2012.07.22
三重県津市に所在する、航空自衛隊白山(はくさん)分屯基地の開庁40周年記念行事に参加してまいりました。白山
分屯基地には第4高射群に属する第14高射隊が配置されており、ペトリオットをはじめとした誘導ミサイルシステムを
運用して航空基地や重要拠点の防空を担う、陸自で言えば高射特科に近い役割の部隊であります。
分屯基地の開門は1000〜と比較的遅めなので、当日は朝0800に自宅を出発。近畿自動車道から西名阪自動車
道、名阪国道に入り、昨日の大雨もどこへやら・・・という位の快晴に恵まれましたが、三重県に差し掛かるにつれて徐
々に怪しい天候に。うーん・・・。
上野東インターで一般道に下り、この後はカーナビの指示に従って車を走らせますが、なんかどんどん酷い山道にな
って行くんですけど・・・。途中からは酷い霧雨にも見舞われ、前も後ろも車は一台たりとも見えなくなって来ました。
道路幅はさらに狭くなり、山登りかよと言いたくなる位の急斜面の連続です。辛うじて舗装こそされていますが、感覚
的には林道に近く、道路の所々には落石がごろごろ。えー、本当にこの道であってるの?
視界は真っ白で殆ど効かず、どうやら山の稜線を走っているようなのですが、道の両側は深い霧が立ち込めていて
今どのくらいの高さにいるのか見当もつきません。方向感覚も滅茶苦茶になってるし、もうカーナビが死ねと行ったら
死ぬしかないなあ。
やがて時間の感覚もあやふやになり、もう何分こうして山の中を走っているのか分からなくなって来ました。半泣きで
ハンドルを握っていると、不意に広い道に出ました。こんな山奥なのに車列が続いていて、これはきっと白山分屯基地
に向かう人達に違いありません。ああ、よかった。
程なくして、白山分屯基地の正門が。しかしここから先が更に長く、敷地内の舗装路を延々と走ってようやく駐車場に
到着です。それにしてもとんでもないところですね白山分屯基地。冗談抜きで、山を丸ごと一つ基地に使ってあるみた
いです。
そして霧は相変わらず酷くなる一方で、雨こそ降っていませんが条件としては最悪です。この濃霧がすぐに晴れると
は思えず、予定されていたヘリや救難捜索機の飛行展示はちょっと難しそう。
あと、この寒さにも驚きです。まさか7月のイベントでマウンテンジャケットが必要になるとは思っていなかったので、半
袖のシャツでは寒い位。いやはやえらい所に来てしまったもんだ・・・。
駐車場から式典会場までは、シャトルバスが運行されています。霧で完全に閉ざされた分屯基地内をマイクロバスは
トロトロと進みますが、こんなに深い霧に出会ったのは初めてなので、ちょっとした恐怖を感じます。バスの中では私同
様に霧に驚いていたおばちゃんが隊員さんに話しかけていましたが、この辺りで霧はさほど珍しい事では無く、むしろ冬
場の積雪の方が遥かに厄介との事。また、野生のイノシシや鹿なんかも、敷地内に迷い込んでくるそうです。
敷地内の道路を上がったり下ったりして、ようやく式典会場前に到着。明るいグリーンの2階建隊舎の前にはパイプ
イスがずらりと並び、隊員さんも整列を始めています。
それにしても本当にひどい霧です。あっという間にデジカメにも細かい水蒸気がつきますが、霧は風に乗って真横か
ら流れてくるので、傘をさしても意味無いなあ。薄い牛乳の中を歩いている気分であります。
イベント会場裏手にはいくつかテントが出ていて、自衛隊グッズ販売や64式小銃、9o拳銃が展示してありました。
ああ、64って久しぶりだなあ。やっぱり黒ビニテでぐるぐる巻きなんですね。隣に止めてある高機動車も、朝からの霧
でじっとりと濡れています。
イベント会場になっている整備工場建物をぐるっと回ると、そこは装備品展示会場になっていましたが・・・うはあ、な
