2km

                  提案内容
そこで、富山地方鉄道不二越上滝線へのライトレール乗り入れの早期実現と共に、上滝~大庄駅間に大きな駐車場を備えた新駅の建設を提案いたします。駅の駐車場まで自家用車で行き電車に乗って通勤すること(park and ride)で移動の効率化が図れます。
ライトレール用新駅は、通常電車用駅よりも建設費が安価で済み、既存駅周辺には住宅や商店が密集してしまっているのに対し、新駅周辺は農地若しくは雑種地にあたり、広い駐車スペースも確保し易いと思われます。
 また、既存駅を中心とした環状型コミュニティバス路線を構築し、駅から離れた運転出来ない住民の利便性を高めることにより、ピンク圏から外れた多くの住民が電車を利用し易くなる環境を生み、朝夕の道路渋滞の緩和や交通事故の確率低減にも寄与します。
 加えて、↓の写真のとおり約400mの道路新設により、福沢地区学園都市(富山国際大学、富山職芸学院、片山学園、インテック研修場,北陸電気工事研修場等)の学生及び教職員1500人も僅か2km圏内に入り、文珠寺地区住民も加えると1万人以上の利用可能人口となることから、通学通勤の利便性とともに上滝線電車乗車率の向上にも大きく貢献しうるものと考えます。

ちなみに富山国際大学では、2学部のうちの1学部が2009年に呉羽キャンパスに開設されており、広い東黒牧キャンパスが有効に活用されていないのも通学通勤の不便さが起因しているものと思われます。小子高齢化の中のせっかくの若者たちのエリアと街中が結びついていないことは地域に取って大きな損失です。一刻も早く改善されるべき問題と考えています。

<討議資料>

富山地方鉄道:上滝線
線路(全線単線) … ◇:列車交換可、|:列車交換不可
駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 線路 所在地
南富山駅 - 0 富山市
朝菜町駅 1.3 1.3
上堀駅 0.8 2.1
小杉駅 0.6 2.7
布市駅 0.5 3.2
開発駅 1.2 4.4
月岡駅 2.2 6.6
大庄駅 1.3 7.9
上滝駅 2.2 10.1
大川寺駅 1.1 11.2
岩峅寺駅 1.2 12.4 富山地方鉄道:立山線 中新川郡立山町

上滝地区

大庄地区

福沢学園都市

車社会と公共交通の融合について

 大山地域を航空写真で見ると、富山地方鉄道上滝線(赤ライン)に対しピンクの円が半径500m圏内のいわゆる”串と団子の政策”(コンパクトシティー)エリアに該当します。
しかしながら、ピンク圏に収まる住宅地は意外に少なく2km半径に住宅団地が拡散し、また既存駅周辺近くには空き地も少なく駐車場を建設するスペースを生み出せない現状にあります。従って通勤で電車を利用する住民は限られ、多くの住民は車での通勤を選択するに至っています。
 加えて上滝地区3000人大庄地区5000人と大山地域全体の8割の人口を有していながら、下表の駅間距離を見ると、上滝~大庄駅間距離は2.2kmと沿線では最も長く、電車通勤が敬遠されやすい環境も起因していると思われます。

文珠寺地区

既存駅 新駅

皆様のご意見お待ち申し上げております。