2021、12、29(水) 今年も残すことあと2日になりました。 振り返ると、沢山のことを思い出します。 1年365日、誰にも同じように与えられた時間です……、その中でいろいろな出来事に出会い、喜んだり悲しんだり、希望がいっぱいになったり、落胆したりしながら、すごしてきました。無事「今」を迎え、やっぱり締めくくりはありがとう!の気持ちです。 今年もお付き合いくださいまして、ありがとうございました。 素敵な良いお年をお迎えください。 来年もどうぞよろしくお願い致します。 2021、12、19(日) 今日の日曜日はクリスマス礼拝でした。コロナ禍の中なので祝う会といった宴はなく、かわいいクッキーのお土産と、例年通りカレンダーをいただきました。 「教会からのカレンダーで、今年も例年通揃ったなあ」 毎年、律儀にカレンダーを配ってくださる牛乳屋、銀行、郵便局、保険会社や旅行会社などなど……。このようなご時世なのに、すてきなカレンダーが集ってきています。 我が家では、つける場所はだいたい決まっています。 新しい年、コロナが終息することを願いながら、しっかり部屋に飾ることにしましょう! 2021、12、9(木) それなりの年齢になってきたからでしょうか、落ち着いた時間がとれるようになったからでしょうか、身の回りのことで気がつくことが多くなりました。「わおー、こんなに汚れてたんや」「もったいないことしてたなあ」「こうすれば快適やったのに……」「わ! えらい損してた」とか……。 そのような気づきのひとつに、《薬》があるのですね。 神戸に引っ越してきてから数十年、近くの医院でお世話になり、若かった先生が引退され、その子どもさんがしっかりと跡をついてくださって、何の不自由もなく、ずっとかかりつけ医にお世話になっています。ということで薬の効用をとりたてて吟味することもありませんでした。 かつて不整脈がひどくなり、かかりつけ医の紹介で大きな病院に行き、検査の結果、薬が出されました。なんの躊躇もなく飲んでいると、ジンマシンがではじめ、最終的に皮膚科にいくことになりました。長い前置きになりましたが、その皮膚科に先日久しぶりに行って、まぶたにつける薬をもらってきました。 薬の効用の欄もチェックし、説明の書かれた冊子も丁寧に読みました。今の心持ちなら! 不整脈の薬を無防備に飲み続けることなどしなかったでしょう。薬からくる異常にも早く気がついたことでしょう。 嗚呼、それなりの年齢になる前、生気のみなぎった若い時に、いつも落ち着いた時間がとれて、身の回りのことに、すばらしい気づきを沢山持って暮らしていたら……。もしかしたら、私は億万長者、聖人、君子、大物、大臣、仙人、妖怪、鬼になっていたかもしれないぞ……。 「わあー、年寄りのたわごとじゃー」(影の声!) 2021、11、29(月) 随分長くご無沙汰してしまいました。実は夫が亡くなって、早や5年になります。先日、教会の大嶋牧師夫妻や子ども達夫婦、孫たちと一緒に「記念会」をいたしました。沢山の元気をもらってまた頑張っていこうと思います。 5周忌の「記念会」といっても大層な準備や後片付けなどあまり無いのですが……、気がつくと、しないといけないことがたまっていました。ここもそのひとつです。そんな私の感じがなんとなくわかるのか、もう社会人の一番上の孫が言いました。 「おばあちゃんの年で忙しいってすごいなあと思うよ」 「はい! 私もそう思います! 好きなことがあるから忙しいのかも! 時間を上手にやりくりして頑張っていこうと思います」 一日一日を大切にして、好きな児童文学創作に精進していきたいです……。 2021、11、13(土) 随分長くご無沙汰してしまいました。その間に、私にとっても世の中にとっても、大小諸々のニュースが飛び去るようにして過ぎ去っていきました。ひとつひとつ、心に留めながら、けれど沈みこまないようにして、今を大切にして生きていきたいと思います。 