んじゃこりゃ。航空祭の地上展示機のように大型車輛が並んでいますが、まともに見えるのはせいぜい2輌目までで、
3輌目以降は霧のせいで殆ど見えません。うーん、ここまで条件が悪いと、逆に楽しくなってくるなあ。
霧のせいで会場全体を把握することは極めて困難なので、とりあえず目についた車両から見て回る事に。まずは一
番近くにあった待機車から。これは大型トラックの荷台部分を改造した3段ベッド式の宿泊車輛で、一度に24人分の
ベッドが用意できるとの事。一度展開すると長期間その場に留まらざるを得ない高射隊らしい装備品ですが、古い護
衛艦の科員居住区をそのまま切り取ってトラックに乗せたみたいですね。
中に入ると、通常は対面式のベンチシートになっていますが、座板や背板を動かすとあっと言う間に3段ベッドの出来
上がり。空調や照明の具合がJRの古い寝台車みたいですが、中段で寝る人は大きな窓がありますし、意外と快適そう。
隊員さんにお話を伺ってみると、普段は据え置きにして寝泊まりに使用する事が殆どで、これに座ったままや寝た状
態で移動する事は殆ど無いそうです。以前はそうして使っていた事もあったそうですが、今はシートベルトのない車両を
一般道で使用するのは色々面倒なんですよ、との事。
続いては81式短距離地対空誘導弾。はるばる石川県は小松基地からの参加です。今日は射撃統制装置を伴って
いて、これに搭載されたフェイズドアレイレーダーとリンクさせることにより、同時に複数目標の捜索、探知、捕捉、脅威
判定、追尾を行い、単体で運用するよりもより遠い距離から目標を正確に撃墜する事が出来るそうです。
91式携帯地対空誘導弾、20o対空機関砲と小松からの遠征組が陣取っていて、その隣には白山分屯基地の主とも
言うべきペトリオット関連の装備品が続きます。
まずはレーダー装置。無数のレーダー素子が集まったフェイズドアレイレーダーで、ツブツブが苦手な繊細な隊員さん
だと卒倒してしまいそうなビジュアルですね。健康サンダルみたいなイボイボが気持ちよさそうですが、これを踏んづけた
りしたら大目玉では済まないんだろうなあ。
続いては電源車。なんとガスタービンによる発電機を2セット搭載していて、1つはペトリオットシステムを稼働させる為
の電源として、もう一つは万が一の際の予備電源として使用するそうです。それにしてもガスタービン発電って、もう走る
小型火力発電所と言っても過言ではありません。凄いなあ。ちなみにこの電源車は、普通のエンジンで走ります。
こちらはペトリオットシステム全体を管制する、射撃管制装置。ぱっと見はトラックの荷台に乗せられたシェルタですが、
言わばシステムの中枢部となる働きを行います。射撃管制装置、電源車、レーダー装置、発射機が組み合わさって敵
の航空機や弾道ミサイルを迎撃しますが、実際の運用の際に人が乗り込むのはこの射撃管制装置のみで、他の車両
は無人になるそうです。
そして万が一の事故やトラブルに備え、射撃管制装置は発射機からずっと離れた場所に設置するとの事。これ一台で
通常は8基、最大16基のペトリオットの管制を行うので、文字通りハリネズミの頭脳部なんですね。
背の高いアンテナを伸ばしているのは、アンテナ・マスト・グループ。射撃管制装置と他の部隊、上級部隊との間で、デ
ータや音声の受送信を行う車輛です。これも運用時は射撃管制装置の支配下に置かれ、無人でコントロールされるそう
です。
そして最後は、肝心要のペトリオット発射機。これは5月の青野原駐屯地や先日の姫路港でも見たのですが、こうして
改めて霧の中で見ると、なんか迫力が違うなあ。
よく見ると2基搭載されているキャニスターの発射口部分がそれぞれ違いますが、緑色の発射口がPAC3、白い方が
