GLe's Message 2007
鳥
新しい朝の訪れとともに
その小さな命は
動き始める。
さえずりが
羽音が
息吹が
その小さな命の存在を知らせる。
陽が昇り、陽が沈み
雨が降り、風が吹き
木々は葉を落とし、芽吹いていく。
花が咲き、実を落とし、地に埋もれる。
いつの日も
鳥は
全力で翼をうごかし
空を舞う。
夜のとばりに
鳥は
しっかりと梢を掴み
その小さな体を支えている。
休息という日を夢見て。
(’04/04/14)
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