2013年、6、24(月) くもり いろいろと諸用がかさなってしまって、なかなか書き込めなくて……。 元気で楽しく忙しくしています。 日本児童文芸家協会「キッズブックらいぶin兵庫」がちかづいてきました。児文芸のホームページに詳しくのせていただいています。今回もバラエティに富んだ素敵な演目がずらり! 幼児から大人まで、幅広く楽しんでいただけると思います。 神戸の新しく出来た「アンパンマンミュージアム」の近くの「こべっこランド」へ、ぜひ遊びにきてくださいね。 日時は、7月6日(土)午後1時30分から約1時間です。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、6、15(土) 雨 連載しています「久遠の娘」への感想は好評で感謝しています。その中に、イメージフラワーとして「ささゆり」を登場させているのですが、最近、ふたつも大きな驚きがありました。 兵庫県の中央部を車で走っていて、某所へ地元野菜を買いに寄ったのですね。そこに束にした「ささゆり」が売られていたのです。なつかしくうれしくすぐに買い求めました。売ってもいいほどにささゆりが咲いている場所がまだあったのですね。貴重な花。長くは咲いていないものですから、せめて写真に……。 家中、やさしい匂いでいっぱいです。 友人が新聞のきりぬきを送ってくれました。率川神社の「ゆりまつり」の記事がのっています。ちょうど「久遠の娘」が生きた時代ごろからはじまったらしく、奇妙な一致に不思議な気持ちになりました。友人は「知っていると思いますが……」と書いていましたが、奈良を離れてひさしく記憶には全くなかったものですから。 鬼を求めてあちこち巡っていた頃にもよくあったので、人の意識の不思議さを感じたことです。 心をこめてさらにに一生懸命「久遠の娘」を書いていかないといけないなと思いました。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、6、7(金)晴れ つぎつぎと日程がきまってきます。元気で動くことの出来る今を感謝して、楽しんで動きたいと思っています。 児童文学にかかわることで、みっつ、お知らせいたします。 1,今年も「童話塾in関西」が開かれます。申し込みが必要ですので、説明をよくお読みになって挑戦してみて下さい。書く者にとって貴重な勉強の場になること、うけあいです。 1、「キッズブックらいぶin兵庫」がひらかれます。これは事前に申し込みの必要はありません。毎回レベルアップしているようで、親ごさんにも子どもたちにも,楽しんでいただけると思います。 1、「おはなしの森2」がいよいよ今月20日発刊されます。21人の作家たちが春夏秋冬にわかれたすてきな作品をのせています。どの季節に読んでもらっても楽しい短編集です。 店頭にならぶのは少し後になると思います。作家さんのもとにとどくのも同様ですので、ご了承下さいね。 毎年ベランダにゴーヤを植えています。勢いよくのびて、いよいよ緑のカーテンらしくなってきました。夏なのですね。ご健康とご健筆をいのります。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、5、29(水)雨 1週間に1回は更新したいと思っています、このコーナーなのですが、どうしても優先しないといけない事が発生、いえ気がつくととっくに1週間がすぎてしまっています。 今回もなんと10日ぶりのdiaryです。とはいえ、優先した事柄は楽しいことでした。 今年も児童文芸家協会の総会のため上京しました。健康に恵まれ、時間に恵まれ、さらに経済にも恵まれて実現できているのですね。感謝なことです。総会につづいて、協会賞、新人賞などの授賞式、懇親会、そして2次会に参加。たくさんの方々のご尽力で、とても楽しく有意義な時をすごしました。関係者のみなさま、ありがとうございました。 その後、わたくしは某ホテルで、川越文子氏と「キッズブックらいぶ兵庫」の打ち合わせをいたしました。 明くる日、朝一番にホテルをでて、孫たちの通っている小学校へ直行。タイミング良く運動会日だったのですね。済んでからも孫たちと楽しく遊んで……。無事神戸にもどってきました。優先順位の高い事柄をかたづけ、diaryにたどりつきました。ほっ……。 今話題のスカイツリーを真下からみてきました。すっきりとしたスカイツリーですが、その下は人、ひと、ヒト、人たちであふれていました。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、5、19(日)雨 昨日、「キッズブックらいぶin兵庫」の打ち合わせ会をいたしました。