銀盤比較 Vol.2

『お早よう』 国内盤 VS CRITERION


 
作品解説

小津安二郎の50作目の作品であり、サイレント期の名作『生まれてはみたけれど』の再映画化である。小さな集合住宅を舞台に、とある家族のTV購入をめぐるささやかな騒動を、軽妙にユーモラスに描いたホームコメディ。

ジャケット&ディスク紹介

国内盤CRITERION

仕様、その他のデータ
[国内盤]

・松竹
・Region 2 - NTSC
・本編1:33:43
・音声:ドルビーデジタル/日本語/モノラル
・画面仕様:4:3 フルスクリーン
・チャプター数:11
・字幕:日本語
・発売日:2003/9/25

*現在単品では発売されていません
[CRITERION]

・Home Vision Entertainment
・Region ALL - NTSC
・本編1:34:00
・音声:ドルビーデジタル/日本語/モノラル
・画面仕様:4:3 フルスクリーン
・チャプター数:24
・字幕:英語
・発売日:2000/8/22
・カラー・バー収録


メニュー画面比較



国内盤メニュー画面(左上)、国内盤チャプター画面(左下)、CRAITERIONメニュー画面(右上)、CRITERIONチャプター画面(右下)


平均ビットレート比較

[国内盤]

[CRITERION]


画面比較

上が国内盤、下がCRITERION

全体の画調はCRI盤の方が自然な感じ。階調表現、S/N、解像度は国内盤の勝利。CRI盤はちょっと画がボケ気味で、ディテールが甘いですね。劣化ノイズも目立ちます。

上が国内盤、下がCRITERION

国内盤は非常に細密感のある画です。それに比べCRI盤は全体的にボヤッとしています。真ん中の人物が着ているコートのシワの描写力を見ればその差は一目瞭然?(笑)。

上が国内盤、下がCRITERION

3つの場面を比較してみて分かるのは、CRI盤の映像が若干縦に細長くなっている(人物のミドルショットで、それが顕著に分かる)という事と、国内盤は上下左右の端がほんの少し切れている(民生用TVに画面サイズを調整した結果?)という事です。茶碗の赤はCRI盤の方が鮮やかですねぇ。


総評

やはり後発の強みで国内盤の方が断然クオリティが高いです。マスター素材の差もありますし、国内盤は片面二層でCRI盤は片面一層収録。これはまぁ当然の結果と言えるでしょう。ただメニュー画面のデザインや、細かいチャプター設定など、CRI盤ならではのセンスとこだわりはさすがの一言ですね。

[国内盤]

画質:  
音質: 
特典:

[CRITERION]

画質: 
音質: 
特典:


 

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