2012,12,29(土)晴
 若い頃から、毎年一年の終わりに、「今年をふりかえって」として、反省点などを書き留めておく習慣がありました。年のはじめに「今年の夢」「今年の目標」といったことを箇条書きにしていましたから、それと照らしあわせるのですね。
 かつてはいくつも書き留めることがありました。
 小さなことから大きなことまで、年始めに考え出した目標、夢ものがたりがずらり。年末には「家族の十大ニュース」「私の十大ニュース」などと項目をつくり、目標達成順に並べてみたり、花丸をつけたり、結構楽しんでいました。
 これらの記録はすべて日記に書いていましたから、折々にのぞいたり、時には反省したり、がんばろうと思ったりして、一年をすごしていたようです。

 そして今年もあと残すことわずかになりました。
 今年の目標はなんだった? 
 全くおもいつきません。あわててパソコンを開きました。「2012年の目標」というファイルがあります。のぞいてみますと、たった3行、3つの目標が並んでいます。そして残念なことにどのひとつも実現していませんでした! 「今年をふりかえって」の中で、一番に書くことは、「今年の目標をわすれないこと」とは! 来年こそは目標を忘れないで、しっかり実現させたいと思っています。 

     
みなさま、良いお年をおむかえくださいませ。
     来年もまたのぞきにきてくださいね。

----------------------------------------------------------------------

2012,12,17(月)曇り
 いよいよ、年賀状作成の季節になりました。わたくしの場合、先に裏面をつくります。巳年だからへびちゃんをいれないとね、やっぱり景色がいいかしら、いやお花がいい、おすまし系、かわい系?とか、いろいろ考えていくのも楽しいものです。
 今年は新年の挨拶の下に、書き込んだ文章があります。
     「久遠の娘」畑中弘子作 三枝三七子絵
         「児童文芸」2,3月号〜 
        一年間の連載がはじまります

「ああ、この連載を書かせてもらうって、私の一つの目標、あこがれ、夢だったんだなあ」

 不思議な気持ちになっているとき、「児文芸」編集部から、第一回目のゲラが届きました。「久遠の娘」第一章、不穏な日。三枝三七子さんのすてきな表紙絵もはいっていました。
「ああ、いよいよはじまるんだ……」
 わたくしのふるさとはまわりを古墳にかこまれた奈良県御所市。そのあたりをイメージし、ちょっとちがった目で古代世界をみつめて描きました。
 たくさんの人たちに読んでいただきたい。いろいろご意見、ご批評、ご助言をいただきたいなあと思います。
 この誌は、わたくしだけでなく多くの児童文学にかかわる方々のナウな記事やものがたりが載っています。誌代は820円。ご購読は「児文芸」へ。


----------------------------------------------------------------------

2012,12,10(月)晴れ

    

  神戸ルミナリエにいってきました。阪神淡路大震災メモリアルです。わたくしにとりましては「生かされている今」メモリアルです。感謝をこめて光のアーチをくぐってきました。
 1995年12月、第1回のルミナリエの時、やさしい音楽だけがあたりをおおっていました。今年と同じように、多くの人たちが歩いていましたが、誰もがだまって……、目に涙をため、ある人はすすり泣き、葬送のように、いえ唇をかみしめて、光をみあげて歩いていました。今年と同じように、若者も老人もそしてわたくしも……。

 第18回目となって、この賑わいのルミナリエを見ることができ、とてもうれしく感謝でした。

     

 団体でこられていた女性のことばが耳にはいりました。
「ここは地震だけだから、まだましだね……」
 胸をつく言葉です。わたくしが神戸の惨状を目の当たりにした時、「もうこれ以上の悲惨なことはおこりようがない」と思いました。だが、東北の方々はさらに、津波も原発もなのですね……。
 長く長くかかると思いますが、生きている「人間」のがんばりはすごいと思います。共に光をみつけてやっていきたい。東北の少しでもはやい復興を祈ります。

