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家族で観ようこの映画!

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自分が小さい頃、TVで放映されていた映画をよく両親と一緒になって観ていた記憶があります。 些細な疑問や感じた事などを話したりして・・・今思うとそれは心地良いコミュニケーションでした。 今回のテーマではそんな親子同士の会話が弾むような作品、家族でワイワイ楽しく観るのに適しているであろう作品達を紹介していきます。

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となりのトトロとなりのトトロ 1988年・日本・86分

・監督:宮崎駿/声:日高のり子、坂本千夏


長閑な田舎の村に引越してきた小学生のサツキと5歳のメイ。 入院している母の分まで頑張ろうとする健気な姉と無邪気な妹は、ある日、お化けのトトロと出会い様々な不思議体験をする。

まず最初に紹介するのは、家族で観る映画の定番中の定番「となりのトトロ」です。 どんな作品でも家族で楽しめるところがジブリアニメの良い所ですが、中でもトトロは群を抜いて人気が高いですね。 大人はノスタルジーに浸り、子供はトトロや猫バス、そしてマックロクロスケに心躍らす!さぁ親子一緒に「さんぽ」や「となりのトトロ」を大合唱しちゃいましょ〜♪

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オズの魔法使 オズの魔法使〜The Wizard of Oz〜1939年・アメリカ・101分

・監督:ヴィクター・フレミング/主演:ジュディ・ガーランド


ボームの童話に基づく、ファンタジー・ミュージカルの古典。竜巻によって魔法の国へと迷い込んだドロシーが、脳みそのない案山子、心のないブリキのきこり、勇気のないライオンと共に、それぞれの願いを叶えてもらうために危険な冒険へと旅立つ。

映画音楽永遠のスタンダードナンバー「虹の彼方へ」他の素晴らしい楽曲と原色を多用したゴージャスな色彩設計が往年のハリウッドの豊かさを感じさせる、今もって新鮮な輝きを放ち続けるミュージカル映画の傑作です。そのファンタジックな内容や、ドロシーと愛犬トトの可愛らしさと、まさに家族で観るには持って来いの作品だと思います。ただしブリキの木こりとライオンのメイクはかなり不気味なので小さいお子さんは怯えるかもしれません(笑)

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E.T.E.T.〜E.T. The Extra-Terrestrial〜1982年・アメリカ・115分

・監督:スティーブン・スピルバーグ/主演:ヘンリー・トーマス、ドリュー・バリモア


10歳の少年エリオットと地球に置き去りにされた宇宙人との心温まる友情、そして別れまでを描いたスピルバーグの代表的なSFファンタジー。

数々のパロディーを生んだ80年代最大のヒット娯楽映画。E.T.の片言のセリフ「E.T.フォン・ホーム」は流行語にもなりました。子供の視点に合わせたローアングルのカメラが素晴らしく、後半の展開もハラハラドキドキの連続!またジョン・ウィリアムズによる音楽が絶品で、自転車が空中に浮き上がるシーンでは震えがくる程の効果を発揮しています。ただしこれもE.T.のデザインに子供が引く可能性あり(^^;

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メリーポピンズメリーポピンズ〜Mary Poppins〜1964年・アメリカ・140分

・監督:ロバート・スティーヴンソン/主演:ジュリー・アンドリュース


仕事第一主義の両親に辟易してる子供達の元へ、ある日東風に乗って魔法使いのメリー・ポピンズがやって来る。そして彼女の様々な魔法により夢のような楽しい日々が訪れるのだった。

イギリスの女流作家P・L・トラヴァースの童話を元にディズニーが製作したメルヘンチックなミュージカル。 「チム・チム・チェリー」や実写とアニメが合成された「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」など素敵な歌と踊りが満載!なかなか子供と遊んであげられないお父さんは、この作品を観たらハッとしちゃうかも!?

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サウンド・オブ・ミュージックサウンド・オブ・ミュージック〜The Sound of Music〜1965年・アメリカ・172分

・監督:ロバート・ワイズ/主演:ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー


オーストリアはザルツブルグの修道院。大の歌好きで活発な性格のマリアは、院長からトラップ家の家庭教師をするように言われる。一家には7人の子供達がいたが、父親の厳格な教育により重苦しい空気が漂っていた。そこでマリアは子供達に遊びや歌を教えて明るさを取り戻そうと奮闘する。

家族で観て欲しいミュージカルの決定版と言えばこの作品!ストーリーの面白さやダイナミックな映像美も さることながら、やはり劇中に散りばめられた名曲の数々が素晴らしいです。マリア先生が唄う「私のお気に入り」や「ドレミの歌」には思わず一緒になって口ずさんでしまうことでしょう(#^^#

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リバー・ランズ・スルー・イットリバー・ランズ・スルー・イット〜A River Runs Through It〜1993年・アメリカ・124分

・監督:ロバート・レッドフォード/主演:ブラッド・ピット、ブラッド・ピット 


原作はシカゴ大学教授ノーマン・マクリーンが74歳で執筆した自伝的処女作『マクリーンの川』。20年代のモンタナ州の田舎を舞台に兄と弟、そして牧師の父との絆をフライ・フィッシングを通して描き出した ノスタルジー溢れる感動作。

雄大な自然をバックに古き良きアメリカの家庭の姿を抑制の効いた演出で見せる第一級のホーム・ドラマです。 川に魅せられ川と共に成長していく兄弟を誠実な眼差しで捉え、ホロ苦くも爽やか青春映画に仕立ててあるところは実に見事! 川面を滑らかに伝っていく釣り糸の描写は溜息が出るほどの美しさです。この映画で心の洗濯をしてみてはいかが?

