通過型観光地から、滞在型の観光地にむけて!
立山山麓(富山市)と立山風土記の丘(立山町)施設の概要
改善に向けての提案
① 先ずは、立山町と富山市の地域観光連携を進め、当地域のネーミングも含め課題の解決に向けた本格的な協議会
を発足する。
② 当地域の移動手段を確保するに当たり、当地域を循環するコミュニティバスを待機客数の多い土日や連休に限定
して運行を開始することにより、実際の施設を巡ってその存在をアピールする。
③ 行政区域を越えて、当地域共通の多国語観光看板やパンフレット及びウエブサイトを設置作成構築して大手観光
企業等に宿泊に耐えうる地域であることを大いにアピールしていく。
④ 立山舟橋商工会と富山市南商工会大山支部との合同観光案内所を立山駅に設置する。
⑤ セラピーロードに長期間色彩を楽しめる統一感のある植樹(メタセコイヤ ピラカンサス カエデ 百日紅等)を
施し、手つかずの自然と華やかな樹木との調和のとれた並木道を形成し、そこに幸せの鐘のミニチュアを吊し
て”幸せのみち”として観光客を呼び寄せる。
以上が主な提案ですが、その他改善に向けたご意見をお待ちしております。
常願寺川を挟んで立山町側は、布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)で有名なまんだら遊苑や雄山神社、砂防博物館など文化施設が中心の観光財源を有しています。
一方富山市側はスキー場を中心に、トレッキングやサッカーを始めパラグライダーやジップラインなどのアウトドアスポーツ施設と2200人/日(年間最大80万人)を収容できるホテルやペンションの宿泊施設を有しています。
半径5km圏内にこれだけの施設がある観光地は富山県内では類を見ず、一級観光地としての要素は十分備わっていると思います。
当地域の現状
サマーシーズンには、北陸新幹線の開業や富山空港からの海外観光客を含め、年間100万人もの観光客が立山黒部アルペンルートを訪れているにも関わらず、殆どの観光客は、地鉄立山駅からアルペンルートを経由して長野県に抜けてゆきます。
大型連休や土日には数時間も立山ケーブルに乗車待ちの観光客立山駅周辺に溢れているものの、周辺施設に立ち寄る交通手段も無く、せっかくの状態を指をくわえて見ている状況にあります。我が村我が町と言った狭い良識を取り払い、富山県の優良観光資源として相乗効果を生み出す施策が求められています。
当地域の問題点
① 立山町と富山市の観光施設は、それぞれ観光客誘致に力を注いでいるものの、PR不足も相まって地域の連帯感
に乏しくその実力が発揮できていない事。
② 地鉄利用の観光客には移動手段が無く、車で訪れた人達も駐車場の確保に翻弄され、一端駐車してしまうと時間
が有っても移動手段としてのマイカー使用が出来ない環境にある事。
③ 立山駅は立山町の行政区域にあるため、富山市側の観光施設の立て看板やリフレット等を設置し難い状況に有る
こと。