絶縁材料の種類と許容温度 JIS C 4003
指定文字 *a | 許容最高温度 | 耐熱クラス | 構 成 材 料 |
Y | ≧90℃ - <105℃ | 90℃ | 木綿、絹、紙などの材料で構成されたワニス類を 含浸ぜず、または油中に浸されないもの |
A | ≧105℃ - <120℃ | 105℃ | 木綿、絹、紙などの材料で構成され、ワニス類を 含浸し、または油中に浸したもの |
E | ≧120℃ - <130℃ | 120℃ | E種の許容最高温度に十分耐える材料で構成された 絶縁をいう |
B | ≧130℃ - <155℃ | 130℃ | マイカ、石綿、ガラス織維などの材料を接着材料とともに 用いて構成されたものをいう |
F | ≧155℃ - <180℃ | 155℃ | マイカ、石綿、ガラス織維などの材料をシリコーンアルキッド 樹脂などの接着材料とともに用いて構成されたものをいう |
H | ≧180℃ - <200℃ | 180℃ | マイカ、石綿、ガラス織維などの材料をけい素樹脂または 同等の性質をもった材料からなる接着材料とともに用いた ものをいう。ゴム状及び固体状のけい素樹脂又は同等の 性質をもった材料を単独に用いた場合 |
N | ≧200℃ - <220℃ | 200℃ | *c |
R | ≧220℃ - <250℃ | 220℃ | *c |
- | ≧250℃ - <275℃ (*b) | 250℃ | *c |
*a : 必要に応じて指定文字は、例えば、クラス180(H)の様に括弧を付けて表示することが出来る。
スペースが狭い銘板の様な場合、個別製品規格には、指定文字だけを用いても良い。
*b : 250℃を越える耐熱クラスは、25ずつの区切りで増加し、それぞれに応じて指定する。
*c : 旧C種に相当し、180℃以上と同じ構成材料となる。