PAC2との事。へー、バージョンが違うものを混載できるんですね。
ここで隊員さんに、白山分屯基地についてお話を伺ってみます。伊賀上野の山中という事もあり、実際に冬場の積雪
はシャレにならないレベルらしく、毎年12月から3月ぐらいまでは雪の閉ざされてしまうとの事。
「特に今年は春先が冷え込みましたから、4月ぐらいまで雪がありましたね。酷い時は、タイヤにチェーンをつけても基
地まで辿りつけないんですよ、本当に(笑)。」
なるほど、それに比べればこんな霧なんか大した事無いんだろうなあ。
それにしても、朝を抜いて来たので腹が減ったなあ。受付で貰ったパンフレットを見ると模擬売店と書いてありますが、
それらしいテントが見当たらないんですけど・・・と隊員さんに尋ねてみると、装備品展示会場の真下をずーっと下って行
った所にあるとの事。山間部の急斜面に無理矢理基地を作ってあるので、まるで平地の様に描かれた地図ではよく把
握出来ませんでした。成程、屋台と書かれた案内看板がありますが、霧が酷くてちょっと離れたら全然見えません。
教えて貰った通り坂道を下って行くと、あ、あったあった、屋台のテントが見えて来ました。しかしテントは3つだけ。規
模の小さい分屯基地とは言え、これはちょっと寂しいなあ。
ざっと見てみると、牛ステーキ串、サーターアンタギー、あとは鶏五目飯と飲み物です。よし、先ずは牛ステーキ串か
ら行ってみましょう。
大きな炭火の前では、茶髪にヒゲ、サングラス、ピアス、ブレスレッドじゃらじゃらの、如何にも昔のやんちゃぶりが偲
ばれるコワモテ兄ちゃんが肉を焼いています。どう見ても隊員さんでは無さそうですが、陸自特殊作戦群の要員は、そ
の身分を隠す目的でわざと自衛官らしくない風貌をしている事があると聞きますし、もしかしたらこの兄ちゃんもそうな
のか?
とりあえず、肉を撮影してもいいですかと尋ねると、
「ああ、いいですよー」
と返って来たので、見た目はかなり怖いですが、結構いい人っぽいなあ。話してみると人懐っこい気さくな兄ちゃんで、
「何処から来たのー?え、大阪から来たのー?まあ俺、神奈川から来たんだけどねー」
と話しながらも肉が万遍なく焼き上がる様にしきりに串の位置を動かしていて、なかなか細やか。したたる肉汁が炭
火で焼ける香りが漂い、これは美味そうだなあ。
焼き上がりを一本貰い、先ずは一口。おお、これは美味い!大ぶりにカットされた牛肉は表面はガッチリと焼き固めら
れながらも中はしっとりと柔らかく、しきりに炭火の当たりを変えていたのはパフォーマンスでは無かった模様。
バサバサと降りかけられていた塩胡椒も強すぎず弱すぎず、屋台らしい豪快さを強調しながらも決していい加減ではな
い仕事ぶりが素晴らしい!これで500円ならお買い得と言えますね。いやはや美味かったなあ。
一発目から大当たりだった事に気分を良くして、次は鶏五目飯です。鶏肉、ゴボウ、ニンジン、椎茸が沢山入ったごく
正統派の五目飯で、これもなかなか美味しそう。300円払って一つ受領し、さっそく頂いてみましょう。
おお、これもいけますよ!味付けは程良い甘辛醤油味で、市販の炊き込みご飯の素にありがちな化学調味料くさい画
一的な味付けではなく、いかにも手作りといった味わいですね。
そして炊き加減も素晴らしく、冷めても美味しいというよりも、冷めた時に一番美味しくなる様に水加減をギリギリまで
見切って炊いた様に思えます。この手の外部業者の屋台はあまり期待できないものが多いのですが、今回は2つとも大
当たり!ですね。
ふと見ると、ついていた箸袋に『寿司よし』と書いてありました。売り子の女性に尋ねてみると、地元のお寿司屋さんが