----------------------------------------------------------------------

2012,12,2(日)晴れのち曇り
 今日は「こべっこランド」で開催する「キッズブックらいぶin兵庫」に集中する日でした。
 自分の役目を考えて、いろいろ準備をととのえ、「いざ!出陣」といったぐあいででかけていきました。けれど集中したのは、わたくしひとりではありませんでした。いえ、わたくし以上に出演の方々の集中力はすごい! 
 詩の朗読の北川風さん、絵本の井上林子さん、人形劇の中住千春さん、うちだちえさん、大川いこさん、紙芝居の石神誠さん、音楽でお手伝いして下さった山中加織さん!
 4つのどの出し物にもドンと花丸をつけたい思いでいっぱいです。もっとたくさんの人たちにもきていただき、楽しんでいただきたいなあと、つくづく思ったことです。とはいえ、3研修室をオープンにした広い会場は満員の盛況ぶりでした。こどもたちが40人あまり、大人の方たちも50人あまりがはいってくださり、1時間という長い時間を本当に静かに見入り、聴き入り、ときには応答し、拍手をしてくださいました。
 みなさま、ありがとうございました!


-----------------------------------------------------------------------

2012,11,24(土) 曇り
 ずいぶん寒くなってきました。くしゃんくしゃんとくしゃみをしています。こうして寒さがきびしくなり、12月師走となりますと、クリスマスとともにやってくるものがあります。「キッズブックらいぶ」です。
 夏と冬それぞれ1回、「こべっこランド」で開催することができるようになって早や7年目。今回も12月2日(日)午後1時30分〜2時30分、いつものように楽しいプログラムを用意して、「キッズブックらいぶin兵庫」を開きます。
 特色はなんといっても自作自演! 
 こどもの好きな作家さんたちが出演します。
 どうぞお近くのかたは、お子さまと一緒に遊びにきてください。
     こんな雰囲気です。うしろに大人の方がおられます。
      
        先回の「キッズブックらいぶ」から

 この催しは日本児童文芸家協会の公益事業の一環として行っています。このたび活動をきちんと整理、ファイルして、事務局においてくださることになりました。わたくしたちは14回だけですが、東京「キッズブックらいぶ」とあわせると、なんと84回にもなるそうです。もし東京へいかれ、事務局にたちよられることがありましたら、ファイルをごらんなってくださればうれしいです。わたくしもぜひのぞいてみたいと思っています。
 楽しみながら淡々とやってきたことがきちんと、児童文芸家協会の活動として残っていくと思うとなんだかうれしく、不思議な気持ちです。多くのかかわってくださっている方々や応援してくださる方々に深くお礼申しあげます。


-----------------------------------------------------------------------


2012,11,17(土) 雨
 
「ああ、これでつながった!」
  
 物語を書いていて、どうしてもつじつまがあわなかったり、納得のいかなかったりすることがあります。それでも作家根性の性というのでしょうか、わかっていても、どんどん書き続けていきます。どんどん意図から離れていくかもしれない、どんどん深みに陥ってしまうかもしれない、そのような恐怖も感じていても、勝手に書き進んでしまうのですね。長編となるとなおさらです。はじめからやりはじめるほどに、わたくしはもう若くはありません。
  今回も立ち止まることがありました。
 そんな時、えてして、公用といいますが、しないといけないことがいっぱいあって、気になりながらそのほうにシフトをかえて、奔走することになります。
 さらに夫と一緒にもみじがりへ。、神戸で有名な紅葉の名所、森林植物園に行ってきました。運よくみごとな紅葉にであうことができました。
 その4,5日間、心の底に澱のように、「どう書いていくんだ?」との問いがありました。そして、
 今朝、諸用が一段落したので、パソコンへむかい、一点集中となったのです。
と、ひらめきが!
「そうだ! これを生かせばいいんだ」
 単純なことをみのがしていた自分にはっと気がつきました。

