銀盤比較 Vol.1

『黒猫・白猫』 国内盤 VS フランス盤


 
作品解説

引退宣言をしていたエミール・クストリッツァの鮮やかな復帰作。"NO SMOKING"が奏でるバルカン音楽にのせて、ドナウ河を舞台にジプシーたちが大暴れ。荒唐無稽でお茶目な、愛すべきヒューマン・コメディ。

ジャケット紹介

国内盤フランス盤イタリア盤ドイツ盤

仕様、その他のデータ
[国内盤]

・日本ビクター株式会社
・Region 2 - NTSC
・本編2:09:00
・音声:ドルビーデジタル/セルビア語2ch
・画面仕様:16:9 ビスタサイズ
・チャプター数:14
・字幕:日本語
・片面・2層
・発売日:2001/11/22
・インタナショナル版予告編収録

*現在廃盤
[フランス盤]

・TF1 Video
・Region 2 - PAL
・本編2:03:37
・音声:ドルビーデジタル/仏語5.1ch/セルビア語5.1ch
・画面仕様:16:9 ビスタサイズ
・チャプター数:20
・字幕:仏語/オランダ語
・片面・2層
・発売日:1999/9/1
・予告編
・ミニ・メイキング(1分34秒)


メニュー画面比較



国内盤メニュー画面(左上)、国内盤チャプター画面(左中)、国内盤セットアップ画面(左下)、仏盤メニュー画面(右上)、仏盤チャプター画面(右中)、仏盤セットアップ画面(右下)


平均ビットレート比較

[国内盤]

[フランス盤]


画面比較

上が国内盤、下がフランス盤

肌や布(画面左上)のディテール描写は国内盤の方が細かいですが、画面全体の情報量は仏盤の方が豊かです。国内盤は黒が潰れ気味ですね。国内盤は色温度が高いせいで、色合いもちょっと不自然です。それと画像では分かり辛いですが、S/N感は圧倒的に仏盤が優れています。国内盤はかなりザラザラしていて汚いです。

上が国内盤、下がフランス盤

仏盤は色合いが綺麗です。ガラスの緑も自然な感じ。国内盤は青味が強すぎますね。国内盤と比べると右方向がかなりトリミングされているのが分かります。

上が国内盤、下がフランス盤

仏盤の黄色の濃厚なこと!太陽の光が降り注ぐ夏のヒマワリ畑はこうでなくちゃいけません。国内盤の画では暑さが伝わってきません。


総評

仏盤の良さばかりが目立ってしまいました。マスター素材の差がモロに出てしまっているなぁという感じです。国内盤特有の色温度の高い画が、本作の魅力を半減させてしまっているのも残念ですね。S/Nが悪く、映像が揺れ、メニュー画面も工夫なし、と悪いオーサリングの見本のようなDVDです。ファンなら迷わず仏盤をゲット!

[国内盤]

画質: 
音質: 
特典:

[フランス盤]

画質:  
音質:  
特典:


 

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