「久遠の娘」を書くにあたって   
  
 ここをご覧いただく方は児童文学関係の方が多いと思っています。
いよいよ児文芸の連載がはじまりました。ずっと以前から古代世界を舞台に少女を主人公にした物語を描きたかったのです。途中に諸事情、子育て、震災、介護といった道を歩んでいて、なかなかその世界を構築することができませんでした。先の日記にも書きましたように、今、「自分の今」を生きています。この世界に入って物語れることに深く感謝します。

 わたくしの心の中に、宇宙をつかさどるものとして天・地・人があって、「天のものがたり」「地のものがたり」そして「人のものがたり」を描きたいと思っていました。
 天・・・みえないもの  天、神
 地・・・みえるもの   自然、この世
 人・・・みえるものとみえないものを繋ぐ人間

 今から連載になる作品「久遠の娘」は「天」を思って書きました。
 今回、このような機会を与えられたことに感謝し、随時点検、反省を加えながら、一年間がんばろうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

 ご意見、ご感想、ご批評いただければ幸いです。
       (diary 2013年、1、31、(木)  から)

------------------------------------------------------------------------