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50Ω π型/T型 減衰器 抵抗の算出

π型 減衰器の場合
ここで K= 10L/20
Lは減衰量(dB)

ここで dBを単位とする減衰損失で、 正の値をとります。

T型 減衰器の場合

※別式

ここで K= 10L/20
Lは減衰量(dB)

※別式

ここで dBを単位とする減衰損失で、正の値をとります。

T型 減衰器の厳密な値を算出する方法

← 入力側

← 出力側

日本テクトロニクス社製 型番: 011-0059-02<
50Ω (±2%)、 -20dB (±0.6dB) 2W
※ 現在この型式は、011-0059-03に替わっています。

通常の計算例を行って見ます。上の写真の-20dB減衰器をT型減衰器の計算例に当てはめて見ます。

R3=10.1010101 となり 、 R1=R2=40.90909091  となります。
抵抗として見た比はほぼ
1/5.05 になります。

 計算では上記の通りですが、厳密な減衰比を求める場合、実際の抵抗値を測定して計算しなければなりません。しかし良く考えてみて下さい! T型減衰器R3を測定することは出来ません。そこで、R3を特定するための測定と簡単な計算をします。

手順1.入力側の芯端とGND間の抵抗を測定します。
  これをRiとします。このRi=R1+R3になります。
手順2.出力側の芯端とGND間の抵抗を測定します。
  これをRoとします。このRo=R2+R3になります。
手順3.出力側の芯端と入力側の芯端を測定します。
  これをRzとします。このRz=R1+R2になります。

回答ヒント:

R3=((Ri+Ro)-Rz)/2

減衰器のパルス特性に注意せよ!

  あまりカタログには記載されていませんが、 パルス電圧を印加できる規定があります。パルス電圧を印加する時は必ずメーカーに確認しておきましょう!ちなみに日本テクトロニクス社の上記の減衰器だと最大 500W/μSと言われています。これを電圧換算すると・・・・ R=50ΩW=500ですから

  P(W)=V2/R ・・・・を使い →  V=√(500×R) と言うことになり → 約 158Vp/μS となります。

注意して使いましょう!私はこれを知らずに、4個ほど壊した経験があります (w_−; ウゥ・・