「ああ、これでつながった!」

「書いていて、行き詰まった時はちょっと間をおくこと」
 教室では、受講生の方によく話していることなのです。
 自分のこととなるとなかなか……。
 今、もろもろの忙しさに感謝しています。

森林植物園で、緑から赤へうつりゆく不思議なもみじの木にであいました。

    

-----------------------------------------------------------------------  


2012,11,10(土)
 
今日は孫娘の誕生日です。彼女は小学五年生なのですね。わたくしたち祖父母夫婦のとりきめとして、お誕生日のお祝いを贈るのは小学四年生まで。
 11才からはことばでの「おめでとう」だけになっています。もちろん、娘夫婦も息子夫婦も意義などありません。というのも、彼女たちのほうから言いだしてくれたからです。今になって「ありがたく」そのようにしています。今年から四人の孫のうち、プレゼントを贈るのはたったひとりとなりました。はじめは少々、孫たちが寂しがると思っていましたが、そうでもなさそうです。
 誕生日にかかってくるじーじ、ばーばの電話で充分喜んでくれているようです。
 今回はちょっと趣向をこらして、ファックスにしました。ぬりえができるようなデザインで、メッセージを書き、朝早くにおくりました。ところが慣れないことをしたため、どうも送った先は、パパの会社! 気がついて、こんどは自宅へ。
 
 その後、「ありがとう」の電話の中で、
「2枚もファックスがとどいていたよ」
え? もしかしたら会社とおもっていたものが、自宅だったのかな?
それとも会社から家に転送された?
 とにかくジージ、バーバの心がつたわったようです。
 あなたはもう11才! 花の10代! お誕生日、おめでとう。

------------------------------------------------------------------------


2012,11,3(土・祭) 晴れ
 
わたくしの住んでいます所は,、神戸でも山手のほうで、市街地と比べ早く秋がき、冬がくるようです。今は紅葉の見頃なのですね。

 ウオーキングの最中、落葉をみつけました。
「わあー、きれーい」
 幻の着物といわれた、辻が花模様を一瞬おもいだしました。一枚一枚、ひとつとして同じ色に染められていないけれど、どの葉っぱも息をのむほどに美しい。何枚が拾ってもちかえりました。
と、それは一昨日のこと。
 押し花にしようか、誰かにおくろうかしら。
と、考えたのは一昨日のこと。
 昨日、今日と、いそがしくしていて、すっかり忘れていました。
 夕ぐれとき、テーブルの上にむぞうさに新聞紙がおいてあります。
「なんで、こんなとこに新聞紙?」
 あ、きれいな葉っぱひろってきたんだった!
 ひろげると、わっと美しい秋が、わたくしの目の前にあらわれました。
 押し花にしましょうか、誰かにおくりましょうか。
 秋の美しさは春とちがって、ちょっと忍耐づよいのかもしれませんね。


------------------------------------------------------------------

2012,10,28(日) 雨

 昨日は東京と神戸を日帰りし、今日もでかける用事があり、夕方もどってきました。「お疲れ様!」と、我が身体にいいながら、気持ちは若くなった気がしています。といいますのも、両日、若い方々のがんばっている姿にふれることができたからです。

 昨日27日、日本児童文芸家協会の「創作コンクール・つばさ賞」の授賞式がありました。何年もご一緒してきた「プレアデス」同人の方、おふたり、
 国元アルカさんは「白瑠璃色に輝いて」で、優秀賞、文部科学大臣賞を、
 今田恵里香さんは「人魚の棲む海」で、佳作を、受賞されました。
 
おめでとうございます。
 おふたりとも、長くそして相当な量の枚数を書いてこられています。間近にみてきたわたくしは「ああよかったなあ、努力はやっぱり報われるのだ」と思ったことです。
 童話、児童文学、創作に魅せられ努力をされている方々、ずっとずっと書きつづけていきましょうね。国元さんの挨拶のなか、「書き続けるときっといいことがあるのです」という言葉がとても印象的でした。全くそのとおりだと、わたくしも思います。