ひさしぶりにスタッフメンバーが揃い、賑やかにわいわい話し合って、無事、諸事万端整いました! いつもにもおとらない素敵な演目、内容です。キッズと銘打っていますが、大人の方にもきっと楽しんでいただけると思います。 それでは知らせ! お知らせ! 第15回「キッズブックらいぶin兵庫」 ・とき:2013年7月6日(土)午後1:30〜2:30 ・ところ: 神戸市総合児童センター「こべっこランド」7F ・演目: 詩を読む「魔法のことば」(川越文子) スライド絵本「オオカミがやってきた!」(うちだちえ) 歌あそび「アイスクリーム」(中住千春) パネルシアター「みゆちゃんのすてきなぼうし」(井上林子) スライド紙芝居「きつね渡し」(石神誠) みなさま、お子さんお孫さんとご一緒にぜひ遊びにきてください。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、5、13(月)晴れ 今朝、神戸新聞にうれしい掲載がありました。みなさま、こぞって遊びにきてください。定員は90名です。 「句読点」におはなしの森のことが載っています。先日奥原大樹記者から取材をうけていたのですが、とてもとてもすてきにまとめてくださっています。自分にとって重要な位置をしめています児童文学! うれしさがこみあげてきました。 と、その時、リリーン! 友人からの電話。児童文学関係ではない友人からです。 「早くからごめんね。「句読点」読んだよ。「おはなしの森」、いつも楽しみによんでるからうれしくなって電話したんや」 ああ、感謝だなあ。奥原さんが書いてくださっているように、「大人もほろりとさせられたり、考えさせられたりするものも少なくありません……」の如くに、大人のファンの方もいてくださるのですね。みんなでがんばっていきますので、応援よろしくお願いいたします。 載せていただいていますように、「おはなしの森2」 が6月末には発行されます.。春夏秋冬にわかれたすてきな作品21編が収録されています。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、5、7(火)晴れ 連休の間、近場をうろうろしました。フラワーセンターとしあわせの村と離宮公園と丹波竜化石工房と恐竜化石発見地と……行ってきました。天候にめぐまれ、すばらしい自然をいっぱい見たり、感じたりして、大げさじゃなく! 日本は素晴らしいと思いました。 季節柄こいのぼりがあがっていました。家庭で使われなくなったこいのぼりが川や池をまたいで泳いでいます。勇壮でどこかなつかしくうれしくなりました。 うまく写っているかしら。フラワーセンターのこいのぼりたちです。 今日は朝からうれしいことがありました。先日受けた健康検査の結果をききに、病院へいきました。何とウン十年ぶりに、コレステロール値が健康値にもどっていました! 誰かれなしに「ありがとう」と言いたい気分です。とはいえ、私にあった今の薬は飲まないといけないそうですが……。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、4、28(日)晴れ 連休がはじまりましたね。この季節になると心わくわくしたものでした。連休がうれしいのではありません。連休明けがうれしかったのです。 あちこちへと行きたがる子どもとでかけた時代の連休、夫や子どもたちが不規則に出入りをする家庭で、食事や準備にあけくれた時代の連休。いつも私は自分の予定を一番あとに回して、奮闘していた気がします。 そして……、連休があけると、 「よーし! わたしの時間だ!」 義母に留守をたのんで一人旅に行かせてもらいました。日帰りの一人旅からはじまって、次の年は1泊、その次は2泊と遠出ができるようになりました。なんと、5泊までのばして、青森県、三内丸山遺跡や恐山へ。九州は吉野ヶ里遺跡から柳川までも一人旅。阪神淡路大震災の年まで続けていたのですね。まとめあげた「旅の記録」帳も10冊を越えています。そののち、また一人旅に挑戦できると思っていましたが、義母をひとりにすることができなくなり、介護にあけくれました。義母もなくなり、子どもも一家をかまえて手がかかりません。今は行こうと思えば行ける状況がふたたびやってきています。 けれど……、 今、連休明けに何の予定もたてていません。今はただ家にいることが楽しい。書き残した作品をあれこれ手直ししたり、依頼いただいた原稿を検討したり、家にいるのが楽しい。 