護衛艦あきづき体験航海in高知新港

2013.07.28



        高知県高知新港で行われた、護衛艦あきづきの体験航海に参加してきました。あきづきは昨年3月に就
       役したばかりのピカピカの最新鋭艦で、栄えあるあきづき型護衛艦の一番艦、いわゆるネームシップです。
       佐世保地方隊を定係港として、イージス艦であるこんごう、あけぼの、さわぎりとともに第一護衛隊群第5護
       衛隊
を構成しています。
        対水上艦、対潜水艦戦闘をバランスよくこなしながらも対空戦闘に特化した性能を持ち、弾道ミサイル防
       衛
という大きな任務を抱える事となったイージス艦にかわり、僚艦防空を担うべく建造されました
        あきづき「防空はあっしが引き受けます。こんごう親分は、どうぞ弾道ミサイル防衛に専念してくだせえ」
        あけぼの「潜水艦と水上艦はあっしらが貰います!なあ、さの字!」
        さわぎり「おう!」
        SH−60「俺もいるぜ!」
        こんごう「お、おめえら・・・(じわっ)」

        というような昭和中期の任侠映画を彷彿とさせる会話が、今日もどこかの海域にて手旗信号発光信号
       で行われている様な気がします。
        0700、昨日の舞鶴とはうって変わって快晴に恵まれた高知市内を出発。いかにも南国らしい夏の朝の青
       空
ですが、これは今日は暑くなりそうだなあ。車で20分ほど走ると高知新港に到着。おお、海沿いの埋め
       立て地の遥か彼方に、DD115護衛艦あきづきが見えてきました!


        0730に埠頭のゲートが開き、指示されたスペースに駐車。手早く準備を整えて、さっそくあきづきを見に行
       きます。うーん、やっぱり奇妙な形の艦橋だなあ。何というか、艦橋上部を指でつまんで、ぐにゅーと上に引
       き伸ばした感じ。
甲板上のあらゆる構造物がまっ平らな面で構成され、マストの基部である艦橋後部は、
       るで鉈でストンと切り落としたかのようにまっすぐ切り立っています
。小学校の時にクラスに一人は必ずいた、
       絶壁頭くんみたい。


        艦橋の上部にある白い絆創膏は、FCS−3A射撃指揮装置の多機能レーダー部。僚艦防空時の、あき
       づきの眼
になります。イージス艦では艦橋の周囲に四方に向けて設置されたレーダーですが、あきづき型
       では艦橋の左右に2面、格納庫上部の構造物に2面と、前後に大きく二つに分割された配置です。


        構造物のあちこちを斜めにストンと切り落とした角ばった形状は、前のむらさめ型やたかなみ型で見慣れ
       ていると思っていましたが、あきづき型はさらにステルス性を追求した感じ。
        うーん、これがこれからのスタンダードとなる、新世代護衛艦の形か。正直最初は見慣れませんでしたが、
       結構カッコいいかも。


        埠頭には業務用白テントがいくつも張られ、戦闘服姿の陸自の隊員さんの姿も。売店の他に、装備品の
       展示も行う模様。自衛隊父兄会土佐支部のテントも立ち上げられますが、お年寄りばかりで苦戦している
       所に、すかさず陸自の隊員さん達が駆け寄ってお手伝い。誰かの指示があった訳ではなく、自然に体が動
       いている
所が流石!高知駐屯地からやって来た、第50普通科連隊の皆さんでした。


        そうこうしている間に0755、間もなく艦尾での自衛艦旗掲揚です。艦橋の扉からは二等海佐の階級章をつ
       けた幹部自衛官
が出てきて、当直の隊員達は直立不動で敬礼。ああ、あの人が『J‐NAVY World』(トップ
       ページのリンク参照)で有名な、あきづきの最高指揮官高田艦長ですね。


