2009.11.03
兵庫県姫路市で行われた、姫路駐屯地創立記念行事に行ってきました。姫路駐屯地には第3特科隊と第3高射特科大
隊、特科直接支援隊、高射特科直接支援隊が駐屯しています。
初冬の澄んだ空には雲が浮かび、いよいよ今年のイベントシーズンも終わりに近づきつつあります。先週の小松基地航
空祭は雨のため泣く泣く断念したので、今日の快晴は実に嬉しいなあ。早朝のJR姫路駅で降り、バスで姫路駐屯地に到着
です。
ややあって開門時刻を待たずに駐屯地内に入る事が出来ましたが、今度はグラウンド前で待機です。この頃にはかな
りの人数が集まって来ていました。そして0900、雪崩を打つようにして式典会場へ。
今回は一般用のパイプイス席ではなく、グラウンド東側から撮影に臨みます。観閲行進を見るにはちょっと辛い場所です
が、今年は姫路名物のFH−70榴弾砲を後方から、その運用の様子を含めて見てみる事にしました。
記念式典が始まるまでの一時間は、例によって駐屯地を歩き回ります。まずは模擬店広場。お目当ての焼きそばの屋台
からは、早くもいいニオイが。さっそくひとつ購入します。
おお、今年もやっぱり美味い!ドライっぽくないジューシー系のソース味で、豚肉は分厚いのがたっぷり入ってキャベツは
シャキシャキ。非の打ちどころのない屋台焼きそばです。私的駐屯地焼きそばのベストは、伊丹と日本原、姫路の三つ巴
ですね。ああ美味かった。その後はカレーライスなんかも食べたりして、ようやくお腹が落ち着きました。
別のテントでは妙なものを発見。萌え系美少女イラストの描かれた、『自衛隊三姉妹』というパンの缶詰です。うーん、流石
にこれは狙いすぎですね。
それよりも、私的には焼きトウモロコシ屋台に沢山貼ってあったゴルゴ13のイラストPOPの方がグッときました。これは
ネタなのかマジなのか、ちょっと判断がつきにくいのが姫路駐屯地の味わいと言えます。
フランクフルトの屋台では、北斗の拳のイラストPOPが今年も健在でした。しかし今年のはフランクフルトに色が塗ってあ
り、微妙にバージョンアップしています。フルカラーになるのは何時の事でしょうか。
その後は用廃処分になった野外展示車両などを見て回り、トイレを済ませて式典会場に戻ります。第3音楽隊の演奏を皮
切りに、いよいよ式典開始。部隊整列の後に観閲部隊指揮官が入場。続いて駐屯地司令が登壇し、部隊は着剣です。
小銃を右脇にそろえた時の、銃床が地面を叩く『ザッ』という音が見事に揃っています。その後は国旗登壇、君が代吹奏、
観閲官による部隊観閲が行われました。
来賓の祝辞の間に、富山の艦長さんとSAA水兵さんにメールです。このところ毎週のようにどこかのイベントに参加して
いるので、いい加減呆れられているような気がしますが。
そして記念式典は終了。観閲行進に移りますが、案の定この位置からではまともな撮影になりません。行進が余りに近く
てアングルが選べず、何とかファインダーに入る位置まで持ってきても立ち木が著しく邪魔になります。かと言って通過して
行った車輛の尻ばかり撮影してもなあ…。まあ、ここならではという車輛もありませんので、行進は流し気味にしておきまし
ょう。
観閲行進が終了する頃から、上空を雲が覆い始め、急に冷え込んできました。
音楽隊の演奏の後は、いよいよ訓練展示です。いきなり指揮通信車が突入してぐるぐると走り回り、観閲壇の前で急停車。
ラッパの演奏とともに、訓練展示の開始を宣言します。
上空にはOH−6D観測ヘリが舞い、UH−1J多用途ヘリからは特殊部隊がロープ降下を開始しますが、何と頭を下に向
けて拳銃を構えながらのロープ降下。まっさかさまのまま地上手前で減速し、くるりと姿勢を変えて見事に着地です。成程、あ
あして着地地点の安全を確保しながら、左手一本で降下する訳ですね。凄いなあ。
しかしヘリのダウンウォッシュが強烈です。砂粒が突風に乗って襲いかかり、あちこちから悲鳴と歓声が。上空のヘリから