どこからか、「それって、加齢のせいだよ」なんてきこえてきました! その声には「アハハハ」と笑い飛ばして、「家が一番いい」といいましょう! ------------------------------------------------------------------------- 2013年、4、20(土)くもりのち雨 4月に入ってからは原稿の締め切りや講演や、私的な旅行などがあるので、先にできることはやっておこうと思ってがんばりました。今のところ順調にすすんではいるのですが、すごーく! 驚いたことがありました。 講演日の日は何度もチョックしているので大丈夫だったのですが、何と! 時間がちがっていました。といいますのも、以前につくったレジュメの上にのっけて、新しいものをつくったから……。その折、時間の訂正を何かの都合でしなかったようです。先にメール添付で送りました。もちろん、ご連絡をいただき、冷や汗で、「訂正」をお願いしました。それも午前の会だったもので、もしレジュメどおりに午後の会のつもりだったら……。 文明の武器が文字通りに、私のうっかりミスとかさなって、武器になるところでした。 そして、文明の武器、メールのおかげで、みなさまにご迷惑をかけることがなく、無事にすむことになりました。 便利のよいものには用心、用心です! -------------------------------------------------------------------------- 2013年、4、、11(木)くもり 新学期がはじまっています。わたくしの団地の真横が小学校なのですね。先日、入学式がありました。やはりおかあさんもおとうさんも若く華やいでいます。こどもたちも初々しくて、たまたま通りかかったわたくしは立ち止まってみつめてしまいました。 「新しい学びの毎日がはじまるのですね。すこやかでありますように。自分らしく溌剌と楽しんでくれますように。今のあふれるような満面の笑みが続きますように……」 実はわたくしもこの4月で、すてきな年に突入です。息子一家と娘一家がお祝いをしてくれるというので、上京します。感謝だなあとつくづく思います。子育て中、いつも思っていたことは、こんなにかわいい(母親の自分にとってです!)子と毎日対面しているのだから、充分親孝行はしてもらっているなあ、ということでした。今、おまけの親孝行の大きさに胸を熱くしています。 「健康で長生きして、すてきな童話をいっぱい書いていけますように……」 -------------------------------------------------------------------------- 2013年、4、4、(木)晴れ 桜満開の篠山城跡に行ってきました。わたくしの住んでいますひよどり台から高速道路にのっていけばそんなに時間はかからないのですが、2時間ほどかけて、丹波篠山まで一般道路を走りました。どこもかしこも春爛漫! 美しい日本にうまれて幸せです。もちろん、篠山城跡もすてきでした。ところが写真の枚数のなかでかなりのウエイトで、変なものをとっています……。 「ああ、これこれ、この感じの石垣や」 「お、雑草地の雰囲気はこれだ」 とか、ぶつぶついいながら、シャッターを押していました。 すべて、今書いているお話、いつか書きたいと思っているお話の中にでてくる風景、情景です。 どこへいっても、「童話を書く」ことからはなれられない? 書いてらっしゃる方にはきっとわかっていただけると『思い』ます……。 桜の花の時期は短い。華麗な桜の姿も楽しみましょう! -------------------------------------------------------------------------- 2013年、3、30、(土)晴れ 忙しくないといえばうそになってしまいますが、ただ以前とちがうことは本当に自分の好きな世界で動いているということです。それほど疲れません。だからこそ、無理や無茶をしないでおこう、早寝早起きを守ろう、暴飲暴食はつつしもうと、自分にいいきかせています。 わたくしは神戸新聞文化センターの「童話つくり」の講師をしています。2012年度もいろいろな思い出をつくって、無事終了いたしました。 いつものように、受講生の方々による作品集が仕上がりました。新長田教室は「さんどろーず」第3号、六甲道教室は「ぺたる」第2号です。もし読んでみたいと思われる方は、メールで住所、お名前をお知らせ下さい。数に限りはありますが、お送りいたします。そして感想をきかせていただければとてもうれしいです. 今日、こんなしおりをつくりました。 友人が「キルト展」を開くから、そこに「あなたの本」のチラシをおいてあげようと言って下さったのですね。