当大山地域からスーパーが無くなって5年目を迎えます。現在は移動販売車のサポー
トにより窮地に陥るとまでは至っていないものの、住民からは品揃えという面では満足度も低く、スーパー及びドラッグストアの開店を待ち望む声がおおきく成っています。
 昨年末の新聞報道によると、”大山地域にはスーパー、山田地域にはコンビニ誘致の補助金”の見出し記事が掲載されていました。詳細は不明のままですが、市当局に於かれましても何らかの対応を考えておられるようです。先ずは、唯一のスーパーがこの地域から無くなってしまった原因と、誘致し易い環境創りについて考えなければならないと思います。

 誘致に向けての提案

① スーパーのみならずドラッグストアや他の飲食チェーン店では、必ず出店に関わる市場調査(周辺人口、周辺企業、店舗の地形的立地条件、鉄道や幹線道路の状況、車及び人の交通量等)を実施し、社内上層部会議において出店の決定がなされています。
当地域に於いては、一番欠けているのは、日中の人の流れが無いことが最大のネックと考えます。
 朝車で出勤し、夕方帰宅するだけの流れで、日中の流れが極端に少ない状況を打開しなければなりません。
 従って、当HPにも提案している環状型のコミュニティバスの運行が不可欠で、先ずはこの施策の実現に向けて行動を起こすことが大切だと考えています・

② 市当局による補助や援助に付いては、建築費用の一部補助の名目が一番に思い付く手法ですが、イニシャルコストの補助だけでは長く営業を維持継続する要素としては不十分と考え、むしろ店舗に関わる固定資産税の減免若しくは一定期間の非課税措置、等によるランニングコストの軽減策が有れば出店に踏み出す業者も現れる様に思います。

③ せっかく出店されても、売り上げが少なければ大手チェーン店などは直ぐに撤退を決めてしまいます。コンビニチェーンのめまぐるしい展開は、皆様もよく目にしているところだと思います。ですから、地域の皆様自身が、地域外の他店舗の利用を少しでも減らして、当店舗を応援する気持ちが大切だとも考えます。仕事帰りのついでにいつも利用していた店舗での買い物を、せっかく出来たのだから”おらっちゃの店で”という意識が必要です。
商工会が発行する、地域商品券の利用という形や地元農家や商店で作られる地場産品の出品や連携に寄っても身近な店舗として応援していけるのではと思います。



ご意見をお待ち申しあげております。

考えられる原因

原因についてはあくまで憶測にすぎませんが、下記に列記してみます。

① 車社会に付きものの、大型店舗の出現により仕事帰りに買い物を済ませてしまう。
② 駅周辺やバス停から離れていると、行きは良くても重い買い物袋を下げて帰宅する
  のは大変。
③ 少子高齢化により、自分の意思だけでは買い物に出かけにくい状況が進んだ事。
④ 予算執行が出来た町役場が行政センターに代わり、周辺の物品提供業者が衰退し、
  商店街全体の活気が失われ、悪い相乗効果が生まれて人の流れを失ってしまった事。


等、他にも幾つかの要因が有ろうかと思います。

スーパー・ドラッグストアの誘致について