大姥山 (おおうばやま 1003m 長野県長野市 大町市) 2015年10月8日(木)
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メンバー  山川t & 山川a
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10/8 快晴

国道19号線===下上篭===大姥山登山口駐車場(9:50-10:15)---大穴(11:15-11:20)---大姥山頂(11:35-11:55)---

---大姥山登山口駐車場(12:45)===山姥の滝

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大姥山は、旧信州新町(長野市に合併)と、旧八坂村(大町市に合併)の境にある1003mの里山です。

金太郎の母親である大姥が住んでおり、ここで金太郎を生み幼少期ここで育てた、という伝説で知られた山です。金太郎の出生地とされる場所は日本に数か所あり、どれが本当なのか定かでありません。
そもそも坂田金時という人物が実在したかどうかも定かではありません。

まあそれはともかく、金太郎なる怪童が子供のころから熊と相撲をとって、力をつけ豪傑になった、というお話は日本人には好まれるもので、なぜか携帯電話会社のCMにまでなっていますね・・
(濱田岳だとちょっとカッコ良すぎるきらいはありますが・・・)

金太郎はいなかったかもしれませんが、ここ大姥山には熊は間違いなくいたでしょう、いや、いるでしょう。

1003mという標高から想像する以上に山深いイメージで、新町側からは車道も上がってきていますが、八坂側は急斜面の連続する険しい山です。

大姥神社からの道は鎖場の連続する、ちょっとスリリングな登りで、里山だとなめてかからないほうがいいでしょう。こういうアスレティックな登りが好きな人には、飽きないで楽しく登れる山になります。
1006mの三角点ピークから「大姥の散歩道」に周回することも可能で、それだと一日ゆっくり楽しめるでしょう。
10月上旬だとまだ紅葉には早いです。ほとんど緑でした。


国道19号線から上篭(あげろう)に入る分岐には金太郎のレリーフが歓迎してくれます。
手作り感あふれてますが、地元の大姥山にかける意気込みが伝わってきます。

そんなに恐ろしいものではありませんが、岩が多く、鎖場が連続します。
直線距離1km足らずの間に標高差500mを登るのです。

標高950m位に分岐があり、左にトラバースすると「大穴:大姥神社奥宮」に到達します。
金太郎と大姥はここに住んでいたという!?
水成岩の奇妙な浸食が興味深いんですが、今日は天井部にスズメバチの巣があり、
恐ろしくて近寄れませんでした。

大穴から戻り鎖を登ると10分ほどで大姥山山頂に到着です。
テレビ中継のアンテナがあります。北ア南部の大天井、常念あたりの
眺望がすばらしい。槍ケ岳も頭がチョコっと見えます。
休憩後、鎖場に注意しながら慎重に、往路を戻ります。

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