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グーニーズグーニーズ〜The Goonies〜1985年・アメリカ・117分

・監督:リチャード・ドナー/主演:ショーン・アスティン


ある日、海賊ウィリーが隠した財宝のありかを知った7人の少年達"グーニーズ"が、ウィリーの仕掛けた罠や、宝を狙うギャング一家の追跡をくぐり抜けて活躍する冒険活劇映画。

シンディ・ローパーの唄う主題歌やファミコンゲーム(これがかなり面白い!)にもなり日本でも大ヒットとなった本作。スピルバーグ製作というだけあってお遊び感覚いっぱいの娯楽映画に仕上っています。ただビックリさせるシーンがかなり あるので小さい子供には恐いだけかも。顔面タワバ(注・北斗の拳)状態の海賊にも泣き出す可能性アリ(←大人でもビビリます笑)。

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赤毛のアン赤毛のアン〜Anne of Green Gables〜1991年・カナダ・141分

・監督:ケヴィン・サリバン/主演:ミーガン・フォローズ、コリーン・デューハースト


ルーシー・モード・モンゴメリの名作の映画化。美しい自然と、養い親であるマシュウ、マリラの愛に包まれながら成長していく少女アンの姿を描いた感動作。

これも家族映画の定番中の定番ですね〜。特に女の子がいるご家庭には必須のタイトル と言えるでしょう。また「赤毛のアン」というと日本人にはアニメ版の方が馴染み深いかもしれませんが、この実写版の 配役はアニメ版のイメージとピッタリ重なるので何ら違和感はないと思います。 天真爛漫で繊細なアンの姿にはきっと誰もが共感することでしょう。尚、本作にはエピソードを大幅に追加した「完全版」 もあるので初見の方はそちらをオススメしますよ(^^

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バック・トゥ・ザ・フューチャーバック・トゥ・ザ・フューチャー〜Back to the Future〜1985年・アメリカ・116分

・監督:ロバート・ゼメキス/主演:マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド


高校生マーティは、友人であるブラウン博士が開発した次元転移装置を搭載した車デロリアンに思わぬトラブルで乗り込み、85年から55年へとタイムスリップしてしまう。そこでサエない未来の父親に会ったマーティは、何とか未来の母親とカップルにさせようと四苦八苦する。

日本でも大ヒットしたマイケル・J・フォックスの代表作。奇抜なストーリー展開に加えて、道具の面白さ、ノスタルジックな青春映画的雰囲気も加味させた極上の娯楽映画になっています。最後のドンデン返しも痛快この上なし! 問答無用で楽しめる超オススメ作品です。

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キャスパーキャスパー〜Casper〜1995年・アメリカ・100分

・監督:ブラッド・シルバーリング/主演:クリスティーナ・リッチ


心理学者とその娘が引っ越してきた家は何とお化け屋敷だった。無邪気で心の優しい少年ゴースト、キャスパーと悪戯好きの邪悪なゴースト達が引き起こす珍騒動を描いたファンタジック・コメディー。

元は40〜50年代にかけてコミックスとTVアニメで人気を博した作品の実写化。CGのゴースト達が 俳優達と全く違和感なく融合され画面狭しと大暴れする様は一見の価値アリです。子役時代のクリスティーナ・リッチがとってもラブリーな痛快娯楽作。

友だちのうちはどこ?友だちのうちはどこ?〜Where is My Friend's Home?〜1987年・イラン・85分

・監督:アッバス・キアロスタミ/主演:ババク・アハマッドプール


誤って友達のノートを持って帰ってきてしまった少年。このノートがないと友達は退学させられてしまう。ノートを返す為、一生懸命友達の家を探し回る少年をユーモラスに、詩情豊かに描き出す「ジグザグ道3部作」の第1作目。

これを観た竹中直人が「もう死にたい。遺書も用意した」と嫉妬した珠玉の名編。 あまりにシンプルで、あまりに映画的なその内容、映像には自分も度肝を抜かれました。「とにかく友達にノートを届けるんだ」という少年の直向な姿勢を独特のユーモア感覚で見せていく監督の手腕にただただ脱帽です。映画の持つ懐の深さを改めて実感できた傑作中の傑作!3部作の他作品「そして人生はつづく」と「オリーブの林をぬけて」も是非観てくださいね(^^

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運動靴と赤い金魚運動靴と赤い金魚〜Children of Heaven〜1997年・イラン・88分

・監督:マジッド・マジディ/主演:アミル・ファロク・ハシュミアン、バハレ・セデッキ


妹ザーラの大事な靴を無くしてしまった少年アリ。親には言えず仕方なく兄妹は1足だけのアリの靴を交替で履いて学校へ通う。ある日、マラソン大会の三等賞品に靴が含まれている事を知ったアリは、ザーラの為に出場を決意するのだった。