キルト展と関係のない本のチラシを置くのが申し訳なくて……。ラミネーターをつかって、しおりチラシをつくりました。 -------------------------------------------------------------------------- 2013年、3、23、(土)晴れ 今日買い物にでかけると、友人が声をかけてくれました。 「まだあの本のちらし、ある?」 あの本というのは昨年の今ごろ、発刊された「おはなしの森」のことです。 「また、わたしたちの手芸の展示会を開くので、そこに置いておいたらいいよ」 うれしい提案です。話は弾んで、「実は……」ということになり、つづきの会話です。 「みんなが買ってくれたからかな、好評だったので、この6月につぎの本、『おはなしの森U』がでるんや」 「わ、よかった! 6月やったら、次の11月の展示会にもってきたらいいよ」 私が童話を書いていることを、友人たちはよく知ってくれています。 帰ってくると、神戸総合出版センターから、「おはなしの森U」の初校原稿が届いていました。少し遅れていたので気にしていたのですが、いよいよ本稼働です。執筆者はかねこかずこ、陶山公子、三嶋陽子、高浜直子、工藤葉子、河本克美、石川純子、中住千春、石神誠、畑中弘子、うちだちえ、国元まゆみ、岡村佳奈、戸沢たか子、森くま堂、白矢三恵、西村さとみ、うたかいずみ、寅屋佳美、赤木きよみ、中山みどりの各氏21名です。どんないろどりの物語がそろうのでしょう! 6月発刊予定です。またご案内いたしますので、どうぞ楽しみに待っていてください。わたくしたちもわくわくしながら待っています。 --------------------------------------------------------------------------- 2013年、3、19、(火)曇り アルファがあればオメガがある。初めがあるとは終わりもやってくるということなのでしょうね。 昨日は地元の婦人会の最後の総会がありました。 わたくしたちは開拓されたばかりの団地に引っ越してきたのですね。コミュニティの大切さを! とうたって早々に、婦人会がたちあがりました。わたくしも創設総会にでかけています。その後、本部役員の書記をしたり、コーラスや旅行やボランティア活動、盆踊りや総会の司会などなど……、たくさんの思い出をつくることが出来ました。 昨日、久しぶりに出会った仲間たちはずいぶん年を重ねています。やはり高齢化が閉会となった大きな理由なのかもしれません。婦人会はなくなっても、多くの会員は個人として、地元の自治会活動に参加するということです。 37年間のひよどり台婦人会にかかわられたみなさん! たくさんの力添えと、たくさんの思い出をありがとうございました。 ひよどり台婦人会だけではなく、「これで終わります」「終刊になります」という連絡をいただくことが、今年は多い気がいたします。 けれど終わりはまた新しい芽がふきだす前ぶれ! 期待して待っています。あの方、この方へ。 ありがとうございました。 --------------------------------------------------------------------------- 2013,3,12(火) 東日本大震災が起こって、はや2年と一日たちました。テレビでしかみることのない私なのですが、復興へ向かっているとは思えない、考えられない状況に、心が痛みます。多くの方々のやるせなさを感じます。私自身、出来ることと言えば小さな募金や物産を購入したりする程度です。どのようなことばをかければいいのか、言葉さえみつかりません。どうか乗り切ってほしいです。 今日は父の墓参りで御所にもどっていました。わたくしが生まれ育った実家が取り壊され、更地になっていました。おいしい水だった井戸もうめられて、まったくどこにあったかわかりません。時の流れを感じたことです。 そののち、以前から行きたかった「唐古、鍵考古学ミュージアム」へ寄りました。ガイドのおじさんがとてもわかりやすく案内してくださり、うれしい時間をすごしました。決して広いスペースではありませんが、わたくしの最も興味のある、弥生時代の生活が事細かく物語るように展示されていて、わくわくしました。展示されている世界は、確かに今描いている「久遠の娘」真菜が幼い日にすごした所でした。 --------------------------------------------------------------------------- 2013年、3、8、(金) 晴れ この季節になりますと、神戸界隈では何処へ行っても独特のにおいがしてきます。