入院・手術に向けての準備

3/26(月) 午後A病院で貯血。400cc
4/ 9(月) 午後A病院で貯血。400cc

入院

2007/4/17(火) 
9:05 A病院 病室(4人室)に案内される。入院。 4人室は6人室と比べ室料差額料金6,825円/日。 この日の検査は検尿と血液検査 10:30 売店で水と飴購入。(583円)
10:40 尿の量を測り用紙に記入。
11:45 D医師より30分程度手術について説明を受ける。手術当日(4/19).は家族の付添いが必要と聞き、妻にtelして依頼した。
16:15 売店で寝巻き(3,255円)、尿取りパッド(896円)、お茶(147円)購入(合計4,298円)
18:00 麻酔医より話を聞いた。
◇前立腺の周囲には血管が多い。ただし個人差が大きく非常に太い血管がたくさんある人とあまりない人がいるとのこと。
◇尿漏れは最初は殆どの人が発生する。1週間でなくなる人と、半年くらいかかる人と、個人差がある。
◇尿道の縫い目がしっかりつくまで縫い目から尿が漏れる。それを防ぐためチューブで抜き取る。  具体的には陰茎の先から尿道の内部にチューブを入れ膀胱から尿を抜き取る。このチューブを1週間くらいで抜いて縫い目の付きが完全か確認をする。  付きが不完全の場合は再度陰茎の先からチューブを入れる。

この日はかなり暇な感じ。ソニーのウォークマンを時々聞いた。 病室からの眺めは良い。ただしベッドが窓側でないため少しがっかり。 しかし、手術後の尿漏れ測定に頻繁にトイレを使用することになり、室内のトイレに隣接してベッドがあったため助かった。 ナースセンターのワキのスペースからは夜景が良く見える。 明日は21時から断飲食。

4/18(水)
5:00 起床
8:00 朝食(和食+牛乳)
8:30 売店で石鹸、洗剤、シャンプー購入 987円
9:00 医師による触診。前立腺は直腸に隣接しているため触診は肛門から。前立腺は少し大きいが触った感じは問題なさそうとのこと。
12:00 昼食
14:00 下剤服用
14:30 乾燥機空いたとの連絡あり。 下剤の効果を報告するよう言われた。(水様の便がでたら伝える)
19:30~ ナイター観戦 巨人-広島
21:00 下剤服用
   執刀医のC先生が来られた。

前立腺癌摘出手術

4/19(木)
5:30 起床
6:10 浣腸
8:00 妻と娘に会う
8:25 手術室へ
14:30 名前を呼ばれたような気がして目覚める。 下半身はまだ麻酔から覚めていない感じ。
    妻と娘に会う。執刀医のC先生から摘出された前立腺を見せられたとのこと。
16:00 病室に戻る
17:00 血圧が低下したため、点滴等の処置を受ける。
   夜中に喉が渇くが、水も飲めない。

4/20(金) あまり良く眠れなかった。
9:30の回診で酸素マスク外れる。血圧の処置がそのままのため動けない。
   手術の傷跡は順調とのこと。
電源はずして(バッテリー付き)良いとのことで病室内のトイレまで歩いた。
午後 レントゲン撮影 レントゲン室まで行くのは無理とのことで病室でレントゲン。
ベッドの周りを行ったりきたり。
17:06 オナラガでた。
17:45 血圧処置剤が外れた。左の手首の動脈に針が刺さっていた(血圧測定用?)ので止血が少し大変であった。
心電図測定器はまだ体に張り付いている。(無線でナースセンタにデータが送られている)
レントゲンの結果はOK。血圧128
16:00 執刀医のC先生が来られた。

体に下記のような測定器、針、薬剤、チューブ等が接続されている。

心電図測定器(バッテリー付き)
体内の廃液を体外にくみ出すポンプとポンプに接続されたチューブ(ドレイン)が腹の皮を貫通している。
痛み止めの薬液を背中から体内に入れる針とチューブと薬液の入った袋。
陰茎の先からチューブが出て、尿を溜めるかなり大きな袋につながっている。
この袋は尿の色が分かるように透明で点滴のスタンドのキャスターのある台に置かれている。
薬剤と薬剤を体内に入れる点滴の針とチューブ。

4/21(土)
血圧 104
朝ロビーまで行って水を飲む。左側の痛み止めの効きが右側より弱いせいか力を入れると痛む。それでも我慢をして歩いた。(できるだけ歩くように言われた) 歩くと尿の色が赤くなる。
8:00 朝食 重湯と味噌汁とドリンク ガスが良く出る。
8:30 トイレで頑張る。ガスと下痢便が少し出た。テレビのカード購入(1,000円)
12:00 昼食 お粥になった。林檎もでた。
食事中に体の向きを変えたら点滴の針が外れてしまった。寝巻きにも血がついた。
14:00 妻と娘が来てくれた。同室の退院する人から水と週刊誌を貰った。
ネマキ2枚と水(500ml)3本、T字帯5枚の購入を頼んだ。
背中の痛み止めはストップとなった。
夕方から傷が痛み出した。
18:00 夕食は半分くらいしか食べられなかった。下痢便が少し出た。 点滴が外れた。
心電図計と痛み止めのボトルが外れた。
夜中にトイレで頑張ったが便は出ない。 静かにしていると痛みはあまり感じない。 腹筋を使うと痛む。 T字帯が汚れる。

