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たまに使う・・・ 忘れ公式集 Vol.T

三角関数

または

または

指 数

 aを n 回掛け合わせた数を an   と表し、 を指数と呼ぶ。


、すなわちの時、  a  b  c 乗根であると言い、 と表す。

根のうち、は虚数と呼び i で表す。


対 数

 のとき  を、 b を底とする c の対数という。

底が一定の場合・・・

対数のうち、10を底とする対数を常用対数と呼び、  または  と表す。

また、e=2.718281828・・・を底とする対数を自然対数と呼び、  または  と表す。

デシベルについて

 デシベルは、ベル(B )と言う単位に1/10を示すデシ (d)と言う補助単位を付けたものです。ベル の定義は「ある基準に対する比の常用対数をとったもの」で、常に二つの値を必要とする相対単位である。

電力のデシベル値

測定された電力Wm、ベースとなる電力を Wbとした場合のデシベル値は下記の計算式で計算される。

デシベル[dB]

電圧のデシベル値

測定された電圧Vm、ベースとなる電圧を Vbとした場合のデシベル値は下記の計算式で計算される。

デシベル[dB]

 電圧電力の関係は2乗の関係になっており、その対数をとっているため、 10の2倍である20を掛けている。なお、 電流においても同様に、Vm をImに、Vb をIbに変えて計算すればよい。

デシベル[dB]を使った倍率表現

dB 相対的なゲイン

   [dB]

電力ゲイン           電圧ゲイン

dBm  1mW0dB (Pref=1mW)

   [dBm]

P=100mWのとき、

dBμ  1μV0dB (Vref=1μV)

  [dBμ]

V=1V のとき、

電圧電流のdB値と倍率の関係
dB 倍率 備考
20 10 10
10 3.162 √10
6 1.995 ≒2
3 1.413 ≒√2
1 1.112
0.5 1.059
0 1 1
-0.5 0.944
-1 0.891
-3 0.7079 ≒1/√2
-6 0.5012 ≒1/2
-10 0.3162 1/√10
-20 0.1 1/10
倍率 dB
10 20
5 13.979
3 9.542
2 6.021
1 0
1/2 -6.021
1/3 -9.542
1/5 -13.979
1/10 -20

関数波形の実効値と平均値

電圧v(t)実効値平均値の定義は 1周期Tとすると、次式であらわされる。

・実 効 値 : 

・平 均 値 : 

・絶対平均値 : 

交流信号では、その定義から平均値がゼロになるから 絶対平均値を使います。
波効率(Peak Factor)は、以前、 クレスト・ファクタ(Crest Factor) と呼ばれていました。これは次のように定義されていて、この値が大きいほど波形が尖鋭です。

         

ただし、Fcrest :クレストファクタ 、 VM : 信号の最大値 、 VR : 信号の実効値
のこぎり波実効値平均値は、三角波とまったく同一です。 三角波との波形の違いは、含まれる高調波のレベルに影響しています。立ち上がり、または立下りの時間が ゼロのこぎり波を、特に直線波ランプ波)と言う。この時、高次高調波のレベルのこぎり波の中でも最も大きくなります。
名  称 波形 実効値 平均値 絶対平均値 波効率
正弦波 0
方形波 VM 0 VM 1
三角波 0
両極性パルス波 VM
VM 1
片極性パルス波
VMD VMD
半波整流 2
全波整流