いかなごのくぎ煮をつくるからです。風物詩となっています、神戸の「いかなご、くぎ煮」づくり……。わたくしは神戸の人になってから、ずっとあこがれていました。遠くの親戚やお世話になった方々へ、季節の便りのようにお届けできたらなあ。 いつも何かにおわれているような時をすごし、その季節に必ずつくることができるという自信がありませんでした。やっと数年前から、自由な自分の時間をもつことができ、あこがれの「いかなごくぎ煮」づくりに挑戦し、かなり上手にできるようになりました。 長い長い「くぎ煮」づくりの前置きでした! さて、わたくしに何人かの恩人がいます。彼女もそのひとり。私が小学生のころから、今に至るまで、実の姉のようにいつも力になってくれました。「あなたに似合うから」といって、服やバッグやアクセサリーをいただき、本がでると何冊も買ってくださり、授賞式の時はお祝いにかけつけてくださり……。ずっと童話を書くわたくしを支えてくれました。 この方には一番に「神戸の春」を告げるこの食をお届けしたい……。ずっとずっと思い続けていました。そして何と、今日、はじめて実現することができたのです。半世紀近くもかかって! 「わあ、ひろこちゃんがつくったの!」 と、彼女は目をまるくして驚くことでしょう! 来年も再来年もおくれるようにがんばりまーす。「ありがとう」の心を込めて。 ------------------------------------------------------------------------ 2013年、3、1、(金) 曇り、春一番風 3月にはいりました。いつも月のはじめに計画表にチェックをいれます。 3月は父の命日にあたるので、お墓参りがはいってきます。帰りに行きたかった博物館にも寄るので、帰郷や姉に出会うことと共に楽しみがふえ、うれしい墓参です。 神戸新聞に掲載された作品の単行本化「おはなしの森」の第2弾がいよいよ動き出しました。この10日あたりまでに初校があがってき、6月の出版にむけて進んでいきます。幼年向き短編のいい作品が21編も! お得な本です。またご案内いたしますが、応援よろしくお願いします。 4月に講演の依頼をうけて、感謝してひきうけました。 私が講師をさせてもらっていますKCC、神戸新聞文化センターの学びの総決算と位置づけています、作品集「さんどろーず」「ぺたる」誌の作業にも入っていきます。今年も多くの作品を発表することができてうれしく、感謝です。作品を形にして残すことの大切さを、年齢を重ねた書き手のわたくしはつくづく感じています。 そして最後に大きなこと、「児童文芸」誌の連載「久遠の娘」の第4回目をしあげなくてはなりません。すでに最終章まで書いてはいるのですが、なにせ、あわてもののわたくしですので、勘違いや早とちりのないように、念入りに筋や文章をねっていきたいと思っています。 今日からはじまる3月! みなさまにとってもいい月でありますように。 ご健康とご健筆を祈ります。 ------------------------------------------------------------------------ 2013年、2、23、(土) 晴れ 「メカに弱いの」と言いながら、それほど不自由なく生活できていた頃がなつかしい。あの頃は充分、本も読めたし、買い物もできました! 今はちょっと大変です。といいますのは、先日わたくしの本のことで連絡が入り、電子書籍化してくださることになりました。「ワルルルさん」(くもん出版)です。「一度、電子書籍を読んでみたいなあ」などと思っていましたところ、タイミング良くうれしい連絡が回ってきました。「プレアデス」仲間の横山充男さんが大長編小説「天の磐笛」を電子書籍出版されたのです。以前からお聞きしていて、ぜひ読んでみたいと思っていましたから、早速ネットで検索。 その結果、上記のようなつぶやきとあいなりました。即、購入、即、読書というわけにはいかなかったのです。しばらくはがまんして、書籍を「どの台紙!」にはりつけるか、しっかり検討することにします。 明日は久しぶりの「プレアデス」会。若い作家、書き手さんがたくさんいらっしゃいます。台紙にのった電子書籍を読ませてもらえるかもしれません。 百聞は一見にしかず! ------------------------------------------------------------------------ 2013年、2、16、(土) 晴れ メールや電話やお手紙、また直接にお話をしたりと、人と人との交わりは素敵なことです。