天国の父への「詫び状」
H20(2008)年 作成

天国のお父さん
あなたが天国へ召されたのは、僕が38歳の梅雨前でした
人生の伴侶を早くに亡くされ、寂しかったでしょう、
  お母さんが居たらな、、
  それは俺の言う台詞だ
こんな会話を時々、しました、、覚えてますか?
現在なら、貴方の気持ちが判ります

伴侶亡き後、男手一つ育てて呉れて有難う
大変だったでしょう、、
生後間もなく「右足股関節の骨膜炎」を発症した僕を、、
愛知県から岐阜県下呂町まで、電車を何度も乗り継いで、
時は昭和16(1941)年、車など無い時代、、、
度々、治療に連れて行ってくれた、、
伯父さん・伯母さん達に、よく聞かされました。
同じ立場で、僕に出来たか如何か?御苦労が判ります
お父さんの気持ちが天に通じたのか?
右足股関節脱臼は、残りましたが、
人並に人生を送る事が出来ました
私も、もう少しで、お父さんの歳に成ります

なのに、、貴方に酷い仕打ちをしました
財布から、お金を無断借用したり、、
株券を持ち出してお金に換えたり、
トンデモナイ仕打ちですね、、

その後、僕は25歳で現在の妻と結婚、
子供も男女各1人づつ、あなたの孫達です
孫を抱かせて上げられた事が、唯一の親孝行かも
その孫たちも、元気に大きく育ちました、、

そうそう、家族全員でドライブに行きましたね
京都・伊勢志摩・恵子の実家の長野、、
  親父、一緒に行く?
  行く、、
現在、しみじみ思います、、
行ってて良かった〜と、、

お母さんに逢えましたか?
早く別れたんだから、、
二度と離れては駄目ですよ、、
仲良くしてますか?してますよね、、