2024、4、14(日)
 先回に続いて、神戸新聞「おはなしの森」のコーナーに、私のお話が載りました。楽しんでいただければうれしいです。

   神戸新聞朝刊4月14日(日)、「おはなしの森」欄に、
  「オニキュンくんは1年生(2回目)」
   が掲載されました。次回最終回で、は4月21日(日)です。 




2024、4、11(木)
 神戸新聞に私のお話が載りました。長く続いています「おはなしの森」のコーナーです。読んでいただければとてもうれしいです。

   神戸新聞朝刊4月7日(日)、「おはなしの森」欄に、
  「オニキュンくんは1年生(1回目)」
   が掲載されました。3回の連載で、次回は4月14日(日)です。 



 こうして、新聞や本となって公にしているほとんどの作品はかつての創作をもとにしています。書くこと、書きたいことがいっぱいで、なかなか時間がとれなかった頃、つまり、子育てに追われ、私の親や同居していた姑の世話が、時間配分第一のあの頃……。ただ書くことでなんとか自分らしさ、自分の元気を維持していた頃に書いた中途半端な沢山の物語……。読み返すと、
「下手やなあ! けど、なんか威勢がいいなあ」
 今、役にたっています。今回の「オニキュンくん」も、あちこちのほったらかしの作品をつなぎあわせたりして……。
 いろいろな条件が揃い、自分の思いで使うことのできる時間に巡り合えている今に感謝です。
 いい作品をかきあげないと、昔の私に怒られそうです。



2024、3、27(水)
 銀行のATMに用事があって出かけました。3台ある機械が全部使われていたので、横の椅子に腰をかけていると、おじいさんの大きなだみ声がきこえてきました。「何かあったのかしら?」
声自体が怒っているような感じだったからです。よくきくと、そうではなくで、「すごいのう! 不思議だのう! おもしろいのう!」といわれていました。銀行員の女の方がなにか言いながら、おじいさんの手助けをされているようです。私はにんまり。なんとなくうれしくなってしまいました。

 実は、私もよくいう言葉だったからです。パソコンメールがおかしくなった時、停電後、テレビの録画が出来なくなった時、プリンターが紙送りをしなくなった時、いえいえ、水回りの不具合の時やドアホンをつけってもらった時などなど、サポーターの方や担当の方が来てくださって、だいたいはあっというまに元通りになります! そして私が言った言葉が、銀行で聞いた言葉とそっくりです。「わあ、もう正常になったのですね! すごいですね。不思議ですね! おもしろいですね」。私もおじいさんと同じ年齢。もしかしたら、今の高齢の人たちは共通して、不思議で魔法がかかった世界を見ているのかもしれません……。

 とはいえ、若い人たちは当たり前のように使いこなしている諸々……でしょうから、いちいち感動はしていないでしょう。
 若者たちは何に! どんなことに! 感動しているのかなあ?

 ふっとウン十年前の「中1」の時を思い出しました。下校時に、音楽教室から聞こえてきた「エリーゼのために」のピアノ曲に、身震いするほど感動したことを……。いえいえ、他にも、あれやこれや……。あの頃は、感動しまくっていました。
 今の若者たちもまた、いっぱいいっぱい感動することがあるのでしょうね。
 何に! どんなことに! 感動しているのかなあ?



2024、3、8 (金)
 私は団地住まいで、引っ越してきた時から、COOP(生協)の共同購入のグループにはいっています。配達してもらえる便利さもさることながら、週に一回のおしゃべり、井戸端会議もなかなか楽しく、日常の諸々のことで役にもたっています。健康のこと、家事のこと、年金生活の大変なこと、子や孫の話などなど……。
 共通の話題の多いグループの中で、「一人住まい」は私だけ。
 いろいろみんなの苦労話を聞いていると、はっと気がつきました。私は今、「自分がしたいこと」を「誰にも気を使わないで」することが出来ています!
 そのことを感謝しないといけないのです。

 なぜか、頭に英語のことわざが浮かびました。
「 Stay hungly, stay foolish.
  常にハングリーで、愚かであれ 」
 そうなのです! 
 こんな恵まれた今を大切にして、よりよいお話作りに精進しなくてはいけないのです! 
 はい、そのとおりです! 



2024、2、19 (月)
 割に早い段階から、パソコンを使うようになっていた私です。そしてきっと今の時代には有利だと思い込んでいました。けれど、この頃、そうではないかもしれないなあと、考えはじめています。
 パソコンと、スマファやタブレットとは使い方がまるで違う……、いえ、到達点へはどれからでも行ける気がしますが、スタートの仕方や道中が違っていて……。
 もうややこしいので、私は「パソコンはこの時に」「スマフォはこの時に」「タブレットはこの時に」使うと、一応決まめることにしました。
 ところが、相手によって、様々の連絡方法があったのです!…ああ………。
 スマフォの中のツールも様々。仕事上のことや、申請、申告なども、やり方が種々。ややこしいことです。

 そんな不満をつらつら考えて、パソコンを開きますと、何と、メールの機嫌が悪い! 途中で動かなくなりました。
「ワオー、どうしよう」
 もうしっかり、どっぷり、今の時代にはまって生活している私です。サポーターの方に来ていただいて、今はちゃんと使うことが出来ていますが……ふう。