人との交わりで、うれしくなり、元気になり、意欲がうまれてくると思います。けれど、その心を利用した犯罪も多くあることも事実なのでしょう。 ついさきほど、息子から電話がかかってきました。彼たちの卒業した高校の同窓会名簿が利用され、「振り込み詐欺の被害がでてるらしいから、気をつけるように」とのことです。わたくしはどちらかというと、早とちりで、思い込みのはげしいところがあります。ふたりの子どもたちはよくわかっているらしくて、ある時期から、自分のことは自分でする子になっていきました。きっと「振り込み詐欺」にかかりやすい人の話がでると、一番に「わたくし」のことを思いおこしたのでしょう。 喜んでいいのか? やっぱり喜んで、そして、自分にいいきかせました。 おかしな電話にはとりあわないぞ! ------------------------------------------------------------------------ 2013年、2、8、(金) 曇り 若い頃から、博物館めぐりが好きでした。神戸市立博物館にはよくいっていましたが、ここのところご無沙汰していました。久しぶりに特別展「中国王朝の至宝」があり、みにいってきました。壮大な歴史の中国王朝のことです。ほとんど何もわからないままにでむきましたが、古い順によく整理され、とてもわかりやすいでした。見終わって、やはりわたしは古い時代がすきなのだなあと思ったことです。「第2章・群雄の輝き『楚』と『斉・魯』時代」の展示物に心がひかれました。興味のある方で、お近くの方はお勧めの展示です。 特別展鑑賞のあと、常設展にむかいました。 ここは日本の縄文・弥生時代のくらしぶりがわかりやすく、出土物と共に展示されています。 特別展での混雑ぶりはなんだったのだろうとおもうほどに、静か、いえ、わたくしひとりがゆっくりみてまわった静寂の世界でした。小学校の教室2つほどの広さしかないところですが、なつかしく、うれしく、まるでふるさとに帰ったような気持ちになりました。もしかしたら、かつて、わたくしはこの横穴式の住居の内外を走りまわっていたのかもしれません……。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、1、31、(木) 晴れ 久遠(くおん)の娘 畑中弘子作・三枝三七子絵 「児童文芸」2,3月号〜12、1月号 一年間の連載がはじまりました ご購読は「児文芸」へ。 ここをご覧いただく方は児童文学関係の方が多いと思っています。 いよいよ児文芸の連載がはじまりました。ずっと以前から古代世界を舞台に少女を主人公にした物語を描きたかったのです。途中に諸事情、子育て、震災、介護といった道を歩んでいて、なかなかその世界を構築することができませんでした。先の日記にも書きましたように、今、「自分の今」を生きています。この世界に入って物語れることに深く感謝します。 わたくしの心の中に、宇宙をつかさどるものとして天・地・人があって、「天のものがたり」「地のものがたり」そして「人のものがたり」を描きたいと思っていました。 天・・・みえないもの 天、神 地・・・みえるもの 自然、この世 人・・・みえるものとみえないものを繋ぐ人間 今から連載になる作品「久遠の娘」は「天」を思って書きました。 今回、このような機会を与えられたことに感謝し、随時点検、反省を加えながら、一年間がんばろうと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。 ご意見、ご感想、ご批評いただければ幸いです。 ------------------------------------------------------------------------ 2013年、1、25、(金) 晴れ 今日は大変寒い日でした。時間のゆるすかぎり、近くの公園「しあわせの村」へ「歩き」にでかけますが、さすがに広場で遊んでいる方はいませんでした。いつもだと、紙飛行機をとばしたり、親子づれでボールあそびをしたり、若者たちが輪になってバレーボールっぽいことに興じたりしています。四季おりおりの木々や花々を見ながらの「歩き」は贅沢なことです。このごろでは結構早足になっていて、ひとまわりをするのに40分もあればできます。4000歩ほどにもなるいい運動です。若い頃のわたくしには考えられないほどにまじめによく運動しているのですね。 どうしてでしょう? 自問自答しての答は、 「長生きしたいのです!」 今ほどに自分の意のままに動けることは今までの生活をふりかえって、あまりありませんでした。