中部方面隊創隊53周年記念行事

2013.10.13



        兵庫県伊丹市に所在する伊丹駐屯地で行われた、中部方面隊の創隊記念行事に参加して来ました。中
       部方面隊は北陸・中部・近畿・中国・四国にまたがる2府19県の防衛警備を担任しており、本州の半分近
       くをカバーしています。
        その方面隊司令部が置かれた伊丹駐屯地には第36普通科連隊が駐屯し、すぐ近くにある千僧駐屯地
       には第3師団司令部が置かれているため、この一帯はまさに西日本の陸自の中枢とも言うべき非常に濃
       いエリアを形成しています。
        突然ですが、前夜の私の睡眠時間は3時間。伊丹独特の充実した屋台を楽しむべく、朝食抜きどころか
       昨夜の夕食もごく軽めにしてしまった
ので、空腹のあまり夜中の3時に目が覚めてしまったのでした(笑)。そ
       れにしても40を過ぎてるのにこんな事してるおっさんって、世間的にはどうなんだろう・・・。眠気空腹感
       苛まれつつ、ナンガパルバットの8000m地点を無酸素単独で通過するラインホルト・メスナーの様な歩みで
       JR伊丹駅に到着です。
        市営バスに乗って総監部前で下車しますが、うおお、なんなんだこの行列は・・・。西門前から駐屯地の外
       周道路をぐるりと回り、開門待ちの列が遥か彼方まで続いています。最後尾まで数えてみると、なんと200
       人
近い人数。今年は何処の駐屯地もこんな感じですが、うーん、今日もちょっと大変そうだなあ・・・。


        その後はしばらく時間をつぶし、定刻通り0900に開門。手荷物検査の行列でかなり時間をロスしましたが、
       式典会場南側の最前列を無事確保。一般用のスタンド席でもよかったのですが、今日は初心に帰るという
       意味で、伊丹初参加の時と同じポジションを選択しました。光線状態は極めて良好ですが、訓練展示の車
       両の配置や警備の隊員さんの立ち位置によっては殆ど撮影にならない事もあるという、ギャンブル性の高
       いポジショニングです。まあ始まってみないと分からないので、今日は出たとこまかせだなあ。
        それにしても伊丹駐屯地は毎年晴天に恵まれますね。雲ひとつない秋の抜ける様な高い空が、実にいい
       感じであります。


        さて、とりあえず場所は確保しました。さっそく屋台へ向かいましょう。西日本各地の駐屯地からやってき
       た屋台が並ぶ桜通り。端から端までずらりと屋台で埋まり、今年も壮観ですね。既にあちこちからいい匂い
       が漂ってきて、目眩がしそうです(笑)。まずは地元伊丹36普連5中隊から参加の焼きそばから行ってみま
       しょう。
        出てきた焼きそばは低価格に合わせた小盛りなサイズですが、あれこれ種類をたくさん食べたい私には
       実に有難いボリューム。味はソース、豚肉、キャベツ、紅ショウガのどれ一つとして突出していない、実に高
       い次元でバランスのとれた見事な出来栄え
です。いやー、やっぱり伊丹は焼きそばのレベルが高いなあ。


        上々の滑り出しに気をよくしつつ、こちらも地元伊丹の中部方面情報隊から出店のイカ焼きの屋台へ突入。
       ゲソと胴がありましたが、せっかくだから高い方の胴いっときましょう。甘辛醤油をたっぷり浴びて焦げたイカ
       が不味い訳もなく、この串で齧りつく快感も屋台ならでは。


        続いては、三重県久居駐屯地から参加の伊勢うどん。うーん、この極太&ヤワヤワの奇妙なうどんが、濃
       厚甘辛醤油とよく合うのが不思議だなあ。初めて食べた時は、ちょっと何なのこれ・・・と思った伊勢うどんで
       すが、慣れるとヤミツキになりますね。
        よく見ると屋台には伊勢神宮のポスターが沢山貼られ、売り子の女性も『宮沼連合』と書かれたハッピを着
       ています。もしかして伊勢神宮の人なのかと思いましたが、実は雰囲気作りのためにハッピだけ借りてきた
       女性自衛官
でした。芸が細かいなあ。この全国各地から集まった物産展的な魅力も、伊丹ならではでしょう。


