒されます。パイロットや
      救難員だけではなく、機内にいる乗組員全員の息が合わないと成り立たない、非常に危険な一瞬

       最後は救難員がへそを使って機内に遭難者を押し込むように収容し、以上で救難展示は終了。幸いのほほん
      とした舞鶴の晴天の下
での展示でしたが、実際の救助の現場ではこれが荒れ狂う嵐の海だったり、吹雪で視界
      が効かない冬山
だったりするんだろうなあ。そういった極限状況下で、人命救助の為に毎日命を削っている隊
      員さんの姿
を目にする事はまずありませんが、こういったイベントでの展示をきっかけに、見に来た人達が
      めて色んな事を考えるきっかけ
になって欲しいものです。

       その後は先程のSH-60Kが戻ってきて、再び様々な機動飛行を披露します。ホバリングの状態からバッ
      ク
したり、機体をゆっくりと揺さぶりながら右に左に横滑りさせていく様子は、見ているこっちが酔ってしま
      いそうな異様な動き。普段上空を飛んでいる普通のヘリからは想像もできない機動に、ヘリってこんな動きも
      出来たんだ・・・
と唖然としてしまった初参加時を思い出しました。

       全ての飛行プログラムを終えたSH-60Kは、まるで何事もなかったかの様にエレガントに着陸。滑走路
      東端からウォッシュラックに入って派手にシャワーを浴び始めます。機体に付着した塩分を洗い流す為のウォ
      ッシュラックですが、これって後でタオルか何かで拭き上げるのかな?今の季節はすぐに自然乾燥しますが、
      冬場は放っておいたら凍りつきそうな土地柄ですけど・・・と傍にいた隊員さんに聞いてみます。
       「基本的にウォッシュラックの後は自然乾燥ですね。機体をキレイにする訳ではなく、塩分落としが目的で
      すから。確かに冬場はかなり気温は下がりますが、凍ったら困るところにはちゃんとヒーターがあるので問題
      ないですね。車のフロントガラスの凍結防止装置みたいなものです(笑)」


       との事。あと、別の隊員さんにも質問です。このSH-60Kも定期的に洗いをかけるそうですが、これだ
      けデカイと大変なんでしょうねえ。

       「ええ、皆で寄ってたかってまる洗いしますよ(笑)。洗った後は確かにキレイなんですけど、それでも一
      回飛んだら
すっっっっっぐに汚れちゃうんですよ!もうっ!って感じです(笑)」
       ニコニコ顔で教えてくれた隊員さんが、途中でいきなりモロに感情を出していたのにはちょっと笑ってしま
      いました(笑)。苦労してピカピカになるまで洗ったのに、排気であっという間に汚れて帰ってきた機体を見
      ては、
       「ああっ、もうっ!!」
       って皆で地団駄踏んでるんだろうなあ(笑)。排気がクリーンな、地球と隊員さんに優しいエコなジェット
      エンジン
の開発が待たれます。

       暑さを避けて格納庫に逃げ込むと、そこにはブレードテイルローターを外し、エンジン変速機まで降ろ
      したSH-60Kが展示されてありました。うーん、作りかけの巨大なプラモデルみたい。これだけ巨大な機
      体を、こんな小さなエンジンふたつで飛ばしているのですから、考えてみればすごい話だなあ。

       そして機内天井部に入るこの変速機。2つのジェットエンジンから供給されるトルクを90度曲げながら1
      つにまとめ合わせ、さらに90度曲げてメインローターに伝達している訳です。片方だけで2145馬力、
      計4290馬力ものパワーを、この変速機で受け止めているのか・・・。

       その隣に置いてあったのが、分解した4枚のメインローターテイルローター。おおお、メインローターで
      かいな!機体についている時よりも、降ろした時の方が大きく感じます
       と、ここでエプロンから大きな拍手が。先程の飛行展示でSH-60Kに乗り込んでいた隊員さん達が降り
      て来た模様です。観客からの拍手に対し、ちょっと照れた表情でうつむき加減に手を振り返しているのが、い
      かにも海自の航空要員だなあ。これが空自のパイロットなら、もっと拍手慣れした雰囲気ですが(笑)。

       その後は地上展示のSH-60Kを見に行きます。おお、開放したカーゴドアに74式機関銃が取り付けら
      れていますよ。間近で見たのは初めてです。予算的な問題があったのか、1機のみという少しさびしい飛行展
      示
ではありましたが、先程のAH-1S対戦車ヘリコブラのコックピット公開といいSH-60Kのドアガン
      披露
といい、限られた条件下で頑張ってますね、第23飛行隊。
       舞鶴航空基地の見学は以上で終了。シャトルバスに乗り込んで、再び北吸桟橋へと戻ります。バスから降り
      ると、ん?なんだこの行列は。ああ、航空基地から戻ってきた場合も、再度手荷物検査を受けてないといけな
      いんですね。面倒と言えば面倒ですが、これはむしろかけて当然の手間でしょう。

       という訳で私の番。レトルトカレーでいっぱいになったリュックの中を見て、目が点になる女性自衛官。い
      やまあ、会場で販売していたものなので何の問題もありませんが、これは確かに怪しまれても仕方ない・・・
       「これ、全部カレーですか・・・」
       「えっ、ああ、はい、カレー・・・です」