作ったそうです。成程、そりゃ美味しい筈ですね。屋台で出すアルバイト的な仕事ですが、きっとお店で出す商品と同じク
オリティで作ったんだろうなあ。いやはや、大満足の鶏五目飯でありました。
さて、お腹も落ち着いたのでイベント会場に戻ると、青山太鼓保存会による太鼓演奏が行われていました。その後は
ふと思い出して式典会場に向かいますが、ずらりと並んでいたイスは既に片づけられ、式典は終了した後。あちゃー、
あちこちウロウロしている間に終わったんですね、勿体ない事をしたなあ。
それにしてもここまで霧が深いと、この隊舎も凄く怪しく見えます。なんと言うか、濃霧で道に迷って転がり込んだ山奥
の古い洋館で、次々と殺人事件が起きそうな、そんなミステリアスな雰囲気がプンプンです。
イベント会場裏手には、今どき珍しいボンネットトラックが。どうやらこれも分屯基地内で立派に働いている現役の装備
品らしいのですが、本当に自衛隊の人はモノを大切にしてるなあ。
81式短距離地対空誘導弾の前では、20人位の制服姿の女子中学生が群がってWAFから説明を受けています。中
学校の社会見学にしては人数が少ないなあ。防衛女子中学校が創設されたという話も聞きませんし、どういう一団なん
だろう。
それにしても、この濃霧ではヘリコプターと救難捜索機による飛行展示は絶望的です。周囲に民家のない山の中なの
で、その地形を生かしたさぞかし遠慮のない大胆な飛行展示が見れると期待していたのですが・・・。
となると、1325からの警備訓練展示まで、まだ90分以上あります。見れる所は少ないし、あまり変な所をウロつくと
冗談抜きで遭難しそう。仕方ないので広報DVDを上映しているテントに向かい、座って時間を潰す事に。
しかしこの広報DVDが実によく出来ていて、つい見入ってしまいました。内容は東日本大震災での活動記録で、
「うちらがやらなきゃ他に誰がやるの?って・・・」
という隊員さんの言葉が強く印象に残りました。使命感、ですねえ。会社の為とかではなく、社会の為の使命感に燃え
る事が出来る仕事というのは本当に立派だなあ。
ここで場内アナウンスが入り、この後予定していたAH−1S対戦車ヘリとU−125A救難捜索機による飛行展示は濃
霧のため中止になったとの事。あーあ、まあこのコンディションでは仕方ありません。ヘリどころか、車でここまで来る事
すら怖かったですからねえ・・・。
そして13時を過ぎた頃から装備品展示会場前の広場がクローズされ、茶色を基調とした空自仕様の戦闘服に身を
包んだ7名の隊員さんが、64式小銃を抱えて入場して来ました。いよいよ警備訓練展示の始まりです。
先ずは隊長の号令に合わせて、6名の隊員は次々と小銃を構えた基本姿勢を披露。視線は正面を向けながら、歩
いた状態や地面に伏せた状態、膝立ち、車輛の下に銃口を向ける姿勢・・・とくるくる状況を変化させ、なおかつ構えた
小銃を右から左に素早くスイッチ。動作の一つ一つがキビキビしていて、まるで空手の移動稽古を見ている様。
その後6名の隊員は一旦退場。続いては基地内に侵入したゲリラを想定した警備訓練を行うらしく、会場の中央に
はドアを模したパーテーションが運び込まれました。
そして64式小銃を持った一人の隊員がやって来て、この後の訓練で使用する空包の音の大きさを説明するために
何発か発射。パン、と乾いた音が鳴り響くたびに、観客から小さなどよめきが上がります。
そしてゲリラ掃討訓練展示が開始。まずはサングラス姿のゲリラが基地内に侵入、辺りの様子を伺っています。
その様子を警備の隊員が発見。ゲリラは慌てて室内に逃げ込み、ドア越しに小銃を射撃。
警備の隊員は軽装甲機動車から応戦しつつ、徐々に距離を詰めていきます。お互いにパンパンと景気よく空包を撃