先日、神戸プレミアム券を利用して娘たちと「シーサイドホテル舞子ビラ」に泊ってきました。10階からまじかにみる明石大橋はやっぱり壮観で美しい。車もひっきりなしに通っていて、賑わいがもどってきている感じです。コロナ対策の下とはいえ、食事や大浴場やマスクごしのおしゃべりなど、久しぶりの外泊に元気をもらいました。 そんななか、海のない県で育った私だからか、妙に心に残ったことがありました 瀬戸内もまた海だ! 当たり前なことなのに、あきることなく瀬戸内海峡をみつめてしまいました。波のイメージがかなり違っています。私の波はせいぜい1メーターぐらいの幅しかありません。だが10階から眺めた波は長くゆったりとして動きもおおらかで……。 「ああ、海の波ってこうなんだ」 この感覚、この想い、この決心などを「文章化するのは難しいなあ……」と思ってしまいました。その時、なんとつけっぱなしのテレビから、新薬開発研究に関わっている人が言ったのです! 「ここを目に見えるように、つまり可視化するのが問題なのです」 嗚呼、どの世界もきちんと見えるようにするのは難しいのだ! 2021、10、28(木) オリックスがリーグ優勝をしました。おめでとうございます。私の応援チームは阪神なのですが、オリックスには思い出がいっぱい。たまたま、今日の神戸新聞夕刊に「イチローさんのコメント」が出ていて、さらに胸がいっぱいになりました。 イチローさんのコメントに、 「……今日の優勝は、あの忘れられない(阪神淡路大震災のこと)日々を共にしたファンの方々にとっても、当時を知らないファンの方々にとっても、熱い気持ちをよびおこしてくれたのではないでしょうか。……」 全くそのとおりです! 当時夫と一緒にイチローさんの出ている試合をよく見に行きました。車で10分ほどの所にスタジアムがあったからです。そして、今も鮮明に記憶に残っているのは、彼の打席に立った姿の美しさと、いとも簡単そうに見える軽やかなひと振りがヒットやホームランになっていたと言う事実です! 巨人ファンだった夫と、阪神ファンの私が仲良く、オリックスの試合を見にいったのは、やっぱり「イチローさん詣で」だったのかもしれません。 とにもかくにも、オリックス、リーグ優勝、おめでとうございます。 阪神! まだまだ頑張るぞ! 2021、10、20(水) 長らく、ご無沙汰してしまいました。といいますのも、15日(金)にパソコンのキーボードが故障。修理に出して1週間で元気になって戻ってきました。が、今度は23日(土)、講師によばれている児童文学「ふらここ」の会の準備で……、忙しくしています。 そして元気にしています。 みなさまもお元気で、このすがすがしい秋を満喫してください。やっぱりコロナ対策をして! 2021、10、6(水) コロナ禍の中、何度もの緊急事態宣言下となり、自粛生活が当たり前になってどれくらいになるのでしょう……。 確か去年の3月はじめ、古い友人たちと出会ったのが面談の最後だった気がします。「どうしよう、大丈夫かしら……。でも、なんとか」と、やきもきしながら出会い、「よかったよかった」と大感激。とはいえ、食事の後のぶらぶら歩きやショッピングはなしにして、早く解散したことを思い出します。 なんと一年半以上も「出会いの時」が制限されているのですね。 そして今回、緊急事態宣が解除されました。が、やはり以前のようにはいかないでしょう……。 そんな中、ワクチン接種が親族の中で一番遅れていた孫から、メールが入りました。 「ワクチン2回目打って来た!」 接種会場は「ノエビアスタジアム神戸」。りっぱな観客席に偉そうに座っている写真が添付されています。私もほっとすることでした。 多くの方々がワクチン接種を済まされ、気にすることなく「出会える」時が早くやってきますように……。 そう! もうしばらくの辛抱ですね! 2021、9、23(木) 久しぶりにすがすがしい秋日和、行楽日和になっています。 