2024、2、9 (金)
 ディスカヴァー21電子書籍出版社から、うれしいメールが届きました。

           ********
 ご著書の電子書籍化につきまして、販売が開始されましたのでお知らせとご連絡を
  させていただきました。
 『おにごころ』Amazonリンク https://www.amazon.co.jp/dp/B0CT5797B6/
 『おにしずく』Amazonリンク https://www.amazon.co.jp/dp/B0CT569VRX/
 
  Amazon
以外にご購入いただけるサイトは下記のとおりです。
―――――――――――――――――――――
Kindle
・コミックシーモア・dブック・ひかりTVブック・DMM.com・紀伊國屋kinoppy COCORO BOOKShonto BOOK☆WALKER auブックライブ ・auブックパス ・Reader Store U-NEXT ・楽天Kobo ebookjapan・ 漫画全巻ドットコム ・Renta! ・セブンネットショッピング・ ヨドバシ.com
―――――――――――――――――――――  

  一人でも多くの読者に届けられますよう、私共も力を尽くして参ります。
  畑中様におかれましても、SNS等での発売の告知などご協力いただけますと幸いです。
           ********
             
 ところが、わたしはSNSをまだ使いこなすことができません。
 すぐにここに入れて、告知!
 あとはひとつずつ、考えながらゆっくり告知いたしましょう。
 どうぞみなさま、特にSNSを使いこなされている方、よろしくお願いいたします。
 


2024、2、4(日)
 立春を迎えました。暦の上では春なのですね。季節は確実に変化しています。季節だけでなく、今は! 社会も、人々の動きも、身の回りの様子も、大きく変化している気がします。現役で働かれている方々は、この変化の中で懸命に頑張っておられるのでしょうね、きっと……。

 ふと、テレビで話されていた外国の女性の方の言葉を思い出しました。どなただったのか思い出せないのですが……。
「豊かな老後を考えるとき、有形資産(お金のこと)と共に無形資産がとても重要になります。
 無形資産とは①学び続けること、②心身ともに健康であること、そして、③変化に向き合うことです……」
のようなことをおっしゃっていました。

 私はそれなりの年をむかえているからでしょうか? 
①も②も納得し、理解できますが、問題は③変化に向き合うこと。
 これがなかなか難しい。向き合うにも、今、起こっている変化を見極めることが難しくて分からないのですね。
 が、気楽性分の私は発見しました!
 つまりは、そう分かっただけで、変化に向き合っているのかな?
 ただいま豊かな老後をすごしています。みなさん、そしてみんな、ありがとう!



2024、1、22(月)
 神戸で、ルミナリエが始まりました。毎回、決まったように私は出かけています。
 今年はどうなるかしら……?
 というのも、1昨年の春、急に右足が痛くなり、近くのクリニックに通うようになりました。それまでは1万歩も平気だったのですが、それから一年余……。今は一日、4000歩を基準に歩いています。やっぱり年には抗えないということでしょう。
 とはいえ、近場ですし、よく知っているところなので行ってみようかなと思っていました。ちょうど、今年、社会人になる東京の孫娘が、学生最後ということでしばらくここに泊まっています。彼女……、「かつての私」よろしく、あちこち忙しく出かけていっていましたが、現地待ち合わせて一緒にいくことになりました。
 メリケンパーク会場のルミナリエです。   

 あの日々のことが思い起こされます。神戸もここまで回復してきています。素晴らしい光の祭典の神戸界隈になっています。能登地震で被害を受けられた方々もどうか希望を持って今を乗り越えていってほしいと祈るばかりです。
                     

2024、1、9(火)
 ベランダで洗濯物を干していますと、威勢の良いかわいい声が聞こえました。
 沢山の子どもたちが坂の道をあがってくる姿が見えます。
 今日から3学期。いつもの登校風景が始まりました。
 が、ちょっと違うところがあります。坂の途中あたりで大がかりな工事があって、子どもたちは車道にはみだし、ガードマンに守られて登校しています。ここの小学校は高台にあり、下に住宅が並んでいるので、がけ崩れ、地崩れ防止工事が行われているからです。
 工事も今日からはじまっていました。そして、子どもたちはガードのおじさんにつきそわれながら、車道を歩いています。
 昨年11月ころから、いつもの登校風景になりました。
 声はそのあたりからでした。結構遠いところなのに、聞こえてきます。
「おはようございます!」
「おはようございまーす」
 ガードマンの人たちに挨拶しているのです。ガードマンの方も何か言っているようですが、内容はわかりません。
「おはようございます!」
「おはようございまーす」
 冬休み前のいつもの日常がもどってきました……。

 わたくしは、昨日まで、入れ代わり立ち代わり子や孫がやってきてくれ、面白い日々をすごしました。ここに書いてみたくなる、嬉しい特別の非日常だったのですが……。
 今はなにげない日常を描いてみたくなりました。
 なんとなく見過ごしてしまいそうな日常のあれこれを書いてみたくなりました。そんな諸々の時の何と幸いなことかを、かみしめたくなりました……。

 日本で、世界で、信じられない突然の非日常に苦しまれている方々が何と多いことでしょう……。穏やかな平和な日常が早く戻ってきますように祈るばかりです。




2024、1、2(火)

     
明けましておめでとうございます。
     今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
                         畑中弘子