センサーを据置にして非接触で検出する簡易土壌水分計を試作してみました。 土壌誘電率が含水量で変化することを利用した静電容量式センサーにコイルを付けて
共振回路を形成し静電容量の変化をアマチュア無線で使うグリッドディップメーター方式で検出するといった方法です。GDMについては昔からの技術ですが検索するとたくさん出てきます。


部材表
|
|
図左のようにコンパレータの検知レベルを一定値にして変化分を取得すると周波数特性が平坦でない場合、図の左端付近とディップ点のように複数を検知してしまいます。
この欠点を避けるため図右のように測定直前のフリーラン発振出力をメモリに保存しておいて直後の測定値と比較検出するようにしました。 本器では検知レベルをフリーラン発振出力から6%(1/16)下に設定しています。
発振周波数を変化させてディップを検出し結果をLED表示しています。発振回路はバリキャップ使用のグリッドディップメーターそのものです。![]() |
| 回路図 |
|
![]() 左から1T33 1SV136A 1SV101 1T32 |
**同一系列のマイクロインダクタ |
![]() 左から 分配器コイル 自作RFC マイクロインダクタ |
![]() 左から1N60P BAT43 1SS106 1N60(Ge) 1N60(SBD) |
![]() |
| フローチャート |
![]() |
| 図1_1 |

![]() |
左図は発振部の簡易等価回路と計算方法を示した図です、静電容量計やコイル測定器と同じ方法をとっています。 下表は計算式のCに該当する回路のバリキャップをセラコンに換えて発振周波数を測定した表です、この表値をもとに算出した発振回路の浮遊容量は7.5pF,コイルのインダクタンスは0.18μHです。 これらの値と前掲のデータシート値(バリキャップ1T33)から逆算した周波数が上図の白丸印です、実測値とかなり近似した結果となったので参考記載しました。 自作計算アプリ
| セラコンの半分値C | 16pF | 13.5pF | 11pF | 7.5pF | 5pF |
| 発振周波数実測値F | 77.6MHz | 81.9MHz | 87.8MHz | 97.5MHz | 106.1MHz |
自然乾燥による測定をするため、写真のように鉢植えのイメージで屋内で試作センサー(写真中央)を立てて潅水後の追跡調査をしました。夏季と違って冬季なので長期にわたっています。
鉢はプラスチック製8号、土はホームセンターで販売されている一般的な園芸培養土で乾燥時は写真のように瓦礫の山といった感じです。 環境は夜間約5℃日中は暖房で約25℃の木造家屋です。
![]() |
| 図1_8 |
| 0.5V | 1V | 1.5V | 2V | 2.5V | 3V | 4V | 6V |
| 38pF | 28pF | 21pF | 16pF | 12pF | 9.5pF | 6.5pF | 5pF |
![]() |
| 図1_9 |
![]() |