映画古今東西
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『レイジング・ブル』 マーティン・スコセッシ/1980年・アメリカ


『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』 スティーヴン・スピルバーグ/1981年・アメリカ


『レインマン』 バリー・レヴィンソン/1988年・アメリカ


『レオン』 リュック・ベッソン/1994年・アメリカ=仏


『レオン 完全版』 リュック・ベッソン/1994年・アメリカ=仏


『レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い』 エドワード・ズウィック/1994年・アメリカ


『レッド・ソニア』 リチャード・フライシャー/1985年・アメリカ

シュワちゃん主演の『コナン』シリーズ第3作目にして番外編的な本作。なのでシュワちゃんは脇役として登場し、名前もコナンではなくカリドーになっています。主役はスタローンの奥さんとしても有名だったブリジット・ニールセン。彼女は『ロッキー4』や『ビバリーヒルズコップ2』など悪役としてのイメージが強いですが、この作品では屈強な女戦士としてバリバリ(死語)のヒロインぶりを発揮しています。ただ物語展開がオーソドックスすぎてイマイチ満足感は得られませんでした。剣闘アクションもいかんせん『グラディエーター』を観た後では迫力不足。魅力的なところと言えばブリジット・ニールセンのナイスバデーが拝めるくらいです(笑)。あとピンチになるとシュワちゃんが颯爽と現れる都合の良さや、敵がことごとく間抜けな点、ブリジット・ニールセンのヘッポコ演技などが見所と言えそうです。実はかなりコメディー色の強い作品と言っても良いのかも(製作者にその意図があったかどうかは別として^^;)。個人的には機械龍との戦闘シーンが一番笑え・・・いや燃えましたね〜。目玉を引き抜くと右へ左へ豪快にローリングしちゃうお茶目な奴なんです(敵参謀の「まだ調整不足なので・・・」というセリフには大ウケ)。まぁそれなりに楽しい作品でしたが、一度観ればもう十分かな〜という感じですね。エンニオ・モリコーネの音楽(テーマ曲)が耳に残ります。

『レ・ミゼラブル』 ビレ・アウグスト/1998年・アメリカ=デンマーク

駆け足のストーリー展開で文芸ドラマにしては落ち着きがなさすぎるかも。とはいえキレのある演出とキャスティングの素晴らしさで十分に楽しませてくれる佳作だ。本作は"顔"の映画と言える。ニーソンとラッシュの絶品なる異相、ユマ・サーマンの死に顔、そしてクレア・デインズの泣き顔!彼女のプルプル震えるアゴは最強である。『若草物語』のときもこのプルプルで泣かされた。

『恋愛小説家』 ジェームズ・L・ブルックス/1997年・アメリカ

かなり久々の鑑賞。やっぱり抜群に面白い。脚本と俳優の締めるウェイトが大きい言わばハリウッドの王道を行くような洗練されたロマコメ。一見バラバラに思える主要キャラ三人のアンサンブルが物語が進むにつれて、どんどん魅力的な音色を奏でるようになっていくところが心地良い。ニコルソンのちょっと過剰だけど茶目っ気たっぷりな演技、笑顔がチャーミングなヘレン・ハントの軽やかで自然な存在感、絶妙なバランサーぶりを発揮するグレッグ・キニア。このキャスティングは本当に最高。特にヘレン・ハントの素晴らしさ!この作品の演技だけで彼女は好きな女優の上位に今も入っている。決して美人ではないのだけれど、ちょっとした仕草や表情に何とも言えない愛嬌がある。後半のレストラン・シークエンスのパフォーマンスなんて絶品である。それと声が良いんだなぁ。マニッシュな感じの太くて低い声。何ともセクシーだ。この作品は文句なしにヘレン・ハントの代表作だと思う。いや、もう勝手に彼女の最高作に決定しちゃおう(笑)。そうそう忘れちゃいけないキャストがもう一人、じゃなくもう一匹いました。ワンころ。可愛い顔して恐ろしく芸達者な奴。寄りのショットで泣いてみせる凄いワンころ。終わりを惜しむかのようにゆっくりと溶暗していくラストが美しい。

『恋恋風塵』 侯孝賢/1987年・台湾

あまりにも痛くて切ないロマンス。牧歌的でノスタルジックな映像、淡々と穏やかなテンポ、爽やかで静かな語り口。作品の中に一貫して流れる心地良い時間。だからこそ、薄暗がりのベッドの上でむせび泣く主人公の姿が、異様に凶暴な映像となって目に突き刺さり、心を揺さぶって、心臓の鼓動を高める。この突発的な感情の噴出から、また元の静謐の世界へと戻っていく構成は見事だと思う。畑で祖父と交わす他愛もない会話、無言の微笑み合いが本当に素晴らしい。居酒屋で仲間とワイワイ騒いでいる場面の濃密さとか、反復される駅のプラットホームの描写とか、大林映画のお嬢様キャラみたいなヒロイン造形とか、長廻しとか、ロングショットとか、魅力的な細部も沢山。

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