 今宵は早めに寝ることにいたしましょう。
 きっと明日朝、元気にパソコンにむかっていますから、童話を書いていますから……。

-------------------------------------------------------------------

2012,10,20(土) 快晴
 今週はたいへんよく動いた週となりました。
 その中でも、ふたつのことは大きな出来事でした。
 わたくしたち夫婦にとって、敬愛する大事な方がなくなられ、長野県までお別れに行ってきました。娘の嫁ぎ先の父君、つまり娘婿のおとうさんです。温和でいつもにこにこされて、物事をよくわきまえたすてきな方でした。夫ののっぴきならない用事と重なり、長野までの500キロ、往復1000キロを車で日帰りすることになりました。なんとか無事もどってきましたが、やはり無理はもうできないなあなどと、お互い、話し合ったことです。

 もうひとつはうれしいことです。
 昨年4月、「おはなしの森」が出版されました。神戸新聞に連載された作品から20人の20編が収録されています。版元の神戸新聞総合出版センターさんから売れ行きがいいよと言っていただき、とてもよろこんでいました。
 昨日、2集のことで、出版社と話し合い、来年6月発行(予定)となりました。このような早い時期に2集目を出版できるのも、きっと多くの方々の応援があったこと、そしてなによりも作家さんたちの熱い想いがこのような結果となったものと思います。
 とてもバラエティにとんだ作品がぎゅっとつまっている、ある方から「お得感がある!」といっていただいた、読み聞かせにもぴったりの「おはなしの森」です。応援よろしくお願いします。

--------------------------------------------------------------------

2012,10,14(日) 曇り
 「童話塾in関西」が昨日、無事盛会裡に終わることができました。
 京都の繁華街というのに、とても静かなお寺が童話塾の会場でした。80人に及ぶ参加のかたがたと共に、とても活気にあふれたいい会でした。
 わたくしは午後からの分科会C「出版につながる作品づくりを学ぼう」のひとつをまかされました。参加者は12名。作品提出者は9名です。遠くは岡山から、年齢は小学六年生の方から、いらっしゃいます。バラエティに富んだ参加者、作品群でしたが、ひとつの共通項「いい童話を書きたい」のもとでは何の違和感もないものでした。意見がどんどんでてきます。最後に講評という形で、わたくしが一作ずつ総括をさせていただくのですが、自然と熱がこもります。あっというまの四時間でした。
 参加してくださったみなさま、スタッフのみなさま、ほんとうにお疲れ様でした。
 そしてありがとうございました。

---------------------------------------------------------------------

2012,10,5(金) 晴れ
 今まで書きためていたお話で長いものを完成させていこうと、ひとつひとつチョックしていっています。今になると、わたくしにとっての弱さがすごくわかります。どうしてこんな風に書いていたのかしら? これってお話になってないよ、などと、呆れることもしばしばです。とはいえ、真向かうことのできる今を感謝してパソコンにむかっています。
 友人のそのまた友人の住んでいるオーストラリアの小学校からお礼の手紙と小学校の名入りのカップとボールペンがとどきました。先日、向こうへ行かれる折に、わたくしの本、何冊かをさしあげただけのことなのに……。ご本人は日本語で、小学校からは英語でです。英語が好きなわたくしにとっては「ああ、お返事を」なんて思うのですが、英語で手紙となると少々時間がかかります。結局日本語での簡単なお返事になりました。
 あの本も読みたい、この雑誌もまだ読み切っていない。
 いろいろ考えると、頭の中がごじゃごじゃになってきます。