        長身痩躯の高田艦長は、あきづきの舷側通路をきりきり歩き、格納庫わきの通路から飛行甲板へ。既
       に整列して微動だにしない隊員達と、敬礼を交わします。
        そして0800、海上自衛隊独特の君が代ラッパが鳴り響き、当直の海士により投げ放たれた自衛艦旗は、
       ゆっくりと旗竿を上がって行きます。護衛艦あきづきの、今日一日の始まりです。


        ここで急に雲が出てきて怪しい天候になりましたが、0830から乗艦受付が開始。舷門のラッタルを上がっ
       て飛行甲板へ。おおお、これがあきづき型の飛行甲板か。昨年三井造船玉野事業所で4番艦のふゆづき
       進水式
を見学しましたが、あの時は艦を下から見上げるだけだったからなあ。ちょっとした感動です。


        艦内のあちこちには、あきづきのマスコットキャラクターである、潜水艦とミサイルを捕まえたネコのイラス
       トが。ちなみに名前はエスペランザちゃんだそうです。スペイン語の『夢』とか『希望』ですね。しかしエスペラ
       ンザと言われても、私としてはレスラーの高田延彦がまず思い浮かんでしまいます(笑)。酒癖とか大丈夫
       なのかなあ、エスペランザちゃん・・・。ネコ大トラにならなければいいのですが。
        そういえば、あきづき艦長の名前も高・・・あわわわわ。


        格納庫内のラッタルから下の甲板に降りて行くと、先任海曹室に突き当たります。扉の前には
        『お年寄りが寝ています。少しの物音で目が覚めてしまいますのでお静かにお願いします。あまり静かに
       閉めると永遠に目が覚めなくなると困るのでたまに確認お願いします』

        という訳の分からない掲示物が(笑)。うーん、CPOがこういうノリなのは珍しいなあ(笑)。あきづきの様
       に注目度や期待度の高い最新鋭艦は、幹部も先任海曹も最初が大事とばかりに、艦内の空気をピリピリ
       と引き締めにかかる
と思うのですが。
        思うに、艦長をはじめとした幹部や先任海曹により、艦内の錬度や士気、風紀がこの上なく高いレベルで
       維持
出来ているが故に、逆に先任海曹レベルの人達があえて道化を演じなければならない程の緩みのな
       い引き締まった空気が、艦内に満ちているんでしょうか。


        まあ艦長やその他の幹部率先して馬鹿をやる訳にはいかないでしょうから(私ならやるかも・・・)、こう
       いうイレギュラーな仕事が中間にいる先任海曹にのしかかってくるのかもしれませんが、そういう意味では
       先任海曹って大変だなあ・・・。

        ちなみに艦内洗濯室にて洗濯物の拾得物があり、先任海曹室で預かっているとの掲示もありました。
       き忘れのパンツを、先任海曹室まで取りに行く・・・
普通の艦だと想像しただけで憂鬱になりそうな話です。
       綺麗にたたまれた状態
で渡されたりしたら、冷や汗が止まりそうにありません。フランクなあきづき先任海
       曹室とは言え、流石にこればかりは隊員さんも気が重いだろうなあ(笑)。
        艦内通路を艦首方向に向けて進んでいくと、左手には科員食堂が。ここは昨日乗艦したまきなみとほぼ
       同じ構造で、一角には昨年年末に行われた『入港ぜんざい早食い大会』の記念写真が飾ってありました。
       ちなみに賞品は、カルピス、赤まむしドリンク、カップめん。えらい地味なラインナップだなあ。
        入港前の赤まむしドリンクは、その用途というか必要性ほんのりと納得できますが、入港ぜんざいの賞
       品がカルピスって・・・。スイーツ好きな隊員さんが、ぜんざいを食べ終えた直後にカルピスをストレートで一
       気飲み
したりするんでしょうか。うーん・・・。


        ちなみに各テーブルの上には、旬の食材の説明食事の際のマナーなどが掲示してあり、あきづきも他
       の艦のご多分にもれず、乗員の食育には力を入れている模様。
        ここで一人の乗艦者が隊員さんに、アイスクリームストッカーが見当たりませんが・・・と質問していました。
       ああ、そういえば確かに見当たりませんね。よく見ているもんだなあ。隊員さんは、
        「ああ、あるにはあるんですけど、置き場所が無いというか決まりませんでして・・・。未だに陸上倉庫で眠
       ったままらしいんですよ(笑)」

