広域山岳観光ルート

 有峰林道2車線化工事が終了すると、夏場には上高地、平湯奥飛騨温泉郷、立山黒部アルペ
ンルートの広域山岳観光ルート
が開け、大いなる集客の可能性が開けてきます。
 立山黒部アルペンルートの開通を皮切りにした概ね8ヶ月間ではありますが、3千m級の
山を巡るこのルートは、下界よりも約20℃の気温差を持つことから、春夏秋冬を肌で感じ
られるオールシーズンの観光圏と言っても過言ではありません。
 旅行会社にとっては目玉観光地が2つよりも3つ以上無いと集客に繋がらず、次に宿泊地
及び移動時間が大切な要素と伺いました。従って、交通インフラ整備の良否がそのまま観光
ルート選定の材料となります。
 有峰林道は現時点で主道である小見線の2車線化工事が後3年程で完了する見込みとなり
ました。従って有峰湖畔の西岸線を通って岐阜県に抜ける暫定的なルートが繋がります。
ただ、ダムから東谷まではダム湖畔をうねうねと曲がりながらの道で、大型車両の通行は可能なものの、対岸にある東岸線ルートの11km間が未だ未改良のままでいます。この間の改良が済めば完全2車線化となり、さらに約20分以上の時間短縮となります。
最終的にはこの広域林道は東岸線改良を持って完了と言うことになり、この予算付けが今後
の大きな課題
となることも認識しておかなければなりません。

  

黒部湖

立山

有峰湖

上高地~平湯奥飛騨温泉郷~(有峰林道)~立山黒部アルペンルート