ここからだと、車でほんの数十分走っただけで「しあわせの村」はもちろん、「あいなの里」や「森林公園」や「ハーブ園」などなどに出かけていけます。よく出かけていったものです。 だが最近はなかなか……。理由はふたつ、移動手段がもっぱらバスになったことと、コロナ禍の中での心の重さからでしょう。 そんな中、散歩コースにこんな素敵な花が咲いていました。 なんと! オクラの花です。 プレアデス仲間の鬼村テコさんの作品を思い出しました。「プレアデス53号」の巻頭作品、「みっくんのなぞの種」の話に、この美しい花が出てきます。 オクラの花 2021、9、19日(日) インフォメーション ・神戸新聞朝刊9月12、19、26日(日)、「おはなしの森」欄に、 「オニゾウくんの谷わたり①」 「オニゾウくんの谷わたり②」 「オニゾウくんの谷わたり⓷」 が3回連載で掲載されました。 ・「半どん」176号(芸術文化団体 半どんの会発行)に、 児童文学「鬼の守り木」が掲載されました。 2021、9、5(日) コロナ禍の中にあっても、有難いことに、子や孫たちと出会う機会が何度かありました。かつてのように一緒になって、食事をしたり、どこかへ行ったりという事ではなく、子どもの1人と私、孫の1人と私、といった具合です。電話がかかってくるのも1対1。散歩で出会う友人とのおしゃべりも1対1がほとんどです。 ちなみに、友人とはほぼ同年齢、子どもとは約30年、孫とは半世紀以上の年齢差があります。 ふと感じることがありました。 ―1対1でのおしゃべりは、世代の違いを浮き彫りにする!― 同年代の友人たちとは心おきなく、昔も今もそして未来のことも意思疎通、しっかりお話し出来ます。 が、年が離れるほどに、日本語で話し合っているのに意味がわからないことが増えていくのです。いつのまにか「なんで?」「どうして?」と聴いている私。驚いたことに、「へえ、そうなん?」「それ、わけがわからんなあ」と聞き返す若者……。そしてお互いに分かり合った時の爽快さは今まで経験したこともないほどに心浮き立つものです。 もしかしたら、忍耐を強いられるコロナ禍の中にあって、嬉しいご褒美なのかもしれません。 2021、8,26(木) コロナ禍にあって、神戸でも「KOBEプレミアム宿泊クーポン」とか「こうべでこうて! お買物券」が発行されています。運よく私も手に入れることができました。勇んで、孫、子、私の3世代3人で、岡山に行く予定をしました。久しぶりに、吉備津神社界隈をぶらぶらしようとなったのですが……、キャンセルすることになりました。 またクーポンを使える近場のホテルで、娘とのんびりしようと予約をしていたのですが……キャンセルしました。 緊急事態宣言下のこと、行かなくてはならない訳でもないから、私自身はそんなに落ち込むという事もありません……。というのに、キャンセルの電話をして、受話器をおくと、何故か胸がきゅっと痛くなりました。優しい対応と、最後に「また落ち着きましたら、ぜひよろしくお願いします」と言われた言葉が心に残って……。 私たちのようにキャンセルする人がひっきりなし!なのでしょうね。 「落ち着きましたら、また予約いたします。それまでどうぞ……」 私はどのような言葉を言ったらいいのでしょう? 2021、8,16(月) この頃、微妙に引き算をしている自分に「あれ?」と思ってしまいます。性格がのんびりというか、鈍感というか、そのせいでしょうか、そんなにくよくよしないですごしている高齢の私です。が、何か大事な用に直面した時、ふと「大丈夫かな?」との思いが頭をよぎります。私に与えられた時間から引き算して……、ちゃんとやりおおせるのかな? きちんとお付き合いできるかな? 迷惑をかけることになるんじゃないかな? かつての自分は結構決断が早かった! 就職も進学も結婚も、児童文学に関してもそうだった気がします。あれもしたい、これもしよう、あの人にあいたい、あの場所へ行きたい、食べたい、歌いたい、しゃべりたい……。