はさらに4人がロープ降下し、地上からは偵察オート2台と偵察警戒車、軽装甲機動車が突入です。
そして訓練場西側に設営された敵陣地から、敵の歩哨が現れました。それをいつの間にか手前に潜んでいたギリースー
ツ姿の狙撃手がすかさずスナイプ。パーンという効果音とともに、双眼鏡を持った歩哨がひっくり返ります。なかなかの名演
技。
すぐに狙撃手は退却しますが、何だかモリゾーみたいですね。
1/2dトラックが一輌突っ込んできて、状況を本隊に無線で報告。すぐに93式近距離地対空誘導弾と81式短距離地対空
誘導弾、低空レーダー車輛が後方で展開します。ここでなんと短SAMが目の前に止まってしまい、視界の半分程を遮られ
てしまいました(泣)。それでもまだ半分は確保できたので何とかなりそうですが、私の右手に居た人は短SAMしか見えなか
ったのでは。この辺は運次第ですねえ。
目の前の短SAMには隊員さんが取りつき、テキパキと射撃準備に取り掛かります。低空レーダー車輛の上には隊員さん
が乗って、レーダー手動でを引き出しています。へー、意外なところが人力なんですね。てっきりスイッチ一つで動くものかと
思っていましたが。
そして訓練場中央には、5門のFH−70がずらりと並びます。トラックから飛び降りた5名の隊員さんの、マシーンの様な
素早く正確な動きには驚きです。砲の下部に取りつく隊員さんなんかは、野球のスライディングの様に滑り込んでいます。
ここで稼いだ0.1秒が、最前線で戦う隊員の生死を大きく分ける現場なんでしょう。凄いなあ。
長大な砲身を2本のロープで回旋させ、トラックから切り離した後は2本の脚部を人力で展開。まさにスピード&パワーで
す。こういう場面を見れるのは真後ろポジションのいい所ですね。
その間にも低空レーダーは空高く伸展され、短SAMは発射機に対空ミサイルを装填。全ての準備が整ったFH−70が
射撃を開始。轟音とともに、砲口から真っ赤な炎が噴き上がります。両手で抱える程の炸薬を尾栓に装填し、長いロッドで
押し込んだ後に再び発射。うーん、何度見ても強烈だなあ。
空包90連発という触れ込みの通り、とにかく滅多矢鱈と撃ちまくります。そのたびに火薬のカスとニオイが風に乗って大量
に降り注ぎ、うわあ、これはいい場所だなあ。臨場感が堪りません。
FH−70の大盤振る舞いの最中、AH−1S対戦車ヘリの上空支援を受けた74式戦車と偵察警戒車、96式装輪装甲車
が突入を開始。そして74も負けじと空包射撃を始めますが、残念な事にFH−70と被ってしまって全く見えず…orz。まあ、
これは仕方ありませんね。
以上で訓練展示は終了です。いやあ、面白かった。今回は東側のポジションについたおかげで、ヘリのダウンウォッシュや
空包の撃ちカスの洗礼など、前回とは全く違った訓練展示を体感する事が出来ました。
さて、余所の駐屯地だと主なイベントはこれにて終了…ですが、この後は例の姫路レンジャー訓練展示です。むしろこっち
の方がメインだと言っても過言ではないでしょう。
レンジャー展示までは2時間近くあるので、再び駐屯地内を歩き回ります。屋台広場のカレー屋台の裏側を覗くと、巨大な
銅鑼みたいなナベを使ってカレーを温めていました。うむむ、面白いなあ。お好み焼きもトウモロコシも、ちゃんと炭火で焼い
ているのがいいですね。
とても古い木造隊舎は今年も現役で活躍中です。こんな建物、今どき駐屯地ででもないとお目にかかれそうにありません。
新旧装備がごちゃ混ぜになっている装備品展示会場では、沢山の子供達が車輛に群がってジャングルジム状態。
厚生センターのPXには、『特菓隊』という菓子折りがありました。これをお土産にして、果たして何人の人がクスリと笑って
くれるのでしょうか。
人気のない隊舎の裏を歩いていると、戦闘服の隊員さんがWACに花束を渡しながら、
『結婚して下さい!』