        よし、勢いに乗ってもう一品。愛媛県松山駐屯地から、瀬戸内海を越えてやってきた伊予名物じゃこカツ
       これは伊丹に来るたびに毎年食べているのですが、本当においしいんですよね。トゲトゲに揚がった衣に齧
       り付くと、中からは滑らかな小魚すり身のフクフクとした口当たりとともに、海の恵みそのものの様な旨味
       溢れ出してきます。混ぜ込まれたタマネギ、ニンジン、ゴボウの歯ごたえと香りもよろしく、塩加減も丁度いい
       塩梅。
        このままで十分美味しいのですが、ソースをかけるとビールにも合いそうだなあ。うーん、来年は何とか段
       取りをつけて、松山駐屯地にも遠征したいものです。


        いやあ流石にお腹いっぱい。例のトウモロコシは、午後から頂く事にしましょう。
        その後は千僧駐屯地の第3特殊武器防護隊グッズ愛知県春日井駐屯地のサボテン屋台を見て回り、
       装備品展示会場へ向かいます。89式小銃や対戦車誘導弾がずらりと並ぶ小火器展示コーナーの最後に
       は、格闘訓練で使用する太い棍棒が置いてありました。へー、これが展示されるのは珍しいなあ。正しくは
       格闘用訓練銃
と言うそうで、89式小銃と同じ重さで作られているとの事。これを小銃代わりにしてボコボコ
       とドツキあう訳ですね。

        用途としては銃剣道で使用する木銃に似ていますが、スピードや技術といったものが重要視される銃剣
       道と違い、こちらはひたすら押して押して押しまくる敢闘精神を養う為のものだそうです。


        展示広場の片隅には、宿営用天幕という地味な展示物が。簡素なテントにこれまた簡素な寝台が4つ並
       んでいるだけですが、演習の時はこれで何日も過ごす訳か・・・大変ですねえと隊員さんに話しかけると、
        「いえいえいえいえ、これで寝れたらまだマシな方ですよ!(笑)」
        だそうです。


        そうこうしているうちに、スタンド席の後方では式典参加部隊の集合が始まりました。あちこちから
        「中隊、前へ!進めッ!」
        と鋭い号令がかかり、お父さんに連れられた小さな子供がカッコイイ!と驚きの声を上げています。さて、
       私もそろそろ拠点に戻るとしましょう。


        1000を過ぎる頃から、沢山の来賓を乗せたマイクロバスが次々と会場に入ってきました。方面隊の創隊
       記念行事だけあって、流石に数が多いのですが、その中には『師団旅団長夫人用』のバスがありました。
       うーん、各師団旅団のファーストレディ達が一堂に会する訳ですね。それなりに色んな序列があったり、
       チバチと火花を散らす場面
もあったりするんでしょうか。
        しばらくして、部隊の入場が始まりました。東は富山駐屯地から西は山口駐屯地まで、各部隊が拍手を
       浴びながら続々とやってきます。その人数も凄いですが、隊員さんの胸元を彩るスカーフも色とりどり。


        先頭を切るのは各部隊の連隊長ですが、普段は壇上にいる連隊長がこうして式典参加部隊の先頭に立
       っているというのも、方面隊創隊記念行事ならではですね。
        その後は式典参加部隊の紹介が執り行われます。会場向かって左より、中部方面音楽隊(伊丹)及び
       3音楽隊
(千僧)、第10偵察隊(春日井)、第10戦車大隊(今津)、第3特科隊(姫路)、第8高射特科群(青野
       原)、第36普通科連隊(伊丹)、第33普通科連隊(久居)、第8普通科連隊(米子)、第15普通科連隊(善通寺)、
       第4施設団第6施設群(豊川)、中部方面情報隊(伊丹)、中部方面通信群(伊丹)、中部方面後方支援隊(伊
       丹)、中部方面衛生隊(伊丹)、中部方面会計隊(伊丹)。
        続いて本式典の観閲部隊指揮官を務める、第3師団副師団長金丸章彦陸将補が入場し、部隊は観閲部
       隊指揮官に敬礼。


