天国の姉への「詫び状」
H20(2008)年 作成

少し早く?逝った、天国の富美子お姉さん、、
あなたが逝ったのは、平成11年12月、クリスマス寸前でしたね。
光陰矢の如し、速いもので、9年が経過しました

あなたが倒れた、、と連絡を受けたのは、、夜の何時頃だったか?
パジャマも着替えず駆けつけた時、既に意識は有りませんでした、、
「何か?」言い残す事は無かったんでしょうか?
何も言えなかった貴女は悔いが残ったことでしょう
聞けなかった、私も残念の極みです。
あ、そうそう、言い忘れるところでしたが、、
二人の孫は大きく成って、元気に学校へ通って居ます
安心して下さい

田植え・米と麦の二度の取り入れ・その他、、、
農家の働き手として、小中学校も休みがち、、
義務教育も満足に受けられなかったですよね、、
本当に大変でしたね、、ご苦労さま、、
高校教育まで受けた自分とは、差があり過ぎますね
「智義(私)と家の犠牲になった」と時々言ってましたね。
あれは本心だったのでしょうか?
私は複雑な気持ちでした。

この場を借りてお詫びを、、一つ、、
僕はあなたの結婚式を欠席してしまいました、、
家出をして貴女の結婚式の日に帰って来ませんでした。
現在でも、心に刺さった大きな棘です。
詫びて済む問題では有りませんが、、
其れでも、、この場を借りてお詫びします。。
申し訳有りません、、

僕が初めて家出して、帰った時に、
抱きしめて泣いてくれた、、お姉さん、、
あの時は嬉しかった、現在でもはっきり覚えて居ます
有難う、、感謝してます、、

処で、、お母さんに逢えましたか?
お母さんの記憶は残って居るんでしょうね、、
羨ましいな〜 僕は全く有りません
だって、僕は余りにも幼かったですからね、、

僕は貴女の年齢を超え、間もなく古希を迎えます、、
其方へ逝くのも、それ程先ではないでしょう、、
其の時は、仲良くしてください、、