 そんな今日、右肩、リハビリ中の夫が、
「○○温泉の割引券をもってるんだ。行ってみるかあ」
 とたんに、
「はーい!」
 ということで、近くの温泉へでかけてきました。兵庫県といえば有馬温泉が有名ですが、そこまで行かなくても結構、健康ランドといった感じの温泉がたくさんあるのですね。夫の右肩がなおるまでにはまだ時間がかかりそうです。これからも一緒にいく機会が多いということで、頭のごじゃごじゃだけでなく、肌がつるつる、ちょっとは若返ってくれたらなあ……。

---------------------------------------------------------------------


2012,9,29(土) 曇り  
 しのぎやすい気候になりました。日本では学校や官庁では4月から新年度がはじまり、9月までは前期、10月からは後期にはいります。そのような中、わたくしの身辺でも少し変化がございました。

 KCC(神戸新聞文化センター)ザ・モール姫路での「童話教室」を閉塾とさせていただきます。8年6ヶ月という長い間、たくさんの方々からご支援をいただき、すばらしい受講生のみなさまに恵まれ、本当に感謝の日々でした。閉塾にあたり、おふたりの方を卒業、他の方々を修了というかたちにさせていただき、わたくしの心に深く深く刻むこととなりました。
「こどもってすばらしい」「こどもの心を書きたいなあ」
 そんな単純な思い、願いから、一生懸命技をみがいてきましたね。共に良い作品をつくっていきましょう。ときどき、単純な思いにもどったりしながら……。
 これからのご活躍を期待しています。ありがとうございました。

 まだはじまって間のない、KCC新長田と六甲道の「畑中弘子童話教室」は継続しています。

---------------------------------------------------------------------


2012,9,23(日) 雨のち晴れ
  
       

 きれいな景色でしょう。ここは長野県原村です。前方にみえるのは八ヶ岳。先週の水曜日から金曜日まで、のんびりゆっくり、友人とすごしました。大自然のなか、いろいろおしゃべりをしたり、笑ったり、食べたり、散歩したり、至福の時をすごしたことです。
 たくさんの自然からのエネルギーをもらったのですもの、今週も元気でがんばらないと! それにとても涼しくなって、すごしやすくなりましたもの……。 

---------------------------------------------------------------------


2012,9,15(土) 曇り
 夫と一緒の小旅行や、お見舞いのための遠出など、いそがしい日々をすごしていました。
 神戸にもどってからはほとんど、児童文学関係で動いています。
 他のことへのアプローチがどんどん遠のきます。リビングにあるハモンドオルガンをみて、「ああ、長くあけていないなあ」、新聞に載ったシニアコーラスのコンサートのニュースに、「ああ、長くうたってないなあ」、美術館の案内に、「60才過ぎたら、絶対油絵を習うときめていたのになあ」、「英語の単語、どんどん忘れていってるなあ」と思います。
 人の一生のなかで、出来ることって本当に限られているのですね。毎日、毎日、あっちとこっちとそっちとどっち? 選択しながら生きているよう……。
 わたくしの選択は基本的に「好き」か、どうか、で決めてきた気がします。
 児童文学は書くのも読むのも好きです。ということで、これからも児童文学のことで励んでいきましょう! 残された時間を考え、よそみをしないで。
 みなさまは今日、何を選んで生活されますか?

---------------------------------------------------------------------

2012,9,5(水) 曇り
 夫が肩を痛めてから2ヶ月近くたちました。話をきいている限りでは「急いでいて、足がすべり、右手をついた」だけ。ほんの一瞬、誰もなりそうな状態でのケガです。まだそれなりの痛みやだるさが残っているらしく、リハビリにもかよっています。近くの温泉にもでかけます。時々、わたくしも一緒にいくことになり、おもわぬリラックスタイム!
 9月に入っても残暑厳しく、不順な気候が続きます。どうかみなさまもオ―バーワークになられませんように。

 わたくしの9月は、新しいことがはじまり、今までのことが終わりをむかえるといった、あわただしい月となります。自分の身体や今をみつめながら、感謝して受け入れたいと思っています。
 明日からしばらく留守にします……。