4/22(日)
8:30 ネマキとタオルを洗濯する。 テレビのカード500ポイント
9:30 診察 とくに問題なし、順調とのこと
11:30 携帯エリアでメール確認(なし)
12:00 昼食 頑張って食べる。食べたり動いたりすると汗をかく。
12:40 やっと便が出た。踏ん張り方が不足している。痛みのために難しいが痛みをこらえて頑張った。 踏ん張ると陰茎の先のチューブの境目から赤い尿が漏れ出す。
14:30 センターに入院証明書を頼んだ。受け取りは外来とのこと。
15:00 携帯エリアまで歩く。汗がでる。

4/23(月)
今日で入院して1週間がたつ。
6:00ロビーまで歩く。
6:30 採血 部屋でクイズの本を読んだ。今日も汗で苦戦しそう。でもなるべく歩く時間を増やそう。
7:30 妻にtelして少し現金を頼んだ。
8:00 朝食は薄切りパン2枚 ジャムとバター付き牛乳とサラダ 完食
8:30 洗濯
9:15 診察 順調とのこと ヤンキース-レッドソックス観戦
12:00 昼食 完食
13:50 レントゲン 胸部と腹部
14:10 妻にネマキを洗濯してきてもらった。あいかわらず汗をかくが少し減ったかも

立っている時間を増やしたほうがよいかも 水1リットル、ポカリスエット500×3 お茶1本頼んだ。2回目の洗濯を妻が手伝ってくれた。

18:00夕食 汗をかきながらほぼ完食 途中先からの尿漏れ。T字帯交換

17:40 歯磨きのときも尿漏れ。看護師に聞いたが隙間から漏れることはよくあるとのこと T字帯を汚さないようにパンツをはくことも勧められたがガーゼでもよいとのことなのでガーゼを頼んだ。 尿取りパッドでは部分的になるから勧められないとのことだが応急処置として試してみることにした。 計画では25か26日にはチューブが外せるとのこと後2~3日の我慢

4/24(火)
昨夜右手の点滴の針が抜けた。今朝の朝食は少ししか汗をかかなかった。
8:30 便が出た。でるときまだ下腹部が痛む。
9:30 尿のチューブが抜けた! これで身軽になった。
10:30 尿取りパッドを使用してブリーフをはく。
11:00 体操(骨盤底筋体操) 尿道を締める筋肉を鍛える体操 20分
尿漏れはかなり手強いと感じた。
ブリーフが汚れたのでトイレへ。尿をビーカに溜めて計量するが殆どでない。零ではないので1ccと記録した
パッドの重さ120g(正味95g) これでは垂れ流し状態。
現在残っているチューブはお腹に入っている1本だけ。 これも明日には抜けるそうだ。
11:30 このチューブが抜けてネマキが汚れたので処置を頼んだ。
12:00 昼食完食。
12時、14時、17時と3回パッドの重さ測定。ビーカに溜まる尿は殆ど0(いや0ではない!1cc程度)

尿漏れはかなり苦戦かも。今夜は2時間おきに起きて測定か。ブリーフはゴムが手術跡にかかって痛みが出たので、 売店でトランクスを購入した。このほうが具合が良いので妻にプラス2枚頼んだ。売店ではさみとテープ(パッドの取り付け用)を購入。 水1リットル+500ml×4を2回に分けて運搬した。

18:00 夕食の前にトイレで20ccほどでた。トイレで出た比率は10%でパッドへの漏れ量は90%。でも20ccは大幅増
20:00 45/85 45cc溜められるということらしい。

筋肉体操のせいか腹の皮が痛む。 夜中は1時間ごとに尿意のため目が覚める。 この日の夜は70~80cc位の尿が膀胱に溜まると尿意のため目が覚めトイレへ急ぎ尿の計量をした。尿意は膀胱に溜まった量だけでなく、 漏れそうになるという感覚により生じるらしいことが分かった。つまり尿道を締めている筋力が弱いと僅かな量の尿が膀胱に溜まっただけで尿意を催すことになる。 70~80cc位が今のところの筋力か。筋力の5倍増が必要か

4/25(水)
昨夜は殆ど眠れなかった。少し頭が重い。4時頃より起きだした。
6:00 トイレで80ccでる。パッド36g 筋力体操実施。
6:30 便がでる。出すのに苦戦した。筋力のせいか。 パッドの使用量が予想より大。(在庫11枚)昨日の10時から19枚使用。
9:00 診察で明日退院。予想より早い。抜糸とチューブ抜きも終わり。シャワーを浴びても良いとのこと。まず漏れをなくすことが先決といわれた。
19:40 執刀医のC先生がこられた。「結構もれているネ。歩いて。時間の問題です」と励まされた。

退院

4/26(木)
昨夜も1時間ごとに目が覚めて尿の測定をした。少し頭痛がある。寝不足か
横になっていると100~120cc程度まで溜められそう。立ち上げると60ccくらいもれる。
妻が来てくれて退院の準備をしてくれた。入院費用(329,760円:3割負担)をデビットカードで支払って退院。自宅までタクシーも考えたが、最寄駅までタクシーであとは電車で帰った。 入院10日間は予想より短い。


征爺やの前立腺がん パッド(参考)

ユニ・チャーム(株)あんしん尿とりパッド(巾20cmx長さ38cm)57枚入り約1,000円。A病院の売店で販売されていたもの。