年を重ねる、年をいく、ということは決して悪くはないな、なんで思っています。ただ問題は健康。若い時にくらべてちょっと油断するとすぐに退化する。人としての各部品が弱ってきているから、しかたありませんが……。 というわけて、 意のままに動けるようになった今の我が身を「長生き」させたいと思って、がんばって! 歩くようにしています。 長生きして、「やったー」と思えるような童話をかいてみたいなあ。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、1、17、(木) 曇り 阪神淡路大震災から18年たちました。つぎつぎとあの頃のことが思い出されます。落ち込み、それでもがんばらないといけない、申し訳ない、生きているのだから、日常をすごせているのだからと自分を叱咤激励し……。「もう童話をつくれないかな」「いや、書かないと」と震災の話をやみくもに書いて、また「書けない」と思い……。 18年経ち、童話を書き続けている自分がいることに不思議な思いになっています。そして、震災の話ではなく、好きな古代世界の物語を書いていることにも時の経過を感じています。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、1、12、(土) 晴れ 「いい時代になったものだなあ」 ふっと、わたくしはつぶやいています……。 わたくしが幼かった頃、真剣に願っていたことのひとつに、「誰からも変な目でみられないで」「女の児やのにと言われないで」「こらー!と怒られないで」 ーー木登りができたらなあ。 スポーツのできる子ではなかったので、その程度の思いしかなかったのですが、息子が少年野球にはいるようになって、また不思議だなあとおもったことがありました。 ーー女の子は野球をしないのかなあ。 まわりをみわたすと、確かに女性のいない職場、場所が多くありました。女の人の運転手、まして、タクシーやトラックやバスといった営業車の運転手は皆無でした。 ーーどうして女の人は運転しないのかなあ。 あれよあれよという間に、それらは払拭されていきました。 すごくいい時代になったなあと思います。けれど……。 いま不思議に思っていることがひとつ。 ーーどうして、女の人の政治家が少ないのだろう。指導者や経営者が少ないのだろう。 正月開け、あちこちの発会式などのニュースがテレビで流れました。晴れ着をきた若い女性はおられましたが、その他は男性、男性、男性。 ーどうしてかなあ? すごいスピードで時代を駆け、木登りもでき、野球もサッカーもでき、腕のよい運転手にもなっていった、日本の女性たちです。 我慢強く、温和で、実力のある、日本の女性たちが、男性と肩をならべて活躍する時代も、 ーーきっともうすぐ! 夢をふくらませています。 ------------------------------------------------------------------------- 2013年、1、6、(日) 晴れ たくさんの年賀状をいただきました。 みなさまにとって、新年が良い年となりますようにお祈りいたします。 年賀状をみながら、おひとり、おひとり、思い起こします。ふるさとから、同級生たちから、幼稚園の先生をしていた頃の仲間や生徒たちから、神戸にきてから開設した英語塾の生徒たちから……、そして今一番多くの枚数を占めるようになった児童文学関係の方々からの年賀状たちです。 つくづく、なんと長く、遠く、生きてきたことかしらと思えてきます。 今年はことのほか、自分の年齢を考えさせられました。といいますのも、ついこの間までは親たちの訃報で、年賀をひかえることが多かったのですが、今年は先輩たちの訃報があまりにも多かったのですね。頼りの綱をもぎとられた寂しさ、哀しさを感じてしまいます。いよいよ、わたくしもなにがしかの準備をしないといけないのかもしれませんね。 人はみな、生きたように、死んでいくといいます。さあ、わたくしも、 生きたように、死んでいくため、 書いたように、書いていくため、 今年も、一生懸命、生き、書いていきましょう! ------------------------------------------------------------------------- 2013年、元旦 あけましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いいたします ------------------------------------------------------------------------- |