とやっていてびっくりしました。うわあ、どう見ても俺、邪魔だよ!逃げる様にその場を離れました。全く駐屯地記念行事で
何をやっているんだか。
レンジャー訓練展示会場に向かうと、子供レンジャー体験をやっていました。沢山の子供達がモンキー渡りにチャレンジし
ています。下にはマットがあり、マンツーマンで隊員さんがついているので安全ですが、決死の形相でロープにしがみつく子
供達が微笑ましいですね。しかし中にはスルスルと渡り切ってしまう子もいて、なかなか将来が楽しみでありました。
すぐ横では、この後展示を行う姫路レンジャーの隊員さん達が、屋上から吊るしたロープのチェックを念入りに行っていま
す。
1330からは姫路白鷺太鼓が披露されました。へー、自衛太鼓って、WACもやるんですねえ。てっきり男所帯かと思って
いました。普段の猛練習が偲ばれる、見事に息の合った演奏でした。
そして格闘展示が開始。銃剣やナイフを相手にした約束組手ですが、流石にレンジャーの人たちがやると迫力が違います。
これが自衛隊徒手格闘でしょうか。基本的に、捌いて組んで崩して転がしてから仕留める、という流れでした。
続いて、銃剣を模したソフト棒を使っての格闘展示。相手の攻撃を巧みにかわし、体勢を崩して見事に倒していました。
さて、残るは姫路レンジャーによるロープ展示とゲリラ掃討作戦の寸劇…いや、訓練展示です。昨年はここでカメラの電池
が切れると言う惨劇に見舞われましたが、今年はフル充電を確認した予備バッテリーを持ちこんでいます。
まずはサングラス姿のレンジャー隊員が出てきて、
「こんにちは!、レンジャーの小栗旬です!」
ニセ小栗は子供達にインタビューを行い、徐々に場の空気を暖めています。しかしここのレンジャーは、コミュニケーション
能力が高いなあ。
「みなさんネタを楽しみに来られているみたいですが、レンジャーは芸人ではありません」
姫路に限っては、あまり説得力がありません。
それにしても、子供相手の話し方をしながらも、要所要所で大人をクスリと笑わせるツボを心得ているのが凄いなあ。子供
達もどんどん乗って来ています。
「それではレンジャーの皆さん、お願いしまーす!!」
まずは髭とサングラスが実にいかつい雰囲気を醸し出している隊長が駆け足でやってきて、集合の号令。すかさず20名か
らなる姫路レンジャーが、「レンジャー!!」の掛け声をあげて集結します。
ここで司会による説明と隊員紹介が行われました。一人ずつの紹介の度に拍手が上がりますが、レンジャーにしてはちょ
っと特盛り体型の第4中隊レンジャー駒井の所では、
「昨年に引き続き、彼女募集中!」
の追加が入り、会場から笑いが湧きおこりました。そうか、レンジャー駒井、あれから1年駄目だったのか…。しかし見るか
らにイイキャラだなあ、レンジャー駒井。
隊長から本日の任務についての説明を受けたレンジャー達は、
「任務の完遂!かかれ!」
の号令に、
「レンジャー!!」
と返して持ち場に散って行きました。
まずは左手からの正面モンキーによるロープ渡り。レンジャー隊員は鉄筋隊舎に張り渡されたロープに取りつき、まさに
野生の猿のようにスルスルと渡り切ります。
続いて右手屋上からは、4名のレンジャーによる懸垂降下。3階の屋上からひょいと飛び降り、するすると地上に降りて
きます。
左手からは再びモンキーですが、今度はエイト環を使わず、ロープに絡めた脚を交互に掛け替えつつ、その反動を利用
して両腕で体を牽引。見ているだけでこちらの腹筋が攣りそうな光景です。
さらに飛び込み懸垂降下、セーラー、立姿での懸垂降下と、さまざまな技術を駆使してのロープ降下を次々と披露します。
そして今度は、ロープ上からのフォール。上下2本のロープを伝い、先ほどのレンジャー駒井がインベーダーゲームの様な
動きで会場中央までやってきました。ここで司会による、レンジャー駒井弄りが始まります。