        さらに本式典の観閲官である、中部方面総監堀口英利陸将が、黒塗りの業務車で入場。登壇した観閲官
       に対し、部隊は捧げ銃。いやあ、やはりこれだけの規模になると、栄誉礼も絵になります。
        ここで部隊は小銃に着剣。国旗を迎えます。見守る一般見学者も起立、注目。


        その後は観閲官による部隊巡閲、観閲官式辞、来賓祝辞、来賓紹介と、式典は滞りなく進行。読み上げ
       られる来賓の数がなかなか途切れませんが、これも方面隊規模の記念行事らしいなあ。


        それにしても他の隊旗が休めの姿勢をとっているのに、普通科の連隊旗だけが4本とも立ちあがっている
       のは何故?そういう決めごとなんでしょうけど、なんだかバケツを持って廊下に立たされているみたいですね。


        最後は祝電が披露され、部隊はこの後行われる観閲行進の準備に取り掛かります。続々と退場して行く
       各部隊はきっちりと統制のとれた無駄のない動きですが、なにぶん900名を越える規模なので、全員退場
       するまで結構な時間がかかります。


        第3特殊武器防護隊除染車が散水を行った後は、いよいよ観閲行進。中部方面音楽隊及び第10音
       楽隊による合同音楽隊
が、演奏しながらやってきました。指揮官は壇上の観閲官と敬礼を交わし、定位置
       まで音楽隊を誘導します。


        中部方面隊の防衛警備区にあたる2府19県の県旗が続々と入場。さらに観閲部隊指揮官を乗せた第3
       師団司令部付隊の指揮通信車
が、3両編成でやってきました。うーん、まるでカブトムシのメスみたいな、独
       特のフォルムがカッコイイなあ。


        続いては徒歩部隊。第36普通科連隊(伊丹)と第33普通科連隊(久居)が、一糸乱れぬ行進で観閲壇前
       を通過します。やっぱり普通科の赤スカーフは絵になりますね。


        続いて第10偵察隊(春日井)の指揮通信車、パジェロ、偵察オート、87式偵察警戒車
        第8普通科連隊(米子)からは高機動車群第15普通科連隊(善通寺)からは軽装甲機動車群による車
       両行進がやってきましたが、どちらもかなりの数なので迫力満点ですね。
        第3特科隊(姫路)からは、155oFH−70榴弾砲を牽引した7トントラック。第8高射特科群(青野原)から
       は、シェルターを搭載した高機動車、03式中距離地対空誘導弾の発射装置、射撃用レーダー装置、運搬
       装填装置


        中部方面情報隊(伊丹)と中部方面通信群(伊丹)からは、情報関連の車両群が。中部方面後方支援隊(伊
       丹)からは、重レッカ、重装輪回収車、資材運搬車を搭載したトラック。
        第103不発弾処理隊(桂)からは、不発弾処理車。中部方面衛生隊(伊丹)からは、救急車並びに野外手
       術システム
。中部方面会計隊からは、指揮官及び幕僚を乗せたパジェロ。うーん、よく考えたら、会計隊特
       有の装備品って無いんですよね。まさかそろばん持って行進する訳にもいきませんし。
        第4施設団第6施設群(豊川)からは、81式自走架柱橋、地雷原処理車。第10戦車大隊(今津)からは、
       ゃちほこマークの74式戦車
が4輌、ゴガガガガガガガと地響きを立てながらやってきました。細かい砂煙が
       もうもうと立ち上がり、これは我が老カメラにはキツいコンディションです(泣)。


        さらに航空部隊も参加。UH−1J多用途ヘリ×4、OH−1観測ヘリ×2、AH−1S対戦車ヘリ×3の合計
       9機による堂々の航空観閲です。少し雲が出てきましたが、やっぱりバックに青空が広がる航空観閲は格
       別ですねえ。


