秦野の野鳥 タウンニュース秦野版Vol.34 2014.1.9掲載 写真/文 八木茂
タウンニュース秦野版に2011.4より連載を開始した秦野の野鳥コラムを紹介していきます。 (画像をクリックすると拡大します) |
2014.1.9版
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ツグミは漢字では、鶫一文字で書きますが、ツグミ、つぐみは亜美という漢字が良く用いられます。亜という意味は、「次の」意味で、亜熱帯が良く用いられる言葉でしょう。 動植物の分類では亜種とか亜科という言葉が良く用いられます。 鳥の分類には、日本では、今まで山階分類と日本鳥学会の分類の二つが使われてきました。 山科分類ではツグミはスズメ目ヒタキ科ツグミ亜科、日本鳥学会日本鳥類目録第6版ではスズメ目ツグミ科 2012.9以前には、日本鳥学会の分類に従う野鳥図鑑では、ツグミはスズメ目ツグミ科となっており、ルリビタキなどヒタキの名前が付く鳥たちもツグミ科に分類されていました。 時代の要請ということでしょうか、遺伝子情報からの分類が加えられて、2012年9月日本鳥類目録の全面改訂があり 今回、日本鳥学会の改定7版では、ツグミはヒタキ科に入ってしまい。ツグミ科はなくなりました。 亜科ではなく属と分類され、ツグミはスズメ目ヒタキ科ツグミ属になり、アカハラやシロハラなどの仲間も同じ属となりました。因みにルリビタキはスズメ目ルリビタキ属です。 個人的には、ツグミはスズメ目ヒタキ科ツグミ亜科のほうが好ましい感じがしますが。そういう問題ではないのでしょうね。 |