-------------------------------------------------------------------

2012,8,29(水) 曇り
 わたくしの家の近くに「しあわせの村」があるのですが、村にはいっていくには二カ所の坂をくだっていきます。先にある駐車料金所が入り口のようになっています。そこに至るまでの広い堤に、さるすべりの花が満開です。紅と桃と白と……。青空に映えてそれは美しいです。何も行事のないときは、わたくしの一日はこのあたりのウオーキングからはじまります。いつまでもいつまでもこの美しい自然がそのままであってほしいと願わずにはおれません。

 日曜日、久しぶりに「プレアデス」合評会に参加いたしました。たくさんの素敵な作品、言葉にふれてうれしく、感謝でした。児童文学のこれからをこの方たちがになっていかれるのだなあと思わされたことです。わたくしも今書いている者として、将来にしっかり渡せるいい作品をつくりたいと決意を新たに!
 とはいえ、今日も右腕に湿布薬……。パソコン、がんばったせい?
 自分の齢とにらみながら、精進することにいたしましょう! 

--------------------------------------------------------------------

2012,8,21(火) 快晴 
 小学2年生と5年生の孫娘がママに迎えられ、意気揚々と東京へ帰っていきました。10日あまりのママやパパと別れての生活はきっと今までとちがった思いや経験をしたことでしょう。孫とはいえ、どんどん成長していく姿をまぶしく目を細めてみたこともしばしばです。
 童話を書いているわたくしにとって、実にたくさんのことを教えられました。一緒に映画を見にいき、姉のリクエストで「プリスタコーナー」へ。勉強をしたり、ほたえたり、テレビをみたり、すべては小学生目線での毎日でした。
 夫と四人で「花鳥園」にいき、パパがやってきて、久しぶりにテントでのキャンプにもでかけました。わたくしが子どもだった頃、ママやパパが子どもだった頃、そしてまさに今こどもの孫たちと3代にわたって、楽しませてもらったことになります。
 書く者の性というのでしょうか、いそがしく世話をする合間にも、あれこれ忘れないうちに書きとめようと、またまた忙しくなりました。
 そんな12日間! 誰もが元気ですごせたことに感謝です。

 静かになった部屋でつぶやいています。
「ああ、また書かないといけないことが出来た……」
 こう思えることはわたくしにとってはとてもうれしいことです。形にしていきたいものです。
 

----------------------------------------------------------------------

2012,8,10(金) うだるような快晴 
 先回のうれしい知らせと同じように、思いもかけない悲しい知らせも入ってきます。
 心が痛みます……。

 出張先で、夫がちょっとしたはずみで右肩をいため、もう1ヶ月も三角巾をしています。わたくしに影響があることといえば、肩に湿布薬を貼る程度で、車の運転もきように左手を中心にやってくれていますが……。やはり痛そうなのには心が痛みます。
 長野に住んでいます娘の義父母が相次いで入院したという知らせが入りました。わたくしたちと10才年上です。お義父さんのほうはずいぶん前から入退院をくりかえしておられ、今回の入院はずいぶんお悪いとのこと。さらにお義母さんまで……。尊敬する素敵なご夫妻です。
 そして、その後にも、あの方も、あの方も、あの方も……。
 心が痛みます。
 どうして人は病気になるのかしら。
 愛する人たち!
 どうか病気を克服して、大きくたくましくなってください。わたくしにできることは心を込めて祈ることでしょうか。