        うーん、それはお気の毒な。ただでさえ娯楽の少ない艦内生活、当直の合間のアイス休憩に飢えている
       隊員さんは多いのでは。早く何とかしてあげてほしいものです。
        食堂を出ようとして、不思議なものを発見。Ω状の金属枠が2つ壁についてますが、なんだこりゃ。タオル
       掛け?傍にいた隊員さんに尋ねると、これは普段は壁に沿って折りたたまれていますが、使用時はこうして
       引き下ろして、洗面器を置いて手の消毒に使うとの事。へー。でも、他の護衛艦でこんなのあったっけ?
        「あー、普通は手押しスプレー式の消毒液ですからねえ。一応艦を建造した時に必ずつけている筈ですけ
       ど、邪魔だから途中で取り外してるのかもしれません」

        との事でした。


        続いては、操縦室兼機関室。沢山の液晶モニターや計器類、スイッチが並んでいますが、ここも最新鋭艦
       らしくスッキリとまとまっている印象。
        ここでは機関長さんが色々と説明してくれました。このあきづきには3基の発電機が搭載されていて、実に
       7200KWもの発電能力があるとの事。へー、凄いなあ・・・といっても、今一つピンとこない数字です。しかし
       そこはちゃんと説明フリップが用意されていて、一般家庭に換算するとなんと1500世帯分の電力使用量
       相当するとの事。今度は素直に驚きました。


        通路途中の表彰掲示スペースには、燦然と輝く『平成24年度優秀艦』の黒プレートが。これはその年一番
       優秀な成績
(訓練実績、艦内整備、目標達成度、風紀などの総合評価)修めた艦に授与される表彰で、何か
       につけて忙殺される就役初年度にいきなり全艦艇ナンバーワンに輝く
というのは、ちょっと前例がない事だそ
       うです。確かにこの黒プレートが一番左上に輝いている艦って、見たことない気がするなあ。


        その後は艦首のトイレをお借りして、ラッタルを上がって上甲板へ出ます。あきづき型の舷側通路は艦橋
       構造物が覆いかぶさった形状
になっていて、艦内容積の確保ステルス性の向上に一役買っています。
        艦内の舷門から外を見ると、こんな感じ。日陰で涼しく風も通るので、夏場の立直では有難いだろうなあ。


        ちなみに、三連装短魚雷発射機MOD(自走式デコイ)発射機も艦橋構造物内にあり、使用時は外壁の
       扉
をパカッと開けて射出する仕組み。
        外に出ると、艦橋へ上がって行くラッタルが。しかし既に満員状態とのことで、後で空いた頃を見計らって
       上ってみましょう。
        屋根のない舷側通路を少し歩くと、すぐに通路は格納庫内へ。何かの坑道に入っているみたいです。


        格納庫内には2機のヘリを収容できるので、かなり広く感じます。飛行甲板にはSH−60Kが展示してあり、
       沢山の見学者が珍しそうに機内を覗き込んでいました。
        ちなみにあきづき型の艦尾は、昨日乗艦したまきなみと同じく両舷がオランダ坂になっています。隣にいた
       隊員さんに、なんでこれをオランダ坂って言うんですかと質問すると、
        「むかし西洋風の造船が日本に伝わった時、主に長崎の造船所で造られていたので、それまで日本の船に
       はなかった甲板の坂道を、オランダ坂って呼んだそうですよ。まあ、諸説あるうちの一つですけどね(笑)」

        との事でした。


        その後は左舷舷側通路へ。煙突構造物の基部にはFAJ(投射型静止式ジャマー)ランチャーがあるそうで
       すが、うーん、上の方にあるのでここからでは見えにくいなあ。ちょっとだけ見えているアレがそうですか?と
       隊員さんに尋ねると、
        「そうです、アレです。ここからでは見えづらいですが、艦橋に上がる途中からよく見えますよ」
        なるほど、あとで見てみます。
        再び右舷に回ると、ちょうど乗艦受付が終了したところ。舷側の跳ね上げ式の巨大な扉が、頑丈そうなヒン
       ジでゆっくりと閉鎖していました。


