映画古今東西
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『永遠と一日』 テオ・アンゲロプロス/1998年・ギリシャ=仏=伊


『映画に愛をこめて アメリカの夜』 フランソワ・トリュフォー/1973年・フランス=伊

トリュフォーの映画への愛が優しく伝わってくる素敵な小品。映画制作の現場ってこんなにゴタゴタしてて楽しいものなんだと素直に思えてしまう。それに何と言っても作品全体に漂う軽やかな雰囲気が好きだ。女性キャラも実にみな活き活きと魅力的に描かれている。個人的にはスラッと長身で眼鏡が知的なナタリー・バイがイチオシ。ジョルジュ・ドルリューの音楽も素晴らしい。

『エイミー』 ナディア・タス/1997年・オーストラリア

これはまさにアイデアの勝利と言ってもいい映画でしたね。普通のドラマが突如ミュージカル風になってしまうことの不思議さ、面白さ。登場人物もヘンテコな人々ばかりで本作を一種寓話的な雰囲気にしています。子役アラーナ・デローマの可愛さは勿論、母親役レイチェル・グリフィスの丁寧な演技に好感が持てました。話の流れが雑な感じでしたが曲も良く心の温まる佳作です。

『エイリアン』 リドリー・スコット/1979年・アメリカ


『エイリアン2 完全版』 ジェームズ・キャメロン/1986年・アメリカ


『エイリアン3』 デヴィッド・フィンチャー/1992年・アメリカ


『エイリアン4』 ジャン・ピエール・ジュネ/1997年・アメリカ


『駅馬車』 ジョン・フォード/1939年・アメリカ

最高に面白い。シンプルで味わい深い脚本、素晴らしい人物造形、印象的な音楽、画面から飛び出してきそうなド迫力の馬車馬疾走、インディアン襲撃シーンの躍動感溢れるモンタージュ。騎兵隊参上シーンなんて鳥肌もの。高らかに鳴り響くラッパとはためく旗の格好良さときたら!

『エグゼクティブ・デシジョン』 スチュアート・ベアード/1996年・アメリカ


『エクソシスト』 ウィリアム・フリードキン/1973年・アメリカ


『エド・ウッド』 ティム・バートン/1994年・アメリカ

その昔ハリウッドに実在したという究極のダメ監督を描いた伝記バックステージものです。いや〜さすがは奇人変人なんでもござれの聖林ですね。主な登場人物はことごとく一癖も二癖もある連中ばかり。とは言っても皆ユーモラスで愛すべきキャラ。でもねぇ女装して映画を撮る監督ってのは、どうなんでしょ(ミスしようが何しようが全部一発OKだし^^;)。ただ熱意と行動力と舌先三寸で映画を作っちゃう脅威的なバイタリティは凄いものがあります。それがたとえ最低最悪のヘッポコ映画であっても(笑)。エド役のジョニー・デップが巧い、流石!伝説のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシを演じるマーティン・ランドーの存在感も際立ってました。個人的にはインチキ予言者のジェフリー・ジョーンズが一番のお気に入りです。何とも言えない異相ぶり、怪しさ、最高〜!!それにしてもエド・ウッドが残した3本の作品、どんだけハチャメチャなのかちょっと(あくまで"ちょっと"だけ)気になります。

『エドtv』 ロン・ハワード/1998年/アメリカ

荒唐無稽でお下品な如何にも今日日のハリウッドしている作品ですがとにかく面白い!ロン・ハワード巧すぎ。そしてキャスティングが絶品です。実はマシュー・マコノヒーのベストかも。フェロモン爆弾エリザベス・ハーレーにドッキドキでした(笑)。

『エドワード・ヤンの恋愛時代』 エドワード・ヤン/1994年/台湾


『エニイ・ギブン・サンデー』 オリバー・ストーン/1999年/アメリカ

アメフトを題材にしたスポコン娯楽大作。いや〜これは思ったよりも面白かったですね。とにかく熱い!アル・パチーノは終始シャウトしてるし、全編口論による怒鳴り合いのオンパレード(笑)。キャメロン・ディアスもパチーノに負けず劣らずの凛々しい演技で魅了してくれます。選手を戦士に見立てるところなどはオリバー・ストーン監督ならではでした(御大自らアメフト解説者役で出演してます)。パチーノ魂のゲキも最高にシビレましたねぇ。やっぱり熱いオヤジは格好良いのだ!