ちまくっていますが、それに驚いた子供があちこちで泣き始め、辺りには何とも言えない笑いが広がって行くのは陸自
の訓練展示でもよくある光景ですね。よく見ると後方で眺めている隊員さんも耳を塞いでいます(笑)。
そして軽装甲機動車からは4名の武装した隊員が飛び出してきて、ゲリラの逃げ込んだ建物のドアに張り付きます。
ドアの前で二言三言、突入とその後の手順についての確認が行われた後は、一人の隊員がドアを開けて残り3人が
一気に突入。すぐにゲリラを取り囲み、まだ銃を向けて抵抗しようとするゲリラに対して大声で威嚇するように
「下がれ!下がれ!下がれ!」
成程、こういう時はひたすら同じ事を大声で叫ぶように言うんですね。例え言葉が分からなくても、小銃を突き付けら
れれば何を行っているかは分かるでしょうし。相手に叩きつけるような口調の強さが重要なのかなあ。
観念したゲリラは小銃を手放し、一人の隊員がそれを確保している間にもう一人はゲリラを組み伏せて制圧。もう一
人は少し離れた所から周囲を見渡しながらバックアップを行っています。
という訳でゲリラは警備の隊員達によって連行されて行き、以上で警備訓練展示は終了。会場からは拍手が送られ
ていました。
さて、この後は最後の催し物である発射機布置がありますが、夕方前に戻らないといけない用事があるので、今回
はここで基地を後にします。発射機布置はおそらくペトリオット発射機が展開する様子を見せてくれるんだと思います
が、ペトリオットはこの間の青野原駐屯地で見ていますし。
今回は悪天候の上に勝手が分からず、記念式典や飛行展示も見れなかったんですよね。そういう意味では、また
来年のお楽しみに取っておくのもいいかもしれません。
駐車場行きのバスを待っている間、係の隊員さんにお話を伺ってみます。どうやらこの程度の霧は本当に珍しい事
ではなく、酷い時はもっと酷いとの事。これ以上の濃霧というものがどうにも想像できませんが、冗談抜きで目の前に
ある隊舎が見えない事が本当にあるそうです。凄いな白山分屯基地。
また、余所の駐屯地から転属して来たばかりの隊員が迷子になって基地にたどり着けない事もあるそうです。
「空自の分屯基地は、結構そういうヒドイ所にある事が多いですけどね(笑)」
と笑っていましたが、なるほどなあ。
その後やってきたシャトルバスに乗り込み、駐車場へ戻ります。朝来た時は満車だった駐車場も、今は4割程が埋
まっているだけ。飛行展示の中止で、半分以上の人は途中で帰ってしまったようです。
帰りも再び霧に閉ざされた山道を恐々走ります。濃霧で全く視界が効かない林道を、脱輪転落の恐怖に怯えながら
ほうほうの体で降りて行き、ようやく平坦な一般道に辿り着いたと思ったら先程までの濃霧が嘘のように晴れて、真っ
青な夏の空が広がったのには拍子抜け。何かもう、山の神様に騙されたかのような不思議な気分です。もしかしたら
さっきまでのは濃霧の山道に迷い込んで催眠状態に陥った私の脳が見た幻だったのでは・・・と思ってしまう位に(笑)。
初参加の白山分屯基地、見逃したものは多かったものの、面白いものは見れたし屋台も美味しかったですね。何よ
りもあの強烈な濃霧の中のイベントというのが、後々になってすごく印象に残りそうな気がします。
あれから数日たった今も、あの日濃霧の中で見た白山分屯基地の光景は、果たして本当に現実だったんだろうか?
なんて考えてしまいますね。後日あの場所を訪れてみると分屯基地など何もなく、旧軍時代の施設の廃虚が山々に埋
もれる様にして朽ち果てていた・・・とかだったらヤダなあ(笑)。そんなヘンな事をなんとなく考えてしまう程、実に妖しい
雰囲気に満ちた開庁記念行事でありました。
トップページに戻る
イベントレポート目次に戻る
|