        以上で観閲行進は終了。式典参加者一同は起立し、国旗の退場を見送ります。式典会場では、この後の
       訓練展示の準備が開始。トラックの荷台からは草むらを模した障害物が運び出され、96式装輪装甲車も2
       輌登場。赤カバーの鉄帽姿の隊員さんは、敵対抗部隊役ですね。駆け足で各自配置についています。


        ちなみに心配していた装甲車の位置ですが、幸い真正面ではなく斜め前。前方視界を著しく遮られる事は
       無さそう
です。よかったよかった。とは言えこのポジションは、座った状態だと撮影アングルがかなり制限され
       ます。
うーん、やっぱりスタンド席の方が、視点が高い分だけ全体を見渡せるなあ。


        準備が整った所で、今訓練展示の注意事項と概要がアナウンスされました。敵対抗部隊が占領した会場
       南側の伊丹の台を、陸自部隊が北側から攻め込んで奪還する、というシナリオ。状況開始ラッパが高らか
       に鳴り響く中、いよいよ訓練展示の始まりです。
        まずはOH−1観測ヘリが侵入してきて、上空より偵察を実施。通常の訓練展示では丸っこいOH−6Dが
       担当する事が多い偵察飛行ですが、コブラに似たスリムなシルエットのOH−1がやるとやっぱり緊迫感が
       ありますね。


        伊丹の台一帯を占領した敵対抗部隊の陣地を発見したOH−1観測ヘリは、すぐさま入手した情報を上空
       から後方の本隊に報告。本体からは第10偵察隊の偵察オートが2輌出撃し、華麗なジャンプを披露。一気
       に敵陣地手前まで斬り込んだ後は、倒したオートを盾にして敵陣地に小銃射撃を浴びせます。


        敵陣地からはすぐに反撃が始まりますが、偵察隊員は敵対抗部隊の戦力を冷静に分析し、武器の種類
       や装甲車の数、陣地の形状
を次々と本体に報告します。


        さらに本隊からは87式偵察警戒車が投入され、砂煙を巻き上げながら前線に突入。敵陣地の注意を引
       きつけて、情報収集を終えた偵察オートの離脱を支援します。


        その間に敵陣地後方に回り込んだレンジャー4名が、会場南側の隊舎屋上にいきなり登場。おお、いつ
       の間にか降下ロープが降ろされていました。気付かなかったなあ。
        「中隊長、こちらレンジャー!降下準備、完了!」
        「こちら中隊長、了解!敵後方の地域に降下、潜入せよ!」


        すぐに隊舎屋上から4名のレンジャーが音もなく滑り降りて来て、会場からは大きなどよめきが。背後から
       意表を突かれた形なので、初めて見る人たちにはなかなかのインパクトだったみたいです。4階建ての屋上
       から降りてきたレンジャーは、敵の後方から偵察、撹乱、奇襲を行うべく走り去って行きました。
        各部隊から上がってきた報告をもとに、中隊長は伊丹の台奪還作戦を下命。まずは155oFH−70榴弾
       砲
120o迫撃砲RTによる火力戦闘部隊が陣地を構築し、射撃準備を開始。その間に本隊からは93式近
       距離地対空誘導弾
が展開します。
        「中隊長、こちら高射!伊丹の台方向、敵航空機確認!撃墜する!」
        その間に火力戦闘部隊は射撃準備を整え、普通科の突撃を支援すべく射撃を開始します。


        「中隊長、こちら特科及び重迫(重迫撃砲中隊)、射撃準備完了!支援射撃を開始する!」
        後方に展開した155oFH−70榴弾砲が次々と空砲を発射。内臓を揺さぶる様な砲撃音が鳴り響くと、観
       客席からは低いどよめきが沸き起こります。
        「だんちゃーく、いま!」
        の号令とともに、敵陣地手前に投げ込まれた発煙弾が次々と爆発。灰色の煙がもうもうと湧き上がる中、
       敵対抗部隊も小銃射撃で応戦。おおお、やっぱり敵対抗部隊の真後ろポジションだと迫力がありますね。
       視界が制限される分、スタンド席からでは得られない臨場感と迫力が味わえます。


