馬の直接対戦から計算する逃げ指数・末脚指数
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[出走馬能力表見本(逃げ指数・末脚指数含む)]

逃げ指数
同じレースに出走した馬のコーナー通過順位(1コーナーから4コーナー)を各馬ごとに合計します。
ゴール直前まで逃げ粘ったA馬は1+1+1+1=4。18頭立最後方から追い込みを狙ったB馬は
18+18+18+18=72。この合計の少ない馬から順位をつけます。
そして、この順位を使ってJRA所属馬でこの1年間で3走以上の馬約7,000頭について
1年分の星取表を作成します。

末脚指数
同じレースに出走した馬の上がり3ハロンのタイムの小さい(速い)順に順位をつけます。
同様に、この順位を使って1年分の星取表を作成します。


具体的に逃げ指数の例を見てみます。

馬名\対戦馬A馬B馬C馬D馬・・・
A馬12戦6先行10戦3先行5戦1先行・・・
B馬12戦6先行6戦2先行11戦0先行・・・
C馬10戦7先行6戦4先行9戦7先行・・・
D馬5戦4先行11戦11先行9戦2先行・・・
・・・

たとえば、A馬とC馬はこの直近の1年間に10回、同じレースに出走してA馬3回、B馬が7回先行した。

この表は7,000×7,000、約5,000万マスのものすごい大きさになります。

この表を先着指数同様に、一対比較における Bradley-Terry モデル(BTモデル)を適用して
最尤法で解を求めます。

その解はA馬10、B馬90、C馬900・・・・のような数字で出ます。
A馬とB馬が、同じレースに一緒に出走すれば、A馬は10/(10+90)=0.1
A馬がB馬に対して10%の確率で先行(着順上位)します。逆にB馬から見れば、
90/(10+90)=0.9、先行確率は90%になります。これらの数字は約5,000万マスの表を
最も良く説明できる数字です。

この方法は、馬場状況やコース、レース展開に左右される「タイム」を分析するのではなく、直接対戦した馬同士で
実際にどちらの馬が先行したか、あるいはどちらの馬が上がり3Fが良かったか、この事実をベースし算出します。

より確度の高い逃げ馬探し、あるいは上がり勝負での優劣、正確な展開予想などにご利用ください

なお、着順予想(単確率計算)では、一概に逃げ馬有利、追い込み馬有利とは言えないため、
逃げ指数と末脚指数は、単確率計算には使用していません。統計計算の技術的にも使用は困難です。



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