イランは厳しい検閲制度の影響からか数多くの傑作児童映画を輩出していますが、本作も 心温まる兄妹愛を描いた美しい小品です。学校に遅刻せんと迷路のような路地裏を懸命に走る 姿にはイラン映画ならではの素朴で力強い感動があります。

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わが谷は緑なりきわが谷は緑なりき〜How Green Was My Valley〜1941年・アメリカ・118分

・監督:ジョン・フォード/主演:ウォルターピジョン、モーリン・オハラ


19世紀末のイギリス、ウェールズ地方の炭坑町。押し寄せる不景気を背景に、炭坑夫一家の生活を厳しく、そして温かく描き出す感動の良心作。

今回一押しの作品はこれ!10歳の少年ヒューを軸に炭坑に生きる大家族の様子を優しく、美しく、愛情溢れる描写で綴った至極のホーム・ドラマ。ヒューのいじめ問題や兄達と父親の対立、炭坑事故など家庭内で起きる様々な困難を描くと同時に、ひとり娘の恋やその相手である牧師とヒューとの交流など心温まるエピソードも多数描かれています。 かなり古いですし今となっては地味なのかもしれませんが、家族の絆というテーマは普遍的で時代を超越するもの。是非これは家族で観て欲しい作品ですね〜。

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遠い空の向こうに遠い空の向こうに〜October Sky〜1999年・アメリカ・107分

・監督:ジョー・ジョンストン/主演:ジェイク・ギレンホール


1957年・10月。ソ連のスプートニク打ち上げに感動した田舎の高校生4人が、自分達だけでロケットを打ち上げようと計画するが・・・。仲間との友情や父子の対立による青年の成長を、数々のオールディーズナンバーに乗せて爽やかに描いていく。

夢を持つという事の大切さ、そして家族の愛を正攻法で描いたアメリカらしい青春ドラマの佳作です。 主人公の少年が様々な問題に悩み苦しみながらも前向きな姿勢でそれらを打破していく・・・。こういう小細工のない素直に感動できる作品を作らせたらやっぱりハリウッドは上手いですね。まさに家族で観る映画の王道と言える良作です。オススメ!

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奇跡の人奇跡の人〜The Miracle Worker〜1962年・アメリカ・103分

・監督:アーサー・ペン/主演:アン・バンクロフト、パティ・デューク


生後すぐにかかった熱病により、三重苦というハンディを背負わされたヘレン。そんな暗黒世界で育った彼女は7歳になっても獣のようにしか振る舞えない。そこで両親は、アニー・サリバンを個人教師として招くことにする。

ウィリアム・ギブスンによるブロードウェイの戯曲を映画化した実話に基づく作品。 数々の困難を乗り越え「物には全て名前があり、その名前が物を表わす」という事をヘレンが理解するラスト は実に感動的。シリアスな題材を扱いながらちゃんと娯楽作品になっている点も素晴らしいです。 アン・バンクロフトとパティ・デュークによる鬼気迫るような演技合戦は必見!

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スタンド・バイ・ミースタンド・バイ・ミー〜Stand by Me〜1986年・アメリカ・85分

・監督:ロブ・ライナー/主演:リバー・フェニックス、ウィル・ウィートン


モダンホラーの帝王スティーブン・キングによる自伝的小説を映画化。50年代のオレゴン。小さな町に住む4人の少年が、行方不明になった少年の死体を探しに鉄道線路を辿っていくロード・ムービー感覚の思春期映画。

アメリカの美しい自然と数々のオールディーズナンバーに乗せて少年達の心の成長と友情を描いた本作。 誰もが体験する少年期の繊細な心情や行動と言ったものを巧みに映し出している点が素晴らしい! 今は亡きリバー・フェニックスの奇跡的な存在感も忘れ難いです。ラストに流れるベン・E・キングの 「Stand by Me」が切なく心に響きわたる・・・。

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やかまし村2部作やかまし村2部作 1986年・スウェーデン・90、86分

・監督:ラッセ・ハルストレム/主演:リンダ・ベリーストレム


童話作家アストリッド・リンドグレーンの原作を映画化。家が3軒しかない村で暮らす6人の子供たちの夏休みを描いた「やかまし村の子どもたち」、そして冬を中心に一年間の季節行事の模様を描いた「やかまし村の春夏秋冬」の全2作があります。

どんな些細なことでも冒険になりえた子供時代の活気に満ちた日々。その輝きをスウェーデンの美しい風景と共に瑞々しく描いたとっても愛らしい小品です。子供達が巻き起こすいろいろな出来事はどれも温かいユーモアがあって 観ている側をほのぼのとした気持ちにさせてくれます。でも親ばっかりが感心しちゃうかもしれませんね・・・(^^;

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突拍子もなく始まったこの「CinemaBox」ですが皆さんいかがでしたでしょうか?今回紹介した作品達は数ある家族向け映画のほんの一部です。他にも皆さんオススメの作品があれば是非こちらへカキコしてくださいね!お待ちしております。

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