        次々と着弾する砲撃に敵対抗部隊が怯んだ隙をつき、普通科小銃小隊を乗せた軽装甲機動車群が一気
       に突入。鉄条網の手前で下車し、最前線の敵対抗部隊兵士と激しい銃撃戦を繰り広げます。


        さらにAH−1S対戦車ヘリコブラがやってきて、上空から敵陣地に向けて攻撃開始。地上では普通科隊
       員が放った小銃躑弾が着弾し、敵の兵士は慌てて車内に逃げ込んでいます。


        さらに勢いづいた陸自部隊は74式戦車を投入。敵陣地手前で急停車した後は、2輌同時に空砲を発射。
       バン、と何かを叩きつける様な砲撃音が、辺り一面の空気を震わせます。


        中隊長の前進命令を受けた小銃小隊は、戦車火砲と巧みに連携を取りながらじりじりと前進。敵陣地
       との距離を詰めて行きます。


        「特科、最終弾、撃てーッ!」
        最終弾の弾着と同時に、普通科小銃小隊は敵陣地に向けて突撃開始。大声をあげながらなだれ込み、
       伊丹の台の奪還に見事成功。会場には状況終了のラッパが鳴り響き、大きな拍手が沸き起こりました。


        いやー、普通科小銃小隊の突撃を真正面から見る事が出来たのは、やっぱり伊丹の南側ポジションなら
       では
でしたね。アングルこそ制限されますが、この突撃をかける隊員さんの怒鳴り声や足音までもが聞こえ
       てくるのは、やっぱり格別です。
        その一方で、敵対抗部隊の陣地がごく簡素だったり施設科の車両がまるで出てこなかったのはやや淋し
       いものがありましたが、まあ色んな試行錯誤を重ねて、完成度の高い訓練展示を作り上げる過程でのひと
       コマ
だったのでしょう。来年は、また一味違った訓練展示を見せてくれると思います。
        その後は濁流の様な人の流れに乗って屋台通りに向かいます。36普連第2中隊のトウモロコシ屋台
       相変わらず大盛況で、変な隊・・・もとい、過剰に元気な隊員さん達が大声を張り上げて商いに忙しそう。あ
       まりの混雑でろくにお話も出来なかったのですが、とりあえず売り切れないうちにトウモロコシを一本購入。


        ちょっと驚くほどの人混みで溢れかえる駐屯地には、落し物のアナウンスが次々と流れています。迷子の
       お知らせ
も交じっていますし、これは運営の人達も大変なんだろうなあ。
        また、この頃には完売御礼の屋台もちらほらで、遠くからやって来た甲斐がありましたね。本当に御苦労
       さまです。
        人で溢れかえる屋台通りから押し出されるようにして厚生センターに辿り着きますが、ここも凄まじい人口
       密度。
屋台で糧食ネタを物色とか、ちょっと無理だなあ。
        天候にも恵まれ、大盛況だった中部方面隊創隊記念行事。ひそかに楽しみにしていた文化展がなかった
       り、例年ならあちこちをウロウロして子供を弄っているコスプレ姿の隊員さん達がいなかったりと、あまりの
       人の多さに伊丹特有のお遊び的な余裕が無くなってきているのは、少し残念でしたね。まあ私自身もその
       一人
である点には苦笑せざるを得ませんが、これまでになく多くの人達が自衛隊の活動に目を向け、肯定
       的な印象を持っている事は、実に喜ばしい事
なんだろうなあと思います。


        そんな中で、自分のイベント参加方法もこれまでと同じでいいのだろうか・・・等と、色々と考えさせられた
       中部方面隊創隊記念行事でもありました。


駐屯地からほど近い所にあった、殺風景な団地。これは多分官舎だと思われます。
敷地内の小さな広場(?)には土管でできた遊戯物らしきものがあったのですが、
雑草の繁茂した様子や銃眼の様な覗き穴・・・さては子供用の戦闘訓練施設か(笑)
やはりパパの真似をして、中で匍匐前進したりするんでしょうか?
楽しそうだなあ。




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