『エルサレム』 ビレ・アウグスト/1996年・スウェーデン=デンマーク=ノルウェー=アイスランド

見事な映画。覚悟していた宗教色ですが、思ったより強くなく、純粋な人間愛が主題になっている壮大な叙事詩で、同監督の「ペレ」に匹敵する傑作だと思います。厳しい環境の中で生きる人間の姿を淡々と描写したキャメラ、取り分けスウェーデンの大自然が放つ映像の力強さは強烈でした。

『エル・スール』 ビクトル・エリセ/1983年/スペイン


『エル・ドラド』 カルロス・サウラ/1987年・スペイン=仏=伊

黄金郷探索隊の苦難の道程を描いた大作。アギーレ役のオメロ・アントヌッティにメロメロになるもストーリー展開がやや単調で最後まで盛り上がりに欠けていたのが残念でした。各シークエンスがいちいち冗長に感じられたのもマイナス(要するに尺が長すぎ・・・^^;)。

『エル・ニド』 ハイメ・デ・アルミニャン/1980年・スペイン

中年男と少女の純粋な愛など幻想以外のなにものでもない、それが一般的な見方だと思います。でもゴジータという少女の置かれている境遇(頼りない父親、自分のことを何も理解してくれない母親、そりの合わない兄弟たち、馴染めない学校生活、意地悪な署長)を考えた時、彼女が何故アレハンドロに惹かれていったのかが分かってきます。それは孤独なゴジータが、善良で自然を愛するこの中年男だけが唯一、自分を理解してくれる存在だと確信してしまったということ。ゴジータのアレハンドロに対する愛情は絶対的なもので、それゆえ彼女は残酷とも言える様々な要求をアレハンドロに突き付ける。でもそれは、アレハンドロにも自分と同じ覚悟と気持ちでいて欲しいというゴジータの純粋な心がそうさせるのであって、アレハンドロが自分のことを「愛している」と言ってくれたからこその行動なのです(それこそがまさに本作の悲劇性なのだけれど・・・)。最後、彼女はアレハンドロに「永遠の愛」を誓う。その吹っ切れたような穏やかな表情に安堵するのと同時に、彼女がもはや死者にしか愛情を持ち得ないのだと思うと、何ともやるせない複雑な気持ちにさせられました。ゴジータ役のアナ・トレント。その美しさ、圧倒的な存在感。子供特有の純粋さと残酷さ、その一方で大人のような冷静さと雰囲気を備えているゴジータという少女を完璧に体現したその演技力は、監督の演出技量を差し引いてもやはり非凡としか言いようがありません。それほど劇中での彼女は、怖くて、儚くて、綺麗で、身震いするほど魅力的でした。

『エレファントマン』 デヴィッド・リンチ/1980年・アメリカ=英

奇怪な容姿とは裏腹に限り無く純粋無垢な精神を持った男ジョン・メリックの数奇な人生を描いたヒューマンドラマです。う〜ん・・・何とも切ない作品でしたねぇ。醜い姿故に人並みの生活が出来ず、他人からは好奇の目でしか見られないメリックの生き地獄のような不条理な世界。拡がりのない閉鎖的な空間を思わせる映像世界は、そんな彼の孤独で苦しい心情を象徴しているかのようです。駅で群衆に追い詰められたメリックが「I am a Man!」と泣き叫ぶシーンは強烈でした。これが寓話などではなく実話だという事実が本作の重さを決定的なものにしていますね。最後、メリックが取った行動に彼の人間としての精一杯の誇りを見たような気がします。

『エンド・オブ・バイオレンス』 ヴィム・ヴェンダース/1997年・ドイツ

面白い。90年代のヴェンダース作品では一番好きかも。映像と暴力というモチーフをアメリカ映画へのオマージュと皮肉をたっぷり込めて模索したサスペンス。緩慢な流れの中に時折出てくるチクリと刺すような鋭いイメージと言葉。アンディ・マクダウェル、トレイシー・リンドら女優陣が良い。

『遠雷』 根岸吉太郎/1981年・日本


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