-----------------------------------------------------------------------

    暑中お見舞い申しあげます

2012,8,2(木) うだるような快晴 
 うれしい知らせがどんどん入ってきます。わたくしは童話つくり教室の講師をさせてもらっているのですが、受講生の方からのメールをかわきりに、受講生や友人たちの受賞がつづいています。
 おめでとうございます。
 どの方もどの方もそれは一生懸命に創作にうちこまれている姿を間近にみていますので、胸がいっぱいになります。よかったね、よかったね、よかったね!
 受賞の前も後もずっと変わりなく、自分を信じて、大好きな子どものお話を書きつづけていってくださいね。そして、今回受賞をのがされた方も、自分を信じて、大好きな子どものお話を書きつづけていってくださいね。
 連日熱戦のオリンピック競技とかさなってしまいました。


------------------------------------------------------------------------

2012,7,26(水) 快晴 
 みなさま、お変わりございませんか? 
 この暑さの中、どうぞご無理をされませんように。
 どうもわたくしは『紫外線」に弱い体質のようです。油断して日光を直接うけた日はまるで青菜に塩、いえ、塩のかかったなめくじ! 状態になります。
 自覚したのは40代になってから。お医者さんにかかったわけでもなく、ただ経験から、勝手に思っているのですが……。
 つまり、私の場合、
紫外線対策さえしっかりしていれば、暑い夏もいつもどおりの体力で動けるということ! べたべた日焼け止めクリームをぬり、日陰をとおり、帽子をかぶり、日傘をさして、今年の夏も元気にすごしたいと思います。
 みなさまもお元気でおすごしくださいませ。

------------------------------------------------------------------------


2012,7,18(水) 快晴 
 16日(月)は第13回「キッズブックらいぶ兵庫」でした。今回もたくさんの方々にきていただき、ありがとうございました。こどもたちの真剣な元気な生き生きとした顔、顔、顔に接することができ、うれしいでした。ますます「童話を書く」ことの喜びや意義を感じたことです。
 かかわってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
 以下、日本児童文芸家協会へ報告した原稿を転載します。めずらしく写真も……。会の楽しい雰囲気を感じとってくだされば幸せです。

     *********************

2012年7月16日
 第13回目のこべっこランドでの「キッズブックらいぶ」は、大人55名と子ども52名、計107名の参加があり、特に小学生のこどもたちが多かった気がします。最初の出し物は、詩の朗読で川越文子さんの「もうすぐだからね」。やさしい語り口のきれいな声が流れると、会場はしーんとなり、みんなききいっています。
 次は実際にあった話を絵本にまとめられたという「空をとんだケヤキの木」。胸をうつ内容の読み語りはゲストの西村恭子さん。ケヤキの木でつくられたという「パンの笛」を持参してくださり、風の音をふいてくださいました。
 3つめの出し物はおなじみとなりました人形劇です。内田ちえさんの「まーくんのおべんとう」と、おおかわいこさんの「うれしいことさがし」の作品を、中住千春さんが脚本化、上演となりました。こどもたちはいつものように身をのりだし、夢中になってみていました。準備の間に、うちわをつかった「あてっこゲーム」も楽しいでした。
 最後は石神誠さんのスライド紙芝居「田主丸」。いつも時間の調整役をひきうけてくださるトリ番組でしたが、すでに1時間が過ぎていて、今回はおまけのスライドはありません。
 公演時間は1時間10分にもなっていましたが、プレゼントの風船と突然のうれしい「差し入れプレゼント」の折り紙草履のふたつをもらい、こどもたちは上機嫌でかえっていきました。
 今回も何人か応援に、また次回出演予定の井上林子さんもみにきてくださり、出演者一同とても励みになりました。多くのみなさまに感謝いたします。
 
       


-------------------------------------------------------------------------

2012,7,14(土) くもりときどき、ドッカ降り 
 手帳をみていますと、今日の日付のところに、「ワープさん?」と記しています。
「何、これ?」
 よく考えてみると、プロバイダの名前です。
 はっと気がつきました。この印を入れたときはホームページの更新に四苦八苦していた時でした。プロバイダにきてもらうにしても、あいているのはもう土曜日しかない、うまく直らなかったら、しばらくはお休みしよう、いつもコンスタントにみに来てくださっている方々に申し訳ないな……などなど、いろいろ考えて、気持ちが落ち着かなかったことを思い出しました。そして、ちょっとした私の思い違いで、更新出来なかったことがわかり、あっという間に解決したのです。とたんに、おろおろしていた思いもすっとんでしまって、そのことがあったことさえ忘れています。

