2009.10.17
護衛艦うみぎりの一般公開が、大阪府の堺泉北港で行われました。うみぎりは過去に体験航海と一般公開で二回乗艦
させて頂きましたが、せっかくの地元大阪地本のイベントですし、何か掘り出し物でもあるかもしれないなあと思いつつ出
発です。
出発直前の大雨は止みましたが、いつまた降りだしてもおかしくない空模様。南海電鉄堺駅前のロータリーには、既に沢
山の人がシャトルバス待ちの行列を作っています。私の後ろにもあっという間に人が並び、かれこれ100人近い行列に。
定刻より随分早くバスは発車し、すぐに大浜埠頭に到着。停泊しているDD−158護衛艦うみぎりが見えると、車内から
どよめきが起こります。なんかいつもと雰囲気が違うなあ。普段この手のイベントに来ない人が大挙して詰めかけている様
な感じです。明日の体験航海もなんと24倍と言う高倍率だったそうですし(おかげで外してしまいました…)、年々人気が上
がっているのでしょうか。埠頭に集まった見学者も、ちょっと普段では考えられない数になっています。
曇天の下の護衛艦というのも、凄味があってイイで
すねえ。特にあさぎり型は好きな艦種なので。
艦橋真下の、斜めに傾斜した所がお気に入りです。
艦首の76o速射砲。ステルスシールドではないタイ
プなので、小さく見えます。
76o速射砲の排莢ガイド先端部の保護材です。
「海上自衛官募集!頭上に注意!頭がカチワレま
す」
カチワレますか…。
艦首真下のアスロック発射機への、再装填部分。
この中が弾庫になっていて、射出後はここから次
弾を装填する事が出来ます。
アスロック弾庫の左舷側にあるブローアウトパッチ。
万が一弾庫で火災が発生した場合は、この部分か
ら爆風を外に逃がし、被害を最小限に留めます。
格納庫脇にあった謎のDIY。結露か何かの対策で
しょうか?意外によく出来ていました。
飛行甲板にあったSH−60J。機体番号が01なの
で初号機かと思いましたが、そうではありませんでした。
随分きれいでしたし。
あっという間に人、人、人…。今日はちょっと異様な
人出でした。何があったのかな?
さて、そろそろ艦橋へ上がってみようかと思いましたが、あまりの見学者の多さに艦橋が閉鎖されてしまったとの事。何て
こった…。混雑の酷い艦橋へのラッタルを避けて、先に甲板を回った事がアダになってしまいました。まああくまでも安全上
の判断でしょうし、今日は普段護衛艦を見に来ないような人達が大挙して詰めかけています。これは致し方ありませんね。
飛行甲板から埠頭を眺めると、妙ないでたちをした人がいました。旧日本軍の礼装のコスプレをした丸眼鏡&ちょび髭の
おじさんです。よく見ると憲兵隊らしき腕章をして、軍刀まで持っています。いいのか、それは(笑)?
そのおじさんは気さくに記念撮影に応じていて、撮影を終えた人に、
「ハバナイスディ〜♪あ、敵性用語を使用してしまいました(笑)」
とギャグをかましていました。なかなかお茶目な人です。しかしこのおじさんのお陰で、ちょっと悪くなりそうだった見学者の
雰囲気がなごんだのですから、金鵄勲章ものの活躍と言うべきでしょう。
このおじさんも帰り支度を始めましたが、コンビニのビニール袋を軍刀に引っかけて帰るのはちょっとどうかと思いました。
とういか、その格好でコンビニに寄ったのでしょうか?しかしいろんな人が居るなあ・・・。
ちょっと残念な一般公開となりましたが、最後は楽しい一幕もあったので、来て良かったかもしれません。人出の多さにつ
いては、もちろん私も加担していたのは事実ですし、今度からはちょっと時間をずらして見に来ると言う事も考えた方がいい
のかなあ…と思いました。
トップページに戻る
イベントレポート目次に戻る
|