        出港作業は、前甲板の右舷扉前で見学。いかにも船乗りらしく、腕も首筋も真っ黒に日焼けした隊員さん
       達
が、キビキビと舫綱を操って行きます。埠頭では高知地本の隊員さん達が舫作業を行い、護衛艦あきづ
       きはゆっくりと動き始めました。
        目の前には太平洋の青さを映したような空が、どこまでも広がっています。さすがに高知まで来ると、日本
       海側の舞鶴とは雰囲気がずいぶん違いますね。なんというか、海がやけに鷹揚としています。坂本竜馬が
       桂浜から海の向うの世界の事を考えていた気持ちが、なんとなく分かるかも。


        あきづきは速度を12ノット(約22q/h)に増速し、鏡の様に凪いだ太平洋を高知沖に向けて順調に航行。
       陽射しは程々だし海風は心地いいし、先ほどまでかかっていた雲も切れて海は穏やかな青さを取り戻してい
       ます。実に気分のいい体験航海。
        ここで前甲板での武器操法展示を前にして、砲術長を務める遠山三等海佐によるあきづきの説明が行わ
       れました。普段護衛艦に馴染みのない人にも分かりやすい説明でしたが、イージス艦の護衛のために常に
       行動を共にする、イージス艦のコバンザメ・・・という言い方は如何なものでしょう。まあご本人も「これは自虐
       的にですが・・・」
と笑っておられましたが、むしろVIPであるイージス艦を完全警護するSP、ぐらいは言っても
       いいんじゃないでしょうか。


        その後は、艦首の62口径5インチ単装速射砲が動き始めます。ちょっとした小屋ぐらいはありそうな巨大
       な砲塔がくるくると回転し、長大な砲身を軽々と動かしている様子に、どよめきの声が上がります。砲塔の角
       は触れれば指が切れそうなカクカクぶりで、目の前で実物が動いているのに何故かCGの立体映像を眺め
       ているような不思議な気分。

        ここであきづきは取り舵いっぱい。沖合から、高知新港に戻るコースに入ります。ああ、普通の一般公開っ
       てあっという間ですねえ。


        続いてはファランクスの作動展示。白いレーダードームを乗せた20o高性能機関砲がウィーンと動き始め、
       がっしょん、と停止。動きを止めた時に、ほんのちょっとだけファランクス全体が揺れるのが、いかにもメカっ
       ぽくてカッコいいなあ。
あらゆる方向に軽快な動きを見せたファランクスは、突然ブォーンとチェーンソーの様
       な音を立てて砲身を高速回転。大きなどよめきが上がります。
        説明役の砲術長さんによると、先ほどの僅か1〜2秒程の間に、実際は150発近い20o機関砲弾が発射
       される
との事。その後もファランクスは、落ち着きをなくしたR2D2のようにせわしなく動き回り、武器操法展
       示は以上で終了。


        さて、そろそろ艦橋に詰めていた見学者が入れ替わる頃合いでしょうか。艦橋目指してラッタルを上がって
       行きます。あ、これがさっきのFAJ(投射式静止式ジャマー)ですね。ここから4本のジャマーが発射され、海
       面を漂いながら妨害音を撒き散らし、迫りくる魚雷の音響センサーにエラーを起こさせる訳です。発射機自
       体も、ちゃんとステルス性の高い形状になっているんですね。


