2010.03.22
もはや春の季語になった感のある、練習艦隊の関西入港です。ここ最近は大阪港天保山埠頭に来る事が多かったので
すが、今年は三年ぶりとなる神戸港への入港となりました。前日までの黄砂と荒れた天気はどこへやら、今日は朝からすっ
きりと晴れた春の空です。
今回神戸港に寄港したのはDDH−141護衛艦ひえいとDD−125護衛艦さわゆきで、今ひとつ練習艦隊らしくない顔ぶ
れですが、一般公開が行われるさわゆきは私にとっては初の乗艦です。いつもよりも早めに神戸新港第四突堤に到着する
と、さわゆきとひえいでは夜の電灯艦飾の準備中でした。
一般公開の行われる1300には埠頭には沢山の人達が集まってきましたが、事前の説明を行ってくれたちょっとシブめの
二等海佐の方のお名前が何と東郷さんでした。スゲー!まさに艦隊司令になるために生まれて来た様な名前ですが、
東郷平八郎司令の系累の方だったんでしょうか?お話を伺ってみたい様な気がしましたが、ご本人にとってはもう今まで何
百万回訊かれたか分からない質問だと思ったので、自重しました。すごいなー、フィンランドやポーランドに行ったらさぞかし
大人気なんだろうなあ。
ポートターミナルのデッキから見たさわゆきとひえい。
正面からのアングルが確保できなかったのは残念で
すが、ひえいのでかい飛行甲板が印象的です。
さわゆきの飛行甲板に展示されていたSH−60J。
折り畳んだメインローターを固定する支柱を外してい
る所です。
展開したメインローターの基部を確認する整備員。
しかしこの部分、よく見るとめちゃくちゃデカイですね。
ワッチを終えて続々と上陸して行くひえいの乗組員。
甲板に山のように積まれた可燃ごみの袋を提げての
上陸です。神戸は楽しめたでしょうか?
ひえいの右ウイングで、若手の海曹2人が楽しそう
に語り合っていました。暖かな春の陽射しもあって、
なんだかとてもいい風景。
ひえい艦首に二つ並んだ5インチ単装速射砲。ひ
えいも退役間近なので、この光景を見る事が出来る
のもあと僅かです。
ひえい格納庫にて行われた分隊整列。一番左の海
士の人が、サイドパイプを鳴らしていました。
さわゆきの前甲板から。まるっこい76o速射砲が
何かカワイイですね。はつゆき型は艦のバランスが
いいので大好きです。
さわゆき後甲板のシースパロー発射機の説明書き。
結構速い、まあまあ長い、そこそこ飛ぶ、って(笑)。
さわゆき後甲板のSH−60J。真っ白な機体のあち
こちが汚れていて、それが何ともいえずカッコイイなあ。
ロールアウトされたばかりのキレイな機体もいいん
ですけどね。
SH−60Jの窓に貼ってあったツアーパッチ。いい
デザインだと思いますが、ジャパン&ワールドツアー
って…。うーん、やっぱり英語だとツアーになるのか
なあ。なんか凄い違和感です。
さわゆき艦橋の両サイドにあったルームエアコン。
隊員の方に聞くと、締め切っていると涼しいのですが、
基本的にウイングへのドアが開けっぱなしになるの
で、あまり効かないとの事でした。
さわゆき艦橋です。
練習艦隊に乗り込んでいた幹部候補生の方達は、2日前に江田島の幹部候補生学校を卒業したばかりとの事でした。こ
の後は2ヶ月かけて日本国内を巡航し、5月末からは半年間世界一周の遠洋航海です。多くの経験を積み、見聞を広め、
立派なシーマンシップを身につけて、年末には全員揃って元気に晴海埠頭に戻ってきて欲しいものですね。練習艦隊の皆
様の今後のご安航とご健康を願いつつ、神戸港を後にしました。
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