輸送艦おおすみ一般公開in堺泉北港

2007.10.21


      大阪府堺泉北港は大浜埠頭で行われた、輸送艦おおすみ一般公開に行って来ました。前回の横須賀に続いて本日も
     見事な青空。まさに秋晴れであります。
      JR堺駅からシャトルバスに乗り込み、大浜埠頭にてLST−4001おおすみとご対面。二年前の呉以来です。しかしいつ
     見ても、そのボリュームには圧倒されますね。8900dという基準排水量ですが、中身ががらんどうな所為か、20000d位あ
     るように見えます。
      埠頭の乗艦受付けには既に沢山の人たちが並んでいて、私もいそいそと最後尾につきました。









 右舷サイドランプから乗艦です。ドアヒンジの巨大
さには驚かされます。
スロープも戦車が出入り出来
る様、物凄く頑丈そうな造り。護衛艦が華奢に見えま
す。







 
 右舷サイドランプから艦首方向。甲板へのエレベ
ーターがあるせいか、左右の広さよりも天井の高さ
の方が印象的でした。











 右舷サイドランプから艦尾方向。こっちは横幅の
方が印象的ですね。ここはちょっと大きなカーフェリ
ーと言った雰囲気で、いかにも物を運ぶ艦です。








 格納庫内にあったダメコン用の木材です。よく見る
と仮面ライダーの落書きが(笑)。
私はウルトラマン派
だったのでよく分かりませんが、V3かな?









 後部ウェルデッキいっぱいいっぱいに、LCACが二
隻詰め込まれています。左右のクリアランス実に50
p!よく見ると壁面のラバーには壁画の如く擦った
跡が
ありますが、それでもよく壊さないで入れますね
え。











 LCACの内部も公開されていました。三人並ぶ操
縦席は完全に航空機の雰囲気です。
天井部にもス
イッチやヒューズがいっぱいです。









 このLCAC、初期の乗員はアメリカ海軍で教育を受
けたそうです。もちろんその授業は全て英語。乗員の
方にお話を伺いましたが、
 「操縦よりも、英語を覚える方が大変でしたよ!」
との事。ちなみに現在は、乗員の教育は呉で行われ
ています。もちろん授業もマニュアルも日本語です。









 陸自隊員用の居住区も見せて頂きました。普段広
い隊舎で寝起きしている陸自の皆さんには、衝撃の
狭さでしょう。でも、こっちの方が空調が効いていて快
適かな?

 ちなみにここでは、330人の隊員を収容できます。











 LCAC用ウェルデッキ上部にある、LCAC管制室前
キャットウォークからの眺めです。二隻連なった全通
甲板は、車両や人員を効率よく上陸させる事が出来
ます。











 甲板のハッチから眺めた風景。気持ちいい位の
広さ。艦橋はまさしくアイランドですね。











 甲板に車両を固定する際の、+の切れ込みのフタ。
こんなのがあるんですねえ。知りませんでした。
 しかし凄い数なんだろうなあ。












 艦橋後部からの眺めです。手前にあるトラックの荷
台みたいな物体は、SHIBATA君の寝台です。







      初めて乗艦したおおすみ型輸送艦ですが、とにかくあらゆるものがデカイ!という印象でした。有事の際はもちろん、宿泊
     施設や医療施設も整っているので、地震や津波などの災害時にも大きな役割を果たしてくれる艦と言えるでしょう。
      またいつか、この艦に乗って体験航海に出れる日を夢見つつ、堺泉北港を後にしました。




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