        外のラッタルを4層上がると、艦橋左ウイングに到着。チャフ発射機や旗甲板は別の所にあるせいか、
       像以上に狭いウイングです。
基本的にロングレンジの僚艦防空に特化した艦ですから、ウイングは出入港
       や航行時の見張りに必要なだけのスペースがあれば、それで十分なんでしょう。
        初めて入ったあきづき型の艦橋は、ウイング同様にかなり狭苦しいなあ。艦橋の左右両角にあたる部分
       が斜めにカットされている、いわば逆U字型に近い形状なので、周囲の見渡しは効くものの、排水量を考え
       るとかなり手狭な印象。艦橋というよりも、狭いトーチカに閉じこもっている気分です。普通にしていても、両
       肩が自然にすぼまってくる感覚というか。
        とは言え、私は狭い所に入っている感覚が好きなので、慣れると結構心地いいかもしれません。


        また、最新鋭艦だけにエアコンの効きもいいのか、天井に這いまわる空調吹き出し口は面積の半分以上
       をハンカチで覆って、冷気の量を調節してありました。古い艦から見たら、羨ましいだろうなあ。
        そして艦橋では、あきづきの艦番号115にちなんで、本日115番目に乗艦した男の子へのあきづき賞受
       賞式
が始まりました。その子は艦長直々に識別帽をかぶせてもらい、あきづきグッズ詰め合わせセットを記
       念品として貰い、艦長席に座って記念写真。艦長もノリノリです。同じ年頃のお子さんがいるのかな?
        その背後では、若い三等海尉さん海図を前にして、考え事の真っ最中。今はまだ、現場で日々叩き込ま
       れる仕事をこなす事で手いっぱいでしょうか?頑張って、早く立派な艦長になってほしいものです。


        その後は、艦橋奥のラッタルを下りて、艦内へ。艦長室は一層下の甲板かな・・・と思いましたが、もう二層
       下にあるそうです。へー、艦橋のすぐ近くではないんですね。むしろ、艦橋とCICの中間点になるのかな。
        もう一層降りて、上甲板を見下ろす艦橋正面の通路へ。目の前には32セルのVLSがずらりと並び、5イン
       チ単装速射砲の後ろ頭
が見えます。


        その後は右舷舷側通路へ。ラッタルを収めた跳ね上げ式の扉は密閉構造ではなく、全周に渡って意外と
       大きな隙間がありました。ちょっとした風波でも、舷側通路が濡れそうですね。


        さて、入港時の舫作業は後甲板で見学しましょう。隊員さんが重そうな舫綱を引きずり出し、舷梯を掛ける
       部分には設置台を用意しています。その後は整列し、登舷礼で入港。
        「配置につけ!」
        という甲板士官の号令とともに、各部署に散らばってテキパキと舫作業を開始。お、よく見るとWAVEも舫
       作業を担当しています。当然と言えば当然ですが、女性の細い腕だと大変そうだなあ。


        そしてあきづきは無事高知新港に接岸。掛けられた舷梯の上を、隊員さんが実際に歩いて異状なしを確
       認。以上で護衛艦あきづきの体験航海は終了です。いやー、実にいい体験航海でした。乗艦者数も程々で
       見学しやすく、乗組員の方達の仕切りも上々でした。
        上陸した後は、改めて埠頭からあきづきを撮影。この後は急いで昼食をかき込んで、午後からの一般公
       開
に備えるんでしょうか。乗組員の人達は大変だなあ。


        ふと見上げると、右ウイングにて高田艦長副長、航海科員と思われる若手の海曹や海士達が和やかに
       談笑中。乗組員の人達にとっても手ごたえのある体験航海だったのか、全員いい笑顔ですね。
        初代艦長として就任直後に、いきなり年度優秀艦を受賞するほどの手腕を見せる高田艦長。妥協も油断
       も許さない厳しい姿勢
で職務に当たっている事は容易に想像できますが、艦内の風通しの良さがなんとなく
       伺える光景でもありました。いやむしろ、だからこそ艦と乗組員が一丸となって獲得できた年度優秀艦表彰
       だったと言えるかもしれません。


        生まれたばかりの護衛艦あきづきですが、これからも第一護衛隊群のみならず、後続のてるづき、すずつ
       き、ふゆづき
手本となり目標となる艦としてあり続けてほしいですね。あきづき、並びに乗組員の皆様のご
       健康とご安航を祈りつつ
、高知新港を後にしました。




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