輸送艦おおすみ一般公開in敦賀港

2009.09.13


      さて、前回の北陸遠征から約二カ月のインターバルを空けての自衛隊イベント参加。今回は福井県は敦賀港で行われた、
     LST4001輸送艦おおすみの一般公開です。おおすみ自体は二年前に堺泉北港で見ているのですが、後半戦に向けての
     ウォーミングアップと気分転換のお出かけを兼ねての出発です。
      早朝に大阪駅を出発し、快速と普通を乗り継いで二時間半、JR敦賀駅に到着です。市内循環バスで金ヶ崎緑地下車。少
     し歩くと、埠頭の向こうにおおすみ型輸送艦独特の、背の高い艦橋が見えて来ました。上空には雲が出ていますが、青空が
     広がり海も山もきれいです。







 敦賀港はとにかく広い!既に沢山の見学の方が
来ていましたが、埠頭の広さとおおすみの巨大さも
あって、何ともスカスカとした印象です。











 右舷サイドランプ入り口。90式戦車を乗り入れる
事が出来るので、とにかくありとあらゆる部品が頑
丈そうに出来ています。











 艦内から右舷サイドランプ。外が明るいので艦内
が暗く見えます。
 足元にはこれも巨大なターンテーブルがあり、背
面の壁の上の方にはLSOの様な管制室があります。









 格納庫内。耐火服パネルの展示などがありまし
た。壁にはタイダウンチェーンやダメコン用の木材
置いてありましたが、とにかく広いのでスッキリしてい
ます。










 ウェルデッキのLCAC甲板から。今回は一艇だけ
の搭載だったので、前回見る事の出来なかった壁面
や甲板が良く見えました。壁面には、保護用のラバー
シートが貼られ、潜水艦の吸音タイルみたいでした。










 日曜という事もあり、沢山の人が珍しそうにLCAC
を見学していました。画像にはありませんが、ちゃんと
樽型の救命ボートが搭載されています。










 LCAC左舷にある、上陸する陸自隊員の待機室。
CH−47輸送ヘリの機内と同じような感じで、ポーチ
や背嚢をつけた状態でも着席できるよう、背面はハ
ーネスを編んだ造りになっています。
 壁にある黄色いタンクは飲料水を入れるものです。











 格納庫内にあったクレーン車とフォークリフト。何故
キリンみたいな記念塗装(?)が施されていました。











 見学通路の途中の陸自隊員の居住区。三段ベッ
ドですが、部屋自体が広いので快適そう。
 前回と違って照明をつけてくれていたので、細かい
所までよく見えました。








 通路はとてもすっきりした状態。軍艦でなく商船構
なので、途中の扉も防水隔壁ではない普通の扉で
す。
 それにしても、むらさめ型護衛艦よりも少ない乗員
で倍近い排水量の艦をピカピカにする
のは、地味に
大変な作業ですね。どこもかしこもチリひとつ落ちて
いませんでした。








 艦橋後部から後甲板。今回は広大な飛行甲板が
前後ともクローズ
されていてちょっとガッカリでしたが、
こうして人のいない甲板を撮影できると言ういい事も
ありました。











 最後は埠頭からおおすみ艦首を撮影。とにかくデ
カイなあ。これよりも大きなひゅうがに乗れるのは、
いつになる事やら…。








      甲板を撮影していた時に、前回の七尾港で声をかけて頂いた富山県の艦長さんと再会。北陸のイベントですし、もしかし
     たら来られているかも…とは思っていましたが、前回から約二か月ぶりの再会です。お連れのSAA水兵さんも紹介して頂
     きましたが、この方が元護衛艦乗組員で、以前大湊地方隊に在籍されたいたとの事。お陰で興味深いやら笑っていいの
     やら…
というエピソード等、色々と聞かせて頂けました。
     
      一般公開終了後は三人で敦賀駅前で食事をとり、たまたま敦賀港に停泊していた海保の巡視船等を見に行きました。そ
     の頃には空はさらに青みを増し、青い海と空と白い巡視船、緑の山々がとてもきれいでした。



      最後はSAA水兵さんの車で敦賀駅まで送って頂き(恐縮です)、後半戦一発目のイベントを大いに楽しんで終える事が出
     来ました。この後も艦長さんとSAA水兵さんとはメールを通したお付き合いを続ける事になり、北陸近辺のイベント遠征で
     お会いする機会も増えてくるのでしょう。お二人からは金沢駐屯地の創立記念行事が面白いと言うお話を伺ったので、来
     年は金沢鯖江にも足を延ばしてみたいなあ…と思いつつ、大阪行きの新快速に乗り込みました。




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