       ううう、なぜかパンツの中を見られたみたいな恥ずかしさ(泣)キレンジャーかよ!って思われてたんだ
      ろうなあ・・・。SAA水兵さんに笑われつつ、護衛艦ひゅうがに向かいます。
       もう午後遅い時間とあって、ひゅうが艦内は閑散としていました。防火シャッターで区切られた2区画の格
      納庫は、やはりいずも型護衛艦の3区画格納庫に比べると手狭に感じます。しかしこの護衛艦ひゅうがを狭く
      感じる時がくるとは・・・。色んな意味で感慨深いなあ。

       前甲板側のインボードエレベーターに乗り込んで、ひさしぶりのひゅうがの飛行甲板へ。底出迎えてくれた
      のがこの2人、ミスト爺デトロイト巡査です。なんなんだこの2人は(笑)。レトルトカレーでパンパンに
      なった私のリュックよりも100万倍は怪しいんですけど・・・。海自は私の手荷物を検査する前に、この2
      人をどうにかした方がいい
と思います(笑)。
       ミスト爺は見学者にミストシャワーを浴びせて涼を振り撒いていますが、風体が風体だけにとても普通の真
      水とは思えません(笑)
。私も浴びせて貰いましたが、大丈夫なのかこれ・・・。そしてこの、先程からニヤ
      ニヤ顔でつっ立ったままのデトロイト巡査
は一体・・・。見せて貰った制服も、なんかこれ本物っぽいんです
      けど・・・と聞いてみると、
       「私物です(笑)!」
       との事でした。うーん・・・(笑)。

       甲板の前には補給艦ましゅうの後ろ姿が見えますが、意外とガードが固く本日は非公開。甲板と艦内を合わ
      せて相当な収容人数が見込めるので、混雑緩和の意味からも公開してほしかったなあ。
       ここで傍にいた隊員さんに、護衛艦ひゅうがのニックネームについて聞いてみます。
       「ええ、ありますよ。オーシャンビーナスっていうんです」
       海の女神とは、これまた随分可憐な名前だなあ。確かに他のDDやDDGに比べて固定武装の少ない艦では
      ありますが、SH-60を何機も洋上で長期運用できる時点で、十分強烈な潜水艦ハンターなんですよね。
       ここで甲板の隅に停めてあった放水車が、放水展示を行うとの事。防火服に身を固めた隊員さんが
       「風が少しありますので、前にいる方は水を被るかも知れませーん!一応真水を使っていますが!」
       との事。気温が高いのでむしろ有り難い位ですが、カメラだけは守らないと。

       という訳で始まった放水展示。ノズルから勢いよく真水がほとばしった途端に細かい霧雨が頭上に降り注ぎ、
      カメラを抱えた人達が蜘蛛の子を散らすように逃げまどいます。もちろん私もその一人(笑)。
       続いて飛行甲板の後側へ。残念ながら最後端はクローズされていて、護衛艦ふゆづきを俯瞰で眺める事が出
      来る絶好のポジションは確保できず。それにしても、この位置だとまるでふゆづきが身を隠しながらひゅうが
      の甲板を覗いているみたい。女湯のデバガメというか、塀の向こうの覗き魔的な雰囲気を漂わせているのが
      んともトホホだなあ。進水式を見守ったこの思い入れのある護衛艦ふゆづきを、まるで変態みたいにしやがっ
      て・・・
。ちょうど旗竿に絡んだ自衛艦旗を直しに隊員さんが駆け寄ったので、扉画像に使わせて貰いましょ
      う(笑)。

       以上で護衛艦ひゅうがの見学を終了。時刻は15時を回り、屋台広場は殆ど店じまい状態。舞鶴カレーグラ
      ンプリ的なイベント
もあった模様ですが、結局屋台まで追い切れませんでした。まったく、内容が充実しすぎ
      ているのも困りもの
であります。
       いつもは訓練支援艦ひうちが停泊している場所に、今日はPG824ミサイル艇はやぶさがいました。ここ
      でSAA水兵さんが、
       「あれっ、ミサイル積んでいませんね」
       ほほう、これは珍しい。対艦ミサイルなしのミサイル艇って初めて見ました。トンカツ抜きのカツカレー
      いうか、でんでん太鼓なしの江頭2:50というか・・・。

       最後は駐車場越しに護衛艦ひゅうがの全景を撮影し、1530に北吸桟橋を撤収。途中敷地内にある赤レン
      ガ倉庫
を撮影していると、警備の隊員さんが色々と詳しく教えてくれました。すごいな、ここまで赤レンガ倉
      庫について熱く語れる隊員さんは初めて見ました
。古い建物や遺構が好きな3人で、しばし赤レンガトーク
      華が咲きます。ちなみにこの倉庫、建物どころか使用されている窓ガラスの類も殆ど明治時代のものだとか。
      やっぱり味わい深いなあ。

       その後は北吸隧道マリンボウル裏の地中倉庫を見学し、赤レンガパーク駐車場に戻る頃には北吸桟橋から
      蛍の光が流れて来ました。いやー、結局ほぼ時間いっぱい見て回りましたね。海自レトルトカレーの大漁もさ
      ることながら、やっぱり護衛艦ふゆづきをじっくり見ることが出来たのが一番でした。
       さて、この後は明日行われる伏木港での護衛艦おおなみ一般公開に備えて、一気に富山県まで移動です。先
      週の敦賀港ではなぜか公開されなかった護衛艦おおなみ、半ば意地になってのものすごい寄り道ですが、ええ
      い、行けるところまで行っちゃえ!と、富山県に向けて北陸道をひた走りる私でありました。




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