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『野いちご』
イングマール・ベルイマン/1957年・スウェーデン
。
『ノスタルジア』
アンドレイ・タルコフスキー/1983年・イタリア
。
『ノックは無用』
ロイ・ウォード・ベイカー/1952年・アメリカ
ホテルを舞台にしたスリラーの小品です。まだ初々しいモンローが精神を病んだ薄幸な女性という難しい役を熱演しています。ただ、この時点ではちょっとハードルが高すぎたのかもしれません。周りの役者がベテランの演技巧者ばかりなので彼女一人が妙に浮いてしまってる気がしました。印象的だったのはバーテンダーとエレベーターボーイ。名脇役として実に良い味出してます。それとバーの歌姫演じるアン・バンクロフト。はっきり言って彼女の方がモンローよりも魅力的でした(笑)。
『ノーマ・ジーンとマリリン』
ティム・ファイウェル/1996年・アメリカ
。
『ノー・マンズ・ランド』
ダニス・タノビッチ/2001年・スロヴェニア=仏=ベルギー=英=伊
ボスニア紛争を素材に戦争そのものの本質を見事に寓話化してみせた黒い笑いと怒りの戦争ドラマ。塹壕における兵士の止めども無いやりとりは戦争に対する痛烈な皮肉に満ちている。兵士の下に置かれた決して解除されることのない地雷。その事を知ってか知らずか、ひたすら救助を待ち続ける兵士・・・それは未だに地上から無くならない戦争、永遠に無くならないかもしれない戦争を残酷に物語る。ラストの俯瞰映像には絶望と希望の果てしない葛藤が刻み込まれている。傑作。
『野ゆき山ゆき海べゆき』
大林宣彦/1986年・日本
。
『野良犬』
黒澤明/1949年・日本
元祖バティ・ムービー。物語構成の巧さとセリフの面白さ、とにかく脚本がお見事。そして胸焼けするほど脂ぎった黒澤演出!画が強い。過度に強調される夏の暑さも強烈。ぎらつく太陽と汗。三船敏郎の熱血演技は間違いなく映像の温度をも上げている(笑)。闇市をさまよう場面のめくるめくモンタージュが印象的。いつ終わるともしれないネチネチとしたいやらしい描写に刑事の本質がよく出ていると思う。一癖ある脇役たちの存在も効いていて、中でもスリのおばさんと桶屋のオヤジと劇場の演出家(デカダンな千秋実!)が良い味を出していた。終始イジケ顔の淡路恵子も可愛い。
『ノン、あるいは支配の虚しい栄光』
マノエル・デ・オリヴェイラ/1990年・ポルトガル=スペイン=仏
見事な映画。一本の巨木を延々と映し出すオープニング・シーンの驚くべき吸引力。まるでアンゲロプロスの重厚さとタヴィアーニ兄弟の牧歌的な世界が融合したような映像感覚だ。カエターノ政権末期のアフリカ、泥沼の植民地戦争に従軍する兵士たちによって語られるポルトガル戦史。行き来する現在と過去、饒舌に語られる植民地政策の功罪、淡々と描かれる興亡の様。固定キャメラとミドル・ロングショットによる長回しが、過去を厳粛に傍観する老監督の超然たる眼差しを感じさせる。圧巻だったのは大航海時代のシークエンス。ポルトガルの詩人カモンイスの叙事詩「ウズ・ルジアダス」の一節を歌劇で描くファンタジックな映像美が素晴らしい。その天上的な愛の世界は、敗北と死が横溢する本作にあって強烈な異彩を放っている。やっぱりオリヴェイラは凄い。必見!
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