情報の源

 最近始めた情報の取得に「VFDメッセンジャー」を導入しました。人間の目は何かに集中して一息ついた瞬間、「手もち草」ならぬ「目もち草? 」の様に、頭だけが動いている状態が良くあります。そんな時、目からも情報を入れると、わりと頭のどこかにその情報が残っていることがあります。そんなささやかな期待を抱き、気分転換も兼ねて作ってみました。

 右が真空蛍光ディスプレイ、VFD(Vacuum FluorescentDisplay)を使ったメッセージユニットです。
 これを作るきっかけになったのは、 鰹H月電子通商・八潮店に行った時のことでした。秋月電子製品をはじめ、ニュース天気予報などこのディスプレイに写し出してるデモを見て、「おっ!」と思い、 すぐ店の人に「このディスプレイ表示ユニットはおいくらですか?」と尋ねた所「3,000円です」との回答にすぐ「これは買い! 」と思い、すかさず、「ここまで表示させるには何が必要ですか?」と聞いたところ、「2種類(DC+24V/1Aと+5V/1A)の直流電源RS-232Cの乗ったパソコンとケーブルが必要になります」との回答でした。
 ついでにソフトウェアのことについて聞いたところ、「フリー で出ています」とのことで「VFDと検索してみて下さい。出てきます」と聞いて、早速VFDユニットだけを購入しました。


 家にあるものを探す

早速家にあるものを探してみた所、丁度いい直流電源がありました。

入力:AC100V/出力V1:DC+24V/1A、V2:DC+5V/1A
 カバーはありませんが接続端子が全て圧着端子です。
これは、イーター電機工業社のERT21FWAB と言う型番のものです。もちろん単独でそれぞれ用意しても容量さえ間に合えば問題なく使用できます。
 ちなみに秋月電子に売っているDC+24V/1Aは@1,000円で、+5V/1Aは600円で売られています。DCジャックの部分を細工してVFDに接続してやれば使えます。


VFDユニットのコネクタを改造する。
 VFDユニットにはシリアル通信用の6Pinコネクタが搭載されています。これに接続するケーブル側のソケットがないため、 急遽手持ちのコネクタ(日本圧着端子製造社XHシリーズのコネクタ)に交換しました。結構コネクタを外すには苦労しました。配線する時は気をつけましょう。 VFDユニット付いていた簡単な取説にはピン配置や名称が載っていたのですが、パソコンとはクロス配線しなければなりません。私はRS-232Cのソケット(オス)を持っていましたが、ストレート配線して、ストレートケーブルを接続してしまい、 一瞬悩んだことがありました。当然通信しませんので、ケーブルをストレートを使うためには、このソケットの配線でクロス配線しておかなければなりません。 (RS-232Cのクロス配線はサイトで出ていますので検索してみて下さい)
 一方、RS-232Cのケーブルですが、VFD側のコネクタにオスピンを使った為、ケーブルは両単メスのものを使わなければなりません。こればかりは手持ちがなかったので、叶逅ホ通商 のケーブル専門店に行って、3mものを600円で購入しました。
 また電源用のコネクタはモレックス社5197-0 4と言う型番のソケットを使わなければなりません。これも手持ちと交換しようと考えましたが、結構大変そうなので、秋葉に行くついでに買ってきました。このコネクタは昔はあちこちで売っていたのですが最近は見かけなくなり、 ラジオセンター2階で売っていました。コンタクトと一緒に買いましょう。4Pinセットで確か250円前後だったと記憶しています。

← 左側がシリアル通信用のコネクタ、右側が電源コネクタです。


←左の2枚の写真は、シリアルコネクタを取り付け、RS-232Cのケーブルを接続したものです。


 さて、いよいよパソコンとの接続ですが、今時のパソコンにはRS-232Cを搭載してるものは殆ど目にすることはありません。私は結構昔のマザーボードを持っていて、もちろんそれらには シリアルコネクタが付いています。しかし、VFDを表示させるためにPCを一台製作するにはかなり大げさです。場所も取ります。そこで考えたのが、 ノートPCの利用です。家にいる時は殆どディスクトップPCを使いますので、ノートPCは遊んでいます。これを活用しようと思います。当然このPCにもシリアルコネクタはありません。市場では USB-RS-232C変換器などが売られています。私も何個か持っていますが、以前秋月電子で購入した裸変換ボードがあったのを思い出し、倉庫から見つけて使うことにしました。ドライバーソフトは FTDI Chip社のもので、Windows98から2000、XP、VISTA、Mac、Linuxまでそろえていて、結構しっかりした会社だと感心しました。ドライバーは2種類あります。
仮想通信ポートを構築する「 VCPドライバーhttps://ftdichip.com/drivers/vcp-drivers/」と
ダイレクトに制御する「 D2XXドライバーhttps://ftdichip.com/drivers/d2xx-drivers/」があります。
大半はVCPドライバーを使いますが、ついでに両方ダウンロードしておきましょう。OSをよく確認しておいて下さい。

 鰹H月電子通商で1,400円です。AE-USB/RS232Cと言う型式で販売しています。USBケーブも一緒に販売していて、 A-Bミニ1.5m150円で売っています。
 この基板は別電源いらないので扱いが楽ですが、いかんせケースがないので、金属部にぶつけると危険です。 気をつけましょう!
通信が始まるとLEDが光るので、状態が分かり重宝します。
通信レートも460kbpsと大変高速です。


 ソフトウェア

ソフトウェアは幸い先駆者の御仁がおられ、立派なものを作って頂いております。それを使いましょう!ありかは↓

VFD News  http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se433300.html  Vectorにあります。現バージョンが1.20です。

  双葉電子工業(株)のVFDディスプレイ用RSSニュースリーダーです。ここにも書いていますが、VFDユニットをもっていないと役に立たないソフトです。

 このソフトウェアは使い方によっては結構なことができそうです。 まだ吟味していませんが、いずれ触ってみたいと思います。

 その他

VFDモジュールは扱いに注意して下さい。特に以下の二つがあります。(詳しくは添付の取説を必ず良く読んで下さい)
 a) 高電圧を発生する回路があります。電源を切ってもすぐに触らないで下さい。・・・このことは取説にも書いています。
 b) 衝撃は厳禁です。私も一度立替けていたVFDを倒してしまい、その瞬間、「壊れた!」と思い、あきらめ半分でした。
   そう電気を入れるまでは。ガラスがあり割れものです。取扱いは丁寧に、慎重にしましょう!

RSSニュースを登録するサイトは、検索で「RSS」とすればかなりの数が出てきます。ちなみに私は下記のサイトを登録して、連続で(エンドレス)流しています。

Nikkei BPnet :http://www.nikkeibp.co.jp/news/tools/rss.html
 この画面の右のほうに「配信中のRSS一覧」を登録したい項目をクリックし、URLをVFD Newsのソフトの中にドラッグして登録します。
他のサイトも似たような登録方法です。
livedoor RSS information :http://docs.livedoor.com/rss/  登録方法は上記と同じです。
YOMIURI ONLINE 読売新聞 : http://www.yomiuri.co.jp/tools/rss/
My Yahoo :http://my.yahoo.co.jp/promo_jp/rss_reader/4.html

あとはご自分で探してみて下さい。かなりたくさんあります。