思い、あこがれ、どんどん足し算をして、それでもまだまだやりたい、やれると思って動いてきた気がします。 嗚呼‼足し算にしても引き算にしても自分の持ち時間は同じ。しっかり楽しみたいものです! 2021、8,7(土) お盆の時期、私にはお墓参りがつきものです。いつも実家に帰ることにしています。だが……、兵庫県神戸から奈良県御所へなので、去年から一度も戻っていません。きっとそのよう方も多いことでしょう。何の気兼ねもなく出かけていた頃が懐かしい。 こちらはクリスチャン家なので、この時期にお墓参りをしないといけない、というのでもないのですが、斎苑全体が美しくなる時期に同じように美しくしたい心情から、ずっとお墓参りをしています。今年は私が一人、代表での墓参です。 ということで、お花を買いにバスで商店街に行きました。他にも用事があったので、朝早めに出かけ、昼前には家に戻ってきました! 長い前口上でしたが、私は何を言いたかったかといいますと、 「熱中症になるかもしれん!」 と、実感する暑さだったということです。 たまたま私は「用心しー」人間で、大きめのペットボトルに帽子に傘を用意し、日陰を歩き、バスの時間表をチェックし、用事をするとまっすぐ戻ってきました。 けれど、やはり道を歩かない訳にはいきません。蒸し風呂、サウナ状態の上に、太陽がギンギラギンです。 戻ってみると、テレビ画面に「熱中症警戒アラート」を出ていました。 今日はまだ目標の歩数、歩いていないのだけどなあ……。 無理しない、無理しない! 無理をしないで、お盆休みはゆっくり室内で過ごしましょう。 2021、7,30(金) 猛暑続きとコロナ禍にあって、私の外出も以前と比べてぐんと減っています。その分、合間合間にテレビを見る機会も増えました。この頃ではオリンピック競技をよく見ます。色々な種目があって、大変な戦いを繰り広げていて、「みんな、頑張ってほしい」と変な感情にかられたりして……。 そんな中、ふと気がついたことがあります。 選手たちにとって、戦う日のコンディションこそ重要なんだなあ。 今までオリンピックに出場する人たちはみんな同じコンディションだと思っていました。スポーツにめっぽう弱い私の浅はかさです。 戦う日を、自分の体調や状況や心持が最良になるようコントロールしながら、すごい研鑽、努力をされてきたのでしょう。そしてほんの微妙な気持ちの差でも勝敗が別れてしまうのでしょう。 そして、ふとまた気がつきました。 今、私のお話を書く時のコンディションはどうかしら? 体調や状況や心持を最高の良さにして、努力、研鑽をすること。 そうすれば名作が生まれるかも! 嗚呼! 2021、7,20(火) 暑中お見舞い申し上げます 厳しい暑さの中、まだコロナ禍の続く日々……、くれぐれもご自愛されますように。 みなさまのご健康をお祈りいたします。 夏の空とさるすべり (散歩道から) 2021、7,10(土) うっとおしい日が続きます。あちこちでの災害のニュースを聞き、オリンピック・パラリンピックでの無観客開催の話をきき、さらに収束のめどのつかないコロナ禍……。気持ちの沈みがちなことが多いです。 「何か楽しみをみつけて、リラックスする何かに挑戦して、元気にすごさないと!」 との思いが心に浮かんできました。とたんに、 「おや?」 と思い、はっと気がつきました。 本数年前の私ならば、 「ああ、被害にあわれている方はどんなにしんどいだろう……。どんなにご苦労されているだろう」との思いでいっぱいになり、自分が何もできないことにいらだったものでした。ところが最近は少しちがってきています。 「私も元気でいないと……」との思いがついて出てきます……。 それなりの年齢になった私。あの顔、この顔、案じてくれるみんなの顔が浮かびます。 「元気でいますね! うっとおしい今日も明日も」 歩道と車道を分けるヒメジョオン垣根 (散歩道から) |