「ちょっとちょっと隊長、あのロープって、体重90sまでしか持ちませんよね?」
ざわざわとした笑いが広がります。
「あいつ何キロでしたっけ?88?ホンマに88s?」
ココでレンジャー駒井が
「きゅうじゅうに、でぇ〜す!」
「お前、それ、アカンやろ…」
「太っちゃって、ご・め・ん・ね〜」
「お前舐めてるやろ(怒)!」
「レンジャー!!」
ここでキレた司会がAK−47を取り出し、レンジャー駒井を撃ち落としたい子供を急きょ募集。
「あのお兄ちゃん目がけて撃ってな〜」
子供はレンジャー駒井に向かって引き金を引きますが、その巨体に似合わない素早い動きで弾丸をよけるレンジャー駒井。
さすがレンジャーです。
「あのお兄ちゃんでかいやろ、でも名前はコマイっていうねんで〜」
と言いつつ、2人目の子供に銃を託す司会。子供が引き金を引いた途端、
「ウウッ!」
と胸を押さえてのけぞるレンジャー駒井。そのまま後方に倒れ込む…と誰もが思った瞬間、
「ウヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
と、怪しくも小憎たらしい笑い声をあげて、死んだふりを止めるレンジャー駒井。凄い、これ、本当に面白い!
そして3人目にもやられたフリをして、観客を小馬鹿にするレンジャー駒井。面白い!面白すぎます(笑)!!しかし4人目
でようやくレンジャー駒井は撃ち落とされてロープから落下。大きな歓声が上がりました。
空中に大の字でぶら下がるレンジャー駒井ですが、その巨体を軽々とひねり上げて、いとも簡単にリカバリー。あっという
間にロープを渡り切り、大きな歓声と拍手が送られました。
それにしても、ただロープから落下してリカバリーするだけなら2分もかかりませんが、そこにこれだけネタを散りばめて、大
人も子供も楽しませるとは!素晴らしすぎるぞ姫路レンジャー!一体普段は何の仕事をしているんだ姫路レンジャー!
続いてロープ上からの飛び込み懸垂降下。2本張られたロープの中央まで来たレンジャーが、10m下のコンクリートに向け
て頭からまっさかさまにダイブ。会場からは悲鳴が上がりますが、地面の直前で急ブレーキをかけ、見事に着地。凄い!ま
さに神業です。
さらに別のレンジャーが、ロープの上からのフォール。先ほどのレンジャー駒井とは違い、前を向いての落下です。
レンジャーは歌を唄いながら軽快にロープを渡り、
「もう間もなく、僕の2人目の子供が誕生します!」
会場からは温かい拍手が贈られます。
「ここで、生まれてくる子供に一言!父さんの様に、大きく人生に飛び降りろ!有難うございました!!」
そして前向きに落下、しばらくぶらぶらとぶら下がった後は、これまた難なくリカバリー。再び大きな拍手が沸き起こりまし
た。
続いてダイナミックフォール。4名のレンジャーがタイミングを少しずつずらし、屋上から飛び降ります。アストロ球団に出
て来た、人間ナイアガラみたいです。最後に飛び降りたレンジャーが壁に激突しそうになっていましたが、ちゃんと両手で衝
撃を殺していたのも、地味にすごいなあ。
屋上からは、崖からの患者搬送。先ほどのレンジャー駒井が再び登場し、背中に隊員を背負った状態でロープ降下を行う
模様です。隊長からは降下の号令が下りますが、さすがレンジャー駒井、
「ちょっとちょっとちょっと、マジで行くんスかー!?」
ここで背負われている隊員が、後に居るレンジャーに向かって
「おい!ちょっと押してくれ!」
「待って待って待って、ちょっと!」
「コラ!早よ降りろ(怒)!」←隊長
またしても観客大爆笑。レンジャー駒井は散々渋るも、最後は嫌々ロープ降下。着地の後は2人で決めポーズを取り、レン
ジャー駒井は大歓声と拍手を受けながら患者を背負ったまま走り去って行きました。
「駒井三曹に背負われて崖を降りたい方は、是非彼の携帯を聞いてください!」
以上で大爆笑のロープ降下訓練展示は終了。とにかく笑わされましたが、よく考えたらとんでもなく危険な事を、何ともサラ