 誰かが「人間は忘れる生き物」と言われたことを思い出します。
きっとそうなのでしょう……。
 わたくしとプロバイダとのやりとりなど、忘れてもいい! 
 けれど、忘れてはいけないものは、たえず思い起こして、忘れないようにしないといけないのですね……。わたくしにもいっぱい、あります。
 
 集中豪雨で被害にあわれたみなさま、心よりお見舞い申しあげます。

-------------------------------------------------------------------------

2012,7,8(火) 晴れ
 
 昨日息子から電話がありました。夏休みの孫の世話を頼まれ、二つ返事でオッケーしました。
「もしもし、あ、義雄か! 元気にしてる」
 やっぱり子どもの声をきくと、うれしくなってテンションがあがります。すると……。
「おかあさん! 名前、呼んだらあかんで」
との声。
「あ! そうやった!」
 わたくしは、家の電話ではいつも「もしもし」と言って受話器をとることにしています。「はい、畑中です」とは言いません。。オレオレ詐欺などの防止だと思って……。
 息子との会話がおわり、受話器をおいてから、にまにま笑ってしまいました。
「私は絶対に、振り込め詐欺にあわない」と思っていたのに……・。
 用心! 用心!

 みなさまの夏休みの予定はいかがでしょうか?

-------------------------------------------------------------------------

2012,7,4(水) 晴れ
 
 このホームページは友人につくってもらったのですね。わたくしはただ、操作の約束事を守って、文字をつづり、更新しています。ときどき、訳がわからないまま、更新がうまくいかなかったり、動かなくなったりします。
 そんな時は、いつも「またまたおねがいです」とメールをいれるのですね。あっというまに、もとのわたくしの「ピッポ村」にもどります。まるで魔法のようです。魔法を使う友人、葛本茂さんは、以下の会社をつくられていて、
●スマホアプリ
http://www.japan-ad.co.jp/smartphone/index.html
●JAC
http://www.japan-ad.co.jp/
●視覚デザイン研究所
http://www.vdl.co.jp/
 最先端技術の世界でがんばっておられます!
 わたくしもまた、自分の世界でがんばらないといけないと思わせてくれる友人のひとりです。もとにもどってよかったです。ありがとうございました。

 
--------------------------------------------------------------------------
2012,7,3(火) 雨 
 このホームページの、
更新がうまくいかない時、があって、ただいま調整中です。
 申し訳ありませんが、不都合なところがありましたら、お許しください。

---------------------------------------------------------------------------

2012,7,2(月) 曇り 
 もう今年も半分、時がすぎてしまいました。今年のはじめに計画をたてたことがなんとかクリアしてきています。その中で、自分に課せたことのひとつに、「長編創作」があります。わたくしにとって、長編というのは原稿用紙100枚をこえる作品ということなのですね。いろいろな理由で、なかなか長いものを完成させることが出来ませんでした。中途半端なものばかりが、ファイルに残っています。そんな頃は鬼を題材にして書いていました。どの作品もみんな、短編!時間の余裕のある今に感謝して、あとの半年も書いていきたいと思います。

 題材は主に、「古代」の人々を描いています。生い立ちというものは、その人の一生に色濃く反映するのでしょうか、わたくしも古里、大和葛城界隈のことが書きたくて書きたくて、やっとそれにむかっています。
 そして、書き始めてわかったのですが、古代といちがいにいっても、ずいぶんと時代の差があり、地域の差があるということです。当分、二世紀あたりから七世紀あたりの日本の大和で遊ぶことになりそうです。


-------------------------------------------------------------------------