上信 水ノ塔山篭ノ登山 (みずのとうやま かごのとやま 長野県小諸市東御市 2228m) 2014年7月26日(日)
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メンバー  山川 × 2
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高峰温泉駐車場(9:30-10:00)---水ノ塔山---東篭ノ登山(11:55-12:05)---池の平駐車場(12:35)---

雲上の丘経由 コマクサ園---池の平駐車場(13:50)---高峰温泉駐車場(14:50)

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手軽な2000m峰

長野県と群馬県の県境を形成している山の一部ですが、標高2000mを越える、夏でも涼しい、そして素晴らしい眺めの山々です。

標高的には、「里山」とはいえませんが、比較的容易に2000mクラスの中級山岳を経験できるすばらしい場所でしょう。

池の平湿原はシーズンを通して様々な植物が楽しめる湿原です。昨年まではマイカー規制が行われていたので来るのが煩わしい場所ではありましたが、今年2014年からは規制がなくなり容易に来られるようになりました。

8月にお客さんを案内しますので下見をかねてきてみました。



「ランプの宿」高峰温泉付近に車をとめます。
もちろん今では電気の照明がありますが、ランプをお風呂に灯すなど山小屋の雰囲気を上手に演出しています。
冬は雪上車で送迎をしてくれることで有名になりました。

温泉の駐車場はいっぱいです。
100mほど林道を戻ったスペースに車をとめます。
高峰温泉の人が、「すみません、縦に停めてもらえますか?」と指示にきます。
「停めないでください」と突き放されるよりずっと助かります。

温泉裏から歩き出して、すぐに眺望のきく尾根になりますのであまり苦しい思いをせずに中級山岳の雰囲気を感じることができます。

学校の集団登山の子供たちも来ています。

それにしても今日は天気がよいです。


水ノ塔山から篭ノ登山までは、変化に富んだあきない道です。木の根が張りだしていて険しい部分もありますが、眺望もよく気分転換になるでしょう。

東篭ノ登山の山頂は集団登山の子供たちでいっぱいです。
個人的には、学校行事の集団登山、という形態はそろそろやめた方がいいんじゃないか、って思います。

子供たちが自然にふれあうことはとても大切ですが、それには人数が多すぎてはいけません。
人数が多いと、自然との関係より、集団の行動に気を遣わなくてはいけません。それも大事ですが、街でも習得できることです。
ほんとうは「ひとり」がいちばんいいんですが、それはリスクが大きすぎるので、せいぜい7〜8人くらいで歩きたいですね。

でもガイドにとっては学校登山はいいお客様でもあり、苦しいところです。

水の塔山の向こうに浅間山が顔を出します。
ちょっと賑やか過ぎるので早々に下山開始します。

30分くらいで池の平におります。
車で来た観光客も大勢います。

池の平はちょうど花の切れ目でやや少ないです。

ハクサンフウロ、ノハナショウブなどがちょうど盛んです。
ニッコウキスゲ、コマクサはもう終わり、ヤナギランはこれからですね。

やや慌ただしく一周し、車を取りに、林道を高峰温泉に戻ります。
これがなければもっとゆっくり見たいところです。

北陸や関西など遠くからきたお客さんも多いです。今日は長野では真夏日だったようですが、山の上は快適でした。

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