リとやってのけているんですよね。その上で観客を大笑いさせるだけの余裕があるんですから、やっぱりここのレンジャー達
はタダ者ではありません。並はずれた知力体力精神力を備えた上に、さらに笑いを取る余裕が必要なんですから。
姫路レンジャー劇場はまだまだ続きます。今度は市街地戦闘訓練の一環としての、ゲリラ拠点襲撃の展示が始まりました。
屋上からはゲリラの隊長が軽やかにロープで降りて来ました。肩にはAK−47を下げていますが、昨年はもっと某共和国
っぽい出で立ちでした。ゲリラ隊長はどうやら人質を物色しているらしく、観客の中から“悪い子”をナマハゲの様に探してい
ます。
その後からもう二人の部下ゲリラが降りて来て、三人は子供達にお菓子を配り始めました。たちまちゲリラに群がる子供達。
「みなさん、冷静になってください!ゲリラの罠です!ゲリラの工作に乗らないでください!」
司会の説得もむなしく、4人の子供が人質として拉致されました。子供達はゲリラ隊長と手をつないで歩いていて、全然人
質らしくありません(笑)。
「完全に友だちになってしまった模様です!」
そして子供達はゲリラの拠点である建物三階の踊り場から顔を出し、何故かすごく嬉しそうに
「たーすーけーてー!」
ここでレンジャーが人質救出作戦を開始。会場左手の隊舎屋上からスルスルとロープ降下し、会場中央でぼやき漫才を
始めた部下ゲリラの背後に音も無く忍び寄ります。そしてあっという間に2人の部下ゲリラを始末。ずるずると場外に引きず
って運び出しました。すかさず司会が
「まるで生ゴミでも片付けるかのように運ばれて行きます!」
そして偵察隊員が屋上からゲリラの拠点に忍び寄ります。偵察の結果は『突入OK』。屋上からは、4名の隊員がロープに
よる突入を開始。建物の内部からは、パチパチという間の抜けた銃声と煙が上がります。
「レンジャーが今突入しました!果たして人質は無事なんでしょうか!?」
そして人質の子供達は無事救出され、大きな拍手が沸き起こりました。やれやれ、これにて姫路レンジャー劇場は終了…
かと思いきや、何故か不自然な間が。あれ?まだ何か仕込んでるのか?
「レンジャー佐藤!前へ!」
の号令とともに、一人の隊員さんが花束を抱えて走ってきました。あれ?さっき隊舎の裏でプロポーズしていた隊員さんだ。
「このような時間を作って頂き、有難うございます!今日、僕は、結婚します!!」
おおおおお、というどよめきと拍手が沸き起こる中、照れまくっているWACが登場。
「プロポーズがまだだったんで、こんな所で言わせて頂きます!!」
いや、あんたさっき隊舎の裏で練習してたでしょ!…という無粋な突っ込みは置いておいて、
「ダイヤモンドの如く固く、幸せにします!結婚して下さい!!」
手渡された花束を受け取るWAC。会場からは、この日一番大きな拍手が贈られました。いやー、何か本当に凄いな、姫
路のレンジャーは。見事なフィナーレです。素晴らしい!そして司会が、
「なお、この後子供広場において、毎年恒例の第1327回レンジャー隊員記念撮影会を実施しております!」
第1327回って…さりげなくウソを混ぜるな(笑)!しかし、最後の最後までとことんやってくれます姫路レンジャー。全く、午
前の訓練展示が完全に霞んでしましました。
いやあ、これ以上ない位の素晴らしい駐屯地記念行事でした。今年これだけ楽しませて貰うと、来年はさらにその上を要求
されますね。姫路レンジャーの戦いはまだまだ続きそうです。
帰りは姫路城あたりで強烈な渋滞に巻き込まれ、乗る予定だった新快速を二本も遅らせてしまいましたが、無事に大阪着。
終わった途端に来年が待ち遠しくなる、そんな姫路駐屯地記念